越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告


●令和4年9月定例議会


分科会委員長報告


 委員長のご指名によりまして、当分科会に送付されました第67号議案、第71号議案、第76号議案及び第80号議案の4件につきまして、その審査経過をご報告申し上げます。
 当分科会は、審査日程に従い、第1委員会室を会場に去る9月20日、執行部の出席を求め、審査を行いました。
 まず、第67号議案について主な内容を申し上げます。執行部より説明を聴取の後、歳入の部、歳出の部及び第2条、第3条のうち当分科会の所管事項についてそれぞれ質疑に入りましたところ、まず成人式会場設営委託料の補正内容は、また今年度の開催の見通しはに対し、今年度の開催に当たり中学校体育館のほか、中央市民会館等の公共施設、大学2校の会場借用を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響により文教大学を借用できなくなったことに伴う会場借上料の減額分と、大学に代わる会場としての中学校体育館会場設営に係る増額分を計上したものである。また、今年度から事業名を二十歳のつどいとして開催する予定であり、各地区において実行委員会を組織していただき、現在準備を進めているところであるとのことでありました。
 次に、第65号議案が否決された場合、小中一貫校整備運営費における債務負担行為補正への影響はに対し、第65号議案が否決となり、本補正予算が原案どおり可決となった場合、契約締結が認めらなかった議案の契約金額を根拠とした債務負担行為限度額の変更となるため、根拠のない金額が予算上に残ってしまうこととなる。第65号議案が否決となった場合には市として早急に対応の検討作業に入ることとなるが、PFI事業契約に係る一連の手続をゼロからやり直すのか、もしくは一定のところまで遡ってやり直すのか、現時点では不明確な状況である。仮に年度内に次の一定の手続に入ることができる状況になった場合に、今回の限度額に縛られてしまうという懸念があるとのことでありました。
 次に、第71号議案について申し上げます。執行部より説明を聴取の後、質疑を行いましたところ、質疑はありませんでした。
 次に、令和3年度各会計決算全体のうち当分科会の所管に属する部分について執行部より説明を聴取の後、令和3年度各会計決算議案の審査に入りました。
 まず、第76号議案について主な内容を申し上げます。歳入の部、歳出の部のうち当分科会の所管事項についてそれぞれ質疑に入りましたところ、まず公立学童保育室の待機児童数は、また補助金を交付している民間学童保育室数と今後増加させる考えはに対し、公立学童保育室における令和4年4月1日現在の待機児童数は215人となっており、令和3年度に実施した大相模学童保育室の整備等に伴う定員拡充により、前年に比べ45人減少となった。また、民間学童保育室事業費補助金については、児童福祉法で定める放課後児童健全育成事業開始届を提出した上で、学童保育事業を実施している事業者が対象となっており、令和3年度は2施設に補助金を交付した。増加が続く学童保育の需用に対し、公立学童保育室の整備のみで対応していくことは困難な状況であると思われるため、補完的な役割を担う施設として今後も補助対象事業者へ補助金を交付するなど、民間学童保育室への支援を進めていきたいとのことでありました。
 次に、科学技術体験センターの事業内容の決定方法は、また事業に対する反響及び今後の事業内容の考え方はに対し、市民のニーズや小中学校の教育課程等に合わせて検討しているほか、指導主事や科学教育指導員との協議により事業を決定しているところである。また、講座については逐次アンケートを行っており、利用者からはとてもよいとの回答をいただいている。令和3年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、触って楽しめる体験装置の使用が制限されたため、SDGs等の企画展を実施した結果、幅広い年齢層の方に来館いただき、マスコミにも取り上げていただくなど、大変好評であった。今後については、市民のニーズ等を踏まえ、科学技術への興味関心を喚起し、各ライフステージに合わせた体験を通じて、実感できる科学技術体験教育の充実に努めていくとのことでありました。
 次に、第80号議案について質疑に入りましたところ、質疑はありませんでした。
 以上で報告を終わります。


 
 
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