越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

 

Q2-①.質問


 次に、市民への健康増進事業としての保養施設利用について、数点お伺いいたします。近年では、健康の維持増進に対して人々の意識は高まっております。もっともその意識が本当の意味での健康な体づくりに結びついているかと言えば、例えばメタボという言葉、また実際にそういった体型の方が少なからずいらっしゃることからも明らかなように、現実には一層健康に留意をしなければならない人が多いのも実情です。しかし、比較的高齢の方の中には、日々手軽にできる運動としてウオーキングやラジオ体操、また仲間と一緒にグラウンドゴルフなどで汗を流しながら健康に気遣っている人も少なくありません。そういった中、自然の中で汗を流すことができる環境が周囲にある小鹿野町には、従来「おがの山荘」があり、多くの市民が訪れておりました。「おがの山荘」へは、平成19年度には越谷市民が約3,000人、近隣の自治体も合わせますと約6,500人の利用者があったと聞いております。しかし、施設の老朽化等が進んだ結果として、本年3月末をもって惜しまれつつ廃止となりました。しかし、それを契機として新たな施設と契約を結び、市民の健康増進や手軽な行楽先として利用され始めているところでもあります。
 そこで、まず1点目として、両神荘を初めとする諸施設の利用状況についてお伺いいたします。「おがの山荘」廃止に伴い、新たに小鹿野町内の5つの施設と保養施設としての契約を交わしたそうですが、4月1日以降の利用状況をそれぞれお示しいただければと思います。また、それぞれの施設の特色も、それぞれ特色があるのかもわかりませんが、もし特色があるようであればあわせてお示しいただければと思います。

Q2-③.質問


 2点目として、市民へのPRの促進についてお伺いいたします。「おがの山荘」廃止に際しては、廃止という広報は事前から十分であったようですが、それにかわる施設を新たに契約したという話は余り市民の方々は認識をされていないのではないかなという気がしております。むろん多数の市民の方々が訪れているとは聞いておりますが、先日の産業フェスタの折に小鹿野町の方がPRブースを出しておりまして、原木からとったシイタケというのも販売しておりました。私もちょっと買わせていただきまして、後日食べましたけれども、そこに多数の市民の方々が訪れておりまして、いろいろとPRの話も聞かれておりました。意外と市民の方々もそういうふうに利用できるということもご存じなかった方が案外おりました。やはりまだPRが足りないのかなというふうに思いますが、ちなみに市役所1階のところにいろいろとそういった施設のパンフレットもございまして、小鹿野町へ国民宿舎両神荘、こちらですね、ですとか、それ以外の施設、また秩父地方の行楽についても書いてあります秩父鉄道ニュース、そういったものが1階にも置いてございました。国民健康保険課の前の通路のところにございましたけれども、たまに市役所に寄られる方はあるいはこれを手にとられて、実際に行かれているのかもわかりませんけれども、そうでない方々ですとちょっとまだPRが足りないという部分もあるのかなというふうに思っておりますので、これまでのPR状況、また今後の予定についてお伺いできればと思います。

Q2-③.質問


 3点目として、今後の小鹿野町に対する施策についてお伺いいたします。小鹿野町へは、アクセスに若干の難があるものの、温泉もあり、周囲の環境のよさから保養施設の環境としては決して悪くないというふうに思っております。市民の健康増進や、また小鹿野町そのものの活性化のためにもいろいろと施策を講じる必要があるのかと考えておりますが、市としてはどのように考えているのでしょうか、お伺いいたします。

Q3-①.質問


 3項目めとして、国民健康保険制度について2点お伺いいたします。国民皆保険として国民健康保険制度があり、市民がそれぞれに負担をしているわけですが、現実には保険料が納められずに滞納して、保険証を役所に返還させられているケースが全国では多数あることが問題となっております。厚生労働省の直近の調査では、滞納の結果として保険証を返還させられている世帯は全国で1万8,302世帯あり、その世帯の中での中学生以下の子供は3万2,776人に上るとのことであります。制度としまして、保険料を滞納した場合には短期証あるいは資格証へと変わっていくわけでございますけれども、資格証明書で医療を受けた際の窓口負担は10割ですので、医療費の支払いもままならずに、大人の場合ですと病院に行くことをためらう場合もあるというふうに聞いております。あるいは通常の薬局で薬を買って、自分で何とか対応しているというケースもあるというふうに聞いておりますが、しかし子供、特に乳幼児期においては体に変調を来すことも実際多いですし、そういった場合には薬局での薬での対応というのも非常に難しいこともあって、やはり病院にかからざるを得ないというケースもいろいろあるようでございます。越谷市ですと、資格証明書の交付の前に短期被保険者証の交付を行い、それでも滞納する場合にやむを得ず資格証明書を交付しているわけですが、百数十世帯に対して交付をしているというふうに聞いております。
 そこで、1点目ですが、資格証明書交付世帯の現状についてお伺いいたします。直近では、正確にはどのくらいの世帯に対して交付を行い、またそのうち中学生以下の子供がいる世帯はどのようになっているのでしょうか。そして、その子供の人数はどのようなものとなっているのでしょうか、お伺いいたします。

Q3-②.質問


 2点目として、資格証明書交付世帯の子供の医療費についてお伺いいたします。子供医療給付費支給の制度を本年6月1日以降の診療分から改正したことに伴って、医療費は通院の場合では小学校就学前の子供に対し、また入院の場合では中学校修了までの子供に対して8万100円でしょうか、その金額までであれば窓口の負担ではないという形になっております。ただし、これはあくまでも保険証を持っている場合に限りますので、資格証の世帯では当然該当いたしません。保険料を払いたくても払えない世帯では、それこそおちおち病気にもなれないということでもあり、やはり子供の分だけでも何らかの手だてを講ずる必要があるというふうに思っております。それについて、いろいろと検討中というようなこともいろいろな部分があるというふうにも聞いておりますけれども、現状それはどのような形になっているのか見解も含めてお伺いをさせていただければと思います。

 

 
 
copyright (c) 2009. kikuchi-takamitsu. All Right Reserved.