越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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Q2-①.質問


 次に、2項目めとして、いちご観光農園の生産拡大と市内商業の活性化についてお伺いします。先月、東京ビッグサイトで毎年開催されている自治体総合フェアにことしも足を運びました。会場をぐるりと回る際に、越谷市内の観光農園を案内するパンフレット、ちょうどいただいてきたものですが、こちらですね、こちらの越谷観光農園マップというものをいただいてきました。このブースは、川口市の経済部農政課が事務局を務めている全国都市農業振興協議会のブースでしたけれども、このようにいただいてきましたが、積極的にPRをしているなというふうに感じておりまして、このことは大変好ましいことだというふうにも思っております。イチゴのシーズンは終わりますけれども、夏場のほかの果物、そしてまた次のイチゴのシーズンには、市内外からより多くの方が訪れるということを期待しております。
 さて、いちご観光農園については、多くの議員がこれまでにも取り上げております。一例を挙げますと、平成26年3月議会で江原議員が観光農園や農作物に対する取り組みについて質問もしております。その答弁では、(仮称)越谷いちご農園団地の整備について触れた後、新たな観光資源として活用することで、訪問者の増加や市内の商工業者とのさらなる連携が図られ、ひいては地域全体への波及効果があるものと考えているというものでした。
 そこで、さらなる農商連携の観点から、現状、市としてどのような連携を描いているのかについてお伺いします。
 また、私なりに以下のような具体的な提案をしたいと思います。既にイチゴを使った商品開発は行われているところですけれども、来年のイチゴのシーズンに向けて次のようなことをご検討いただければというふうに思っています。
 これは、農、生産者側から、商、飲食店を初めとした事業者側への働きかけと、逆に商側から農側への働きかけとありますが、簡単に言えば、人の循環を促す取り組みです。人の循環を促すという取り組みですので、スタートというのがどこかというところは特にありませんけれども、イチゴができたというその部分からの循環で考えたといたしますと、まず観光農園、生産者は、イチゴを市内の飲食店や食品などの加工業者に卸します。飲食店や販売店などでは、観光農園のポスターを店先や店内に掲示しつつ、イチゴを使ったデザートやスイーツ、加工品をお客さんに提供し、そのPRを行います。さらに、観光農園のチラシを配布して、観光農園へ実際に足を運んでいただくことを促します。できれば、このチラシを持参すると、何がしかのサービスが観光農園で受けられる。そういう仕組みにできればというふうにも思っています。観光農園でおいしくイチゴを食べていただいた来場者には、今度はイチゴを使ったデザートやスイーツ、加工品を扱っている飲食店などが載っているチラシ。当然、最初に行って観光農園に案内をしてもらってまたということですけれども、最初にそれぞれの方々が訪れたお店もそのチラシには載っているというような形になりますけれども、それ以外のお店や業者なども載っているチラシ、これを渡して、市内のほかの飲食店や加工品の販売店などへの来店を促すと。できれば、このチラシも個々のお店に持参した場合には、それぞれ何がしかのサービスが受けられるような仕組みにしたいところです。
 この提案による取り組みの具体的なイメージとしては、例えば平成24年11月に当時の教育・環境経済常任委員会の調査で岡山市に調査に行きましたけれども、その取り組みでは、地産地消の取り組みということで訪問いたしましたけれども、その際に、岡山市内でさまざまに生産される果物を、市内のいろいろなお店が独自に、フルーツパフェですとか、スイーツなどですとか、そういったことに活用している、そういうPRをするチラシというものも資料としていただきました。このような形で、市内の飲食店などでの活用もできるかというふうに思っています。
 また、東武線の電車の中に宇都宮のカクテルの広告があるのを目にしますけれども、越谷でも若手のバーテンさんなどでは、独自のカクテルを開発したい。それも、越谷市内で生産される果物を使用してつくりたいという話も聞いております。
 こういったこともあわせながら消費の拡大、知名度のアップを図り、さらなる生産拡大の意欲を生産者の皆さんに持ってもらう。生産が拡大されれば利用できる量も拡大され、さらにそれを扱う市内の商業者も活性化につながるという考えですけれども、市長のご見解をお伺いします。


Q3-①.質問


 次に、3項目めとして、公有地の有効活用と売却について3点お伺いします。
 その1点目に、市有財産の売却の基本的な考え方についてお伺いします。予算編成方針を見ますと、財源の確保の観点から、自主財源のさらなる拡充に努めることとして、市の印刷物などへの広告掲載にあわせて、行政財産の活用、将来を見据えた不要な市有財産の売却などが、その手法として記載されています。もちろん行政財産を売却することはできませんので、売却は普通財産ということになりますが、今後売却を進めるという意味で、行政財産を普通財産に変更し、進めていくということなのか。ということの確認も含めてお伺いします。


Q3-②.質問


 2点目として、旧みのり学園跡地についてお伺いします。みのり学園は、昭和46年4月に開設されましたが、平成25年4月に新たに越谷市児童発達支援センターがあけぼの学園と一体化される形で整備されたことから、その役目を終え、今はひっそりしています。通りかかりますと、ジャングルジムの上に子供よりも大きそうな大きさの赤いタコの作り物がジャングルジムの上に所在なげに腰かけているのが見えまして、しばしば通りかかりながら、この赤いタコは、当時子供たちに人気だったのかなというふうにも思いをはせているところでございます。この敷地としては2,000平米弱あると聞いておりますけれども、この旧みのり学園跡地は今後どのようになるのかについてお伺いします。


Q3-③.質問


 さらに、3点目として、今後予定されている市有財産の売却についてお伺いします。越谷市の財政状況によれば、平成26年3月31日現在の市有財産、土地は、行政財産としてが229万4,602平米、普通財産としてが11万9,639平米で、合計241万4,241平米あります。これらの土地についての売却の予定が立っているものについて、もしそのようなものがあればお示しをいただきたいと思います。


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