越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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●令和3年9月定例議会


質問(再度3回目)


 ご答弁ありがとうございました。
 本当に訪問診療、訪問看護の重要性が高まっていますので、引き続き医師会、あるいは関係の皆様方、大変ご尽力いただいていることに頭が下がる思いですけれども、引き続き市からもいろんな部分での協力体制を強化するということについても、今後一緒になって考えていただければ、そのように思います。
 それでは、4点目の妊産婦への対応についてお伺いしたいと思います。先ほどのご答弁ですと、もともと入院するか、あるいは宿泊療養か、そういったことは、県の調整本部の中でまた図っているわけなのですが、その中で妊婦の方、妊娠中の女性の方の対応は、まず調整ということは通常の方と同様の中で行われて、その中で実際の病院入院先ということについては、周産期医療を担っている14の施設のどこかに行くというような話でした。他方で、出産を終えた女性、出産間もないか、間もなくないかは別にして、出産を終えた女性ということについては、調整については妊婦の方同様のいわゆる通常の調整、その中で実際の入院先ということについては、いわゆる周産期医療とかではなくて、通常の病院というようなことであるというふうに先ほどご答弁として受け止めました。
 しかし、先ほどからお話ししていますように、全国的にまず妊娠中の女性の感染が拡大して、本当にどうなるかというような切迫した状況もある中で、そういった女性に対してのもちろん病院を増やしていくという努力は県に対してお願いしたいところなのですが、併せて出産後、出産を終えた後の女性、その女性たちが通常の形でというふうになってくると、先ほどお話ししましたように、出産後には様々な体力の低下、抵抗力の低下、ホルモンバランスの変化、そういったこともあって、いわゆる通常の女性とはまた違う対応が求められるのではないかと少なくとも私はそう思っていまして、その観点からぜひ市として県に出産を終えた女性に対する入院先ということについては、もう少し違った形で対応を図るべきではないかということをぜひ強く市長から県に対して申入れをしていただきたいというふうに思いますが、その点について市長の見解をお伺いいたします。


市長答弁


 ただいまのご質問につきましても、保健医療部長から答弁申し上げます。


保健医療部長答弁


 それでは、お答え申し上げます。
 出産後間もない方の要は病床の拡充というお話の中での要望ということでございますので、コロナ禍におきましても様々条件いろいろ変化もしておりますので、その要望については県にいろいろ諸事情を勘案した中で、要望はしてまいりたいというふうには考えております。ただ、あくまでも病床数の確保については県が一応行っているということでございますので、先ほどご答弁ありましたとおり、状況に合った、患者に合った療養先、入院先を調整いただいているというところもございますので、本市の置かれた状況をご説明させていただいた中で、県のそういった病床数の確保につなげていただきたいというふうに思っておりますので、ご理解賜りたいと存じます。


質問(再度4回目)


 今のは、出産を終えた女性の感染した場合の話なのですが、ぜひ県のほうに、県が調整する、なかなか条件厳しいのだと思うのです。思うのですけれども、ぜひ引き続き県に対して市から、多くの自治体から、こういうこともあるではないかというふうに上げていかないと、県のほうでもなかなか検討の俎上に上がらないのではないかというふうにも思いますので、ぜひ県に検討してもらうという観点から、市からもそのように強く上げていただければというふうに思います。
 今のは感染した後の話ですけれども、本来は感染をしないということが好ましいことなので、その観点から、出産間もない女性の感染のリスクを下げる観点から、なかなか妊娠中の女性、あるいは出産を終えた女性もそうですけれども、ワクチンの接種ということについて様々な不安感がある。そういった中で、取りあえず子供を産むまでは接種を待とうというような方々もこれから先もまだ出てくると思います。その意味で、出産を終えた女性たちへの接種の特別枠というものを設けてはどうかと考えますが、その点についてお伺いいたします。


市長答弁


 ただいまのご質問につきましても、保健医療部長から答弁申し上げます。


保健医療部長答弁


 それでは、お答え申し上げます。
 ご案内のとおり、9月6日、今週の月曜日から12歳以上の方の全市民対象者全員の接種予約が開始されたところでございます。このため、出産後間もない女性の方につきましても、現状予約が取れるような状態になっておりますので、ぜひとも希望される方につきましては積極的にご予約をお取りいただいて、接種をしていただきたいということでお願いできればというふうに考えております。以上でございます。


質問(再度5回目)


 市長は、これまで「安心度埼玉No.1の越谷」ということを目指して、「子育てするなら越谷」ということも標榜されてきました。市長の任期は間もなく終わりますけれども、コロナ禍でもこの越谷で安心して産み育てることができる、そういったことを妊娠中の女性や出産間近の女性や、さらには出産間もない女性たちに対して発信をするということのぜひ取組を進めていただければそのようにというふうに思っています。
 その意味で、ワクチン接種について安心して接種ができるような、そういうその安心感を与える取組というのが必要だというふうに思っています。先ほど妊娠中の女性の方、そのパートナーの方への優先予約について、優先接種の数字、お伺いをいたしましたが、実際のところまだまだ予約の件数から、対象の方からするとそれなりの数字にはまだ上がっていないのかなというふうに思っています。それは、きっと接種をするということに対する不安感というものがどうしても拭えないのではないかというふうに思っています。実際には、接種をすることによって、様々な副反応はもちろん出てくるのですけれども、それよりも感染をした際のリスクのほうがはるかに高いわけですから、そういった妊娠中の女性、あるいは出産間もない女性に対して、そういった不安感を軽減させていくという広報を今後もしっかりと行っていく必要があるというふうに思っています。それが、ひいてはこの若い方々、特に若い女性、例えば学生さんなんかも含めて、これから結婚とか、子供をつくるだとか、そういうことを考えている若い世代に対する接種率の向上にもつながっていくと思われますので、その不安感を軽減させていく広報、これをしっかりやっていくべきではないかと思いますが、その点についてのお考えをお伺いしたいと思います。


市長答弁


 いろいろとご質問ありますけれども、とにかく市民の皆さん、ワクチン接種を受けようとする方も様々でございます。既往症のある人、またアレルギー性のある人、特にまた出産間近な人、また出産後の人、おのおの微妙に個人差があると思います。ですから、接種を受ける場合に心配があれば、かかりつけ医のお医者さんによく相談をしていただいて、それから指示を待って対応するということが肝腎ではないだろうかと。ですから、申し込めばいいというだけではなくて、やはり心配のある方はかかりつけ医なり保健所なりに話をして、しかるべく指示を仰いで、それから受けるということが大事だと思います。ですから、そういう気遣いといいますか、対応の仕方については、市としてもアピールしていかなくてはいかんと、こう思いますので、その点は広報の中身としてより心配のないように対応するような広報に心がけていきたいと思います。以上です。


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