越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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●令和3年9月定例議会


質問(再度1回目)


 ご答弁ありがとうございました。
 それでは、まず1項目めの新型コロナウイルス第5波への対応ということについて、再度お伺いしたいと思います。本当にこのコロナ禍において、職員の皆様、そしてまた医師会の皆様、関係の方々の日々のご尽力に敬意と感謝を申し上げたいと思います。本当にこの今第5波、収束に向かいつつあるような感も見せておりますけれども、まだまだ状況がどうなるか分かりませんし、本当に大変な局面を多くの皆さん方の協力の下、何とか乗り越えられていければというふうに思っています。
 そこで、ここでは1点目、2点目は承知いたしましたので、3点目の自宅療養者へのフォローということについて再度お伺いしたいと思います。ここでは、酸素投与ということについて再度お伺いしたいと思いますが、本来ならばコロナの問題の最初の頃、軽症とか中等症とか重症とかという区分の中では、最初のころは酸素の吸入が必要な方は中等症だと、そんなような位置づけであったというふうに私は記憶しているところなのですが、実際には自宅での療養、その中での酸素投与ということに踏み切らざるを得なくなったと、もう本当に切迫した状態だというふうに思っています。
 そこで、先ほども言いましたけれども、自宅療養者の方、8月の終わりぐらいには700人を超える方がいらっしゃったわけなのですが、これまで酸素投与ということについて、実際に投与に至ったケースというのが何件ぐらいあるのか、その点について確認したいと思います。


市長答弁


 ただいまのご質問につきましては、保健医療部長から答弁申し上げます。


保健医療部長答弁


 それでは、お答え申し上げます。
 酸素投与に至った方ということでございますが、9月7日現在で26人の方に酸素投与を開始しております。そのうち21人の方については無事入院していただきました。残り2人の方については軽快が見られたため酸素投与を中止し、通常の自宅療養に切り替えた。さらに残りの3人になりますが、こちらの方については現在酸素投与することによって症状は安定しているということですが、入院の待機待ちというような状況になっております。以上でございます。


質問(再度2回目)


 ありがとうございました。これまで直近で26人の方が実際に酸素投与されているということで、繰り返しになりますが、本来であればそういう方々が最初から入院、最低でもホテル療養というのが望ましいわけですけれども、県のほうでも先ほどの数字のように、入院施設あるいは宿泊療養施設、確保は一生懸命増やしているところなのですが、現状のこの感染急増ではなかなか対応が間に合っていないのかなというふうに思っています。
 そういう中では、酸素投与、訪問看護師の方にご協力いただいてやられているということなのですが、この訪問診療あるいは訪問看護ということについて再度お伺いしたいと思います。非常にこの訪問診療あるいは訪問看護ということが重要に今なっているわけなのですが、実は2年前の秋、コロナが始まる前なのですけれども、毎年秋に開催されています地域医療政策セミナー、全国自治体病院経営都市議会協議会、以前八尾市の病院の事例を基に、このセミナー参加した際の話を議会で質問させていただきましたが、その八尾市立病院の総長の方のほかに、在宅医療あるいは訪問医療ということを専門にしている悠翔会という医療法人、新越谷の西口にも実は拠点がありますが、この理事長の佐々木淳先生から、非常に示唆に富む話を伺いました。佐々木先生のそのときの本来の話は、高齢者の方々への在宅医療とか訪問診療とか、そういうことでの話だったのですが、このコロナ禍では高齢者の方のそういったことも今同時に行われているかも分かりませんけれども、コロナ禍で自宅療養でという方々に対しての医療的ケアをどうするか、その意味では訪問診療、訪問看護というのは非常に重要になっていますので、その観点から現在訪問診療、訪問看護との連携ということがどのようになっているのか、その点についてを確認したいと思います。


市長答弁


 ただいまのご質問につきましても、保健医療部長から答弁申し上げます。


保健医療部長答弁


 それでは、お答え申し上げます。
 現状のコロナウイルス感染症に対する訪問診療、訪問看護の状況ということでご回答させていただきたいと存じます。現在自宅療養者、コロナ感染症によって自宅で療養される医学的なケアと対応といたしましては、本市におきましては既に本年の3月から自宅療養者に対する訪問診療や電話診療を医師会の先生方にお願いしまして、自宅で療養されている方の病状確認ですとか、あとは薬の処方ですとかという対応を市内の22の医療機関の方にご協力いただいて、対応いただいている状況でございます。また、このたびの酸素投与の関係につきましても、ご案内のとおり、医師会のコーディネーターを通して、酸素吸入が必要な方を担当する医師、さらには訪問看護師の方、これ実際は曜日ごとに輪番で対応いただいているという経過もあります。そういった中で、医師や訪問看護ステーションの看護師が連携を取って、この酸素投与を行っていただいて、入院するまでの間、重篤化を防いでいただいている状況でございます。
 そういった中、本市においても7月下旬から急激に感染者が増えてきたといった中で、医師会の先生方にも酸素吸入の必要性、先ほど菊地議員さんからもお話がありましたが、やはり中等症であれば本来入院できる患者さんが入院できない状況にある、すぐ入院できない状況にあるというような状況を鑑みまして、医師会の先生方にご協力いただいて、訪問看護ステーションの看護師にもご協力いただいた中でこういう事業を実施しておりますので、その辺の連携は医師会さんを中心に医療的ケアが必要な方については対応いただけるようご協力いただいておりますので、ご理解賜りたいと存じます。


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