越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

 

Q2-①.質問


 次に、環境行政の推進についてお伺いいたします。いずれも過去質問した内容ではありますが、改めてお伺いいたします。
 まず1点目に、CO2削減ライトダウンキャンペーンに対する取り組みについてお伺いいたします。昨日の橋詰議員さんの質問に重複する部分もございますが、私なりの思いで質問をさせていただきたいと思います。
 CO2削減ライトダウンキャンペーンは、2003年より環境省によって地球温暖化防止の一環として行われております。その内容は、橋詰議員さんの質問で触れられておりますので、よくご理解をいただけているものと思いますが、このような取り組みが行われている中、お隣の草加市では昨年、「見えたらいいね 天の川 草加市ライトダウンキャンペーン」と称して、草加市内各所で取り組まれました。草加市のホームページを見ますと、その取り組み状況が写真画像入りで紹介されております。昨年7月7日の午後8時から9時まで実施した事業として幾つか紹介されておりますが、例えば草加駅東口駅前の風景、その場所の消灯前と消灯後の状態が掲載されております。それをここでお見せできないのが少し残念ですが、ホームページ上の小さな画像でも明らかに違って見えます。キャンペーンを知らない人が当日その場を通りかかったら、停電でも起きたのかというふうに思われたかもしれません。この1時間のライトダウンの効果は、草加市環境課によると、草加駅東口エリア、草加松原エリアの公共施設関係だけで305キロワット分の消灯がなされて、これはCO2換算では118キログラム削減されたことになり、おおよそ8世帯が1日に排出するCO2の量に相当するとのことです。その効果を多いと見るか少ないと見るかは評価が分かれるところだと思いますし、実際にライトダウンキャンペーンを行っている最中には、地元町会の方や市職員が警備を行うなどの苦労もあったようです。しかし、事業としては一定以上の効果があったのではないかと思われます。
 また、そのときに暗くなった松原の遊歩道、綾瀬川左岸広場では、子供たちによるキャンドルナイトも実施され、その美しい画像も掲載されております。そのキャンドルナイトというのは、子供たちに環境ということを意識を持たせるには有効な手段であるのではないかなというふうに私は思っております。日本全体では相当な量のCO2削減に向けた努力をしなければならない現状では、子供のうちから意識づけを図らなければ無理ではないかとも考えております。
 さて、昨年6月議会で、市としてCO2削減ライトダウンキャンペーンを行う意思があるかどうかをお伺いさせていただきました。答弁としては、市の庁舎や一部公共施設で一斉消灯を実施するとともに、広報紙や市のホームページにより、市民、事業者への周知を呼びかけたいと考えているとありました。実際に昨年7月7日の夜間、とある会合がありまして中央市民会館を利用しておりましたけれども、職員の方が不要な照明を落とす作業をされておりました。一つ一つは小さなことかもしれませんが、しかし取り組まなければ前には進みません。
 そこで、昨年はどのように取り組まれ、さらにことしについてはどのように取り組みをするお考えなのか、またもし可能であれば、昨年の越谷市の取り組み実績の細かい数字があれば、あわせてお伺いいたします。

 

Q2-②.質問


 2点目として、環境行政に対する外部評価の導入についてお伺いいたします。これは、昨年9月議会で質問させていただいた環境首都コンテストへの参加についてでございます。ことしは第9回となる予定ですが、例年どおりですと秋口に募集がなされるかと思います。昨年質問した時点では、応募のための準備が、それを整えるには時間がなさ過ぎましたので、今回は少し時間的なゆとりがあるこの議会の場で質問させていただきたいと思います。
さて、環境首都コンテスト事務局のホームページに載っている内容から少し抜粋してお話をさせていただきたいと思います。コンテストの参加のメリットとして、次の7つが挙げられております。
1、 環境施策に関する総合的、包括的な質問に回答する過程で、自治体の環境行政を横断的に把握し、持続可能な地域社会に向けた自治体行政への課題を展望することができます。
2、 国内の先進事例を折り込んだ質問への回答作業を通じて、他自治体の取り組み状況やすぐれた事例、また市民から見た評価ポイントなど、環境行政推進に向けた有用な情報が得られます。
3、 コンテストの結果を他自治体のものと比較することにより、参加自治体の中で、自治体の環境行政がどれくらいの位置を占めているのかを客観的に把握し、見直すための材料が得られます。
4、 環境NGOによる取り組みの評価により、自治体内部や議会における環境担当部署の評価の高まりが期待できます。
5、 メディアを通じて大きく報道されるため、地域住民へのアピール効果も大きく、地域住民の環境問題への関心の高まりが期待できます。
6、 コンテストの評価結果は、合併後の新自治体においても、環境行政の継続と拡充の必要性を説く根拠になり、新自治体の施策に影響を与えることが期待できます。
7、 コンテストと連携して開催する交流会等へ優先的に参加できます。参加により、他自治体や主催者である環境NGOとの人的交流を深めることができます。

 以上の7つのほかに、環境首都を地域社会の目標として、またコンテストを自治体評価の有効な道具として用いるようになってきています。さらに多くの自治体が本コンテストの結果を分析し、取り組みの弱かった施策を見直したり、相互訪問したり、先進事例集を参考に、よりすぐれた施策を組み立てられていますとあります。このように、より客観的な形で現在の越谷市の環境の取り組みについての評価を得ることは、市民や事業所への環境意識、啓発にも役立つと考えますが、環境首都コンテストへの参加のお考えについてお伺いいたします。
また、その他外部から評価され得るものへの参加のお考えがあれば、あわせてお伺いいたします。

 

Q3-①.質問


 次に、3項目めとして、国際交流事業についてお伺いいたします。急速なグローバル社会の進展が見られる昨今、例えば先ほど質問をしました新型インフルエンザもそうですが、どこか遠い外国の話と思っていたことが、あっという間にごく身近な問題になるほど国際化というものが進んでおります。その進展する国際社会に対応すべく、越谷市でも国際交流協会を初め、各種団体がキャンベルタウン市との交流や、あるいは市内の在住外国人を対象にしたり、あるいはその人たちの母国との交流事業を展開するなど、さまざまに活動をしております。それらを踏まえて、国際交流について数点お伺いいたします。
 まず1点目に、キャンベルタウン市との姉妹都市交流の経緯についてお伺いいたします。オーストラリアのキャンベルタウン市と姉妹都市提携を締結してことしで25年を迎えます。残念ながら私自身は列車で通りすがっただけで、町なかを見たことがないのですが、きっとほかのオーストラリアのまちのようにすばらしいところなのだろうなと想像をしておりますが、このキャンベルタウン市との交流をスタート時点から現在までの経緯、状況についてお伺いいたします。

 

Q3-②.質問


 2点目として、国際交流協会と市の役割分担についてお伺いいたします。キャンベルタウン市との交流、市内在住外国人との日常の交流、さらにはそれ以外の外国との交流を図る上において、それぞれに役割を担っているかと思いますが、改めてその主な役割についてお伺いいたします。

 

Q3-③.質問


 3点目として、姉妹都市提携25周年に当たる今年度の事業についてお伺いいたします。20周年の折にはいろいろな記念事業も行われたというふうに聞いておりますが、今回25周年に当たってはどのようなお考えであるのか、お伺いいたします。

 

Q3-④.質問


 4点目として、今後の姉妹都市交流のあり方についてお伺いいたします。急速に国際化が進む現在の社会においては、国際化を見据えたまちづくり、人づくりが重要であると考えます。そういった中で、今後の姉妹都市交流のあり方について、例えば姉妹都市をふやす、あるいは姉妹都市という枠組みにとらわれずに人的な交流先をふやす、あるいはまた交流を行っている各種団体への市の対応など、そういったさまざまな点についてお考えをお伺いいたします。

 

 
 
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