越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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Q4-①.質問


 次に、4項目めとして、治水対策についてお伺いします。昨年10月の15日から16日にかけて襲来した台風26号によって、越谷市内では各所で大きな被害が発生しました。その後、各議員からの質問、提案によって対策が現在進められている点もございます。しかし、今後台風シーズンが到来する前に、先週、日本の各地を豪雨が襲いました。越谷でも特に金曜日の晩から土曜日にかけてはかなり強い雨が降り、河川の水位も上昇をいたしました。土日に市内各所を見て回りましたが、その際に対応策を講じている市職員や市内業者の姿も見かけました。一連の作業に感謝するとともに、今後とも市民の安心、安全のためにご尽力をいただきたいというふうにも思っております。
 さて、この項目について3点お伺いしますが、まず1点目に大相模調節池完成後の中川水系の水位についてお伺いします。大相模調節池は、レイクタウンのまちびらき以来、これまで親水空間としてさまざまなレジャーに活用されてきましたが、いよいよ本来の貯水機能を発揮する日も近づいてまいりました。完成の後には、元荒川から中川へと流れる水を一時的に最大約120万立方メートル、50メートルプールにいたしますと、約800杯分の水をためることができるということでございますけれども、そうなれば、増水時に元荒川から中川へと流れる水量が調整され、結果として、中川に合流する各河川の水量にゆとりが生じ、水位上昇についても若干現在よりも緩やかになるのではないかという期待もあります。もちろん水位上昇は、流域での雨の降り方によって大きく左右されることだとは思いますけれども、大相模調節池が完成した後に増水時においてどのようになると想定されているのかについてお伺いします。


Q4-②.質問


 2点目に、せんげん台駅東口周辺の対策と鉄道橋のかけかえについてお伺いします。せんげん台駅東口では、大雨時においてしばしば駅前周辺が冠水し、その対策が待たれるところです。この点については議会でも以前質問がありましたが、その際の答弁では、今後現地調査を行うということでしたが、それによって具体的な問題や対策はどのようになっているのかについてお伺いします。
 また、鉄道橋のかけかえを行う予定であるとも聞いております。こちらは県と東武鉄道との話でありますが、その状況について具体的にどのようなことを把握しているのか、その内容についてもお伺いいたします。


Q4-③.質問


 3点目に、増水時の市民への情報発信についてお伺いします。昨年10月の台風26号の被害に対する対策の一環として、市民への情報発信についてその後改善策が講じられていることは承知をしております。今後もより迅速に市民へ情報が発信されることを期待しています。
 さて、大雨時でも実際に水が出やすい地域から離れているところに住んでいる市民からすると、水が出ているかどうかはなかなか意識されにくいというのが実情ではないかと想像します。例えばせんげん台駅東口でいうと、朝夕は通勤、通学で駅を利用する人は数多くいますが、水が出にくい地域に住んでいる人たちからすると、余り意識をせずに駅に来て、結果として駅周辺のところで水が出ている。靴をぬらしながら駅を目指すということにもなりかねません。どのようなときに水が出るかといえば、新方川の水位が上昇し、水門を閉めた後排水をポンプアップして対応する際に排水が追いつかない場合に水が出ます。ですので、増水時に水門を閉めポンプアップして排水をするという状況になった場合、あるいはそうなりそうな場合には、早目に市民に情報を発信することによって、市民も自衛の手段を講じることができるのではないかというふうに考えております。そのような観点から、増水時において水門を閉める状況になった際には、cityメールなどを活用して市民に情報を発信し、注意を促してはどうかと考えますが、その見解をお伺いいたします。


Q5-①.質問


 最後5項目め、子供の育ちを支える取り組みについて1点。幼保小の連携と小1プロブレムに対する取り組みについて、これは教育長にお伺いします。この件について、せんだってお隣の草加市に調査に行ってまいりました。草加市では、生まれてから中学校卒業までの育ちをともに支えるための草加市子ども教育連携推進基本計画行動計画を平成25年3月に策定し、取り組みを進めています。草加市が子ども教育の連携についての計画をまとめた背景には、子供たちの育ちを巡る環境も時代とともに変化する中で、特に子供たちにとって環境変化の大きい接続期である小学校入学前後と中学校入学前後に問題が多く顕在化する傾向にあるという問題意識からです。もちろんこの傾向は全国的なものであり、この越谷でも例外はないというふうに思っています。
 そういった中で、草加市では、小1プロブレム、中1ギャップ、中1ギャップについては今回質問では触れませんけれども。このような課題解決には、子供たちの育ちを一貫して支え、発達段階に応じた一体的な取り組みが必要だというふうにしています。このような考えのもと、市内の幼稚園、保育園、小学校、中学校がそれぞれ連携を図るとしていますが、特徴的なのは、乳幼児期から義務教育が終了する中学校期まで、つまり15年間を連続した期間と捉えている点です。草加市ではこのような取り組みを進めているところですが、越谷市における幼保小の連携と小1プロブレムに対する取り組みについて、その現状がどのようになっているのかについてお伺いします。
 また、小1プロブレムは、学校現場の話ですが、その解決は幼保と小の連携もさることながら、家庭への協力も必要であると考えています。以前から親学ということについて議会で取り上げてきておりますけれども、子供たちの保護者に対しての働きかけも重要と考えます。小学校入学前でのそのような呼びかけ、学んでもらう機会というものはどのようになっているかについてもあわせてお伺いします。
  以上で1回目の質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。


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