越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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●平成29年12月定例議会


Q4-①.質問


 4項目めに、ムクドリ対策についてお伺いします。ムクドリについては、他の議員からも質問があるとおり、せんげん台駅周辺では夏場の夕刻時になると、東口、西口を問わずに集結し、通行人や近隣の住民、商店街などにとって悩みの種となっています。この問題解決のため、これまで市では鋭意努力をされてきていることはよく承知をしております。この場をおかりして感謝申し上げます。
 あいにくさまざまな取り組みもムクドリは常に学習し、それを避けるように行動をしています。いわばイタチごっこのような形となっていますが、現在の取り組みを強化して、今後も粘り強く対応していただきたいと思います。
 それとは別の視点でムクドリ対策についてお伺いします。「生態系を考慮しつつ被害を軽減させるために」と通告しましたが、ムクドリを駆除するのではなく、捕獲するという抜本的な手段が講じられないかという視点からお伺いします。せんげん台駅周辺を通る通行人、近隣の住民や商店街などからは、目のかたきにされているとも言えるムクドリですが、他方で農業を営む人たちからは、小さな虫を食べて、それこそ駆除してくれることから益鳥、利益となる鳥とも考えられています。立場が変われば見方も変わるということです。
 ここでは、前者の立場からの見方をとりますけれども、ムクドリを捕獲する、少なくとも捕獲するという行為を行い、駅周辺地域がムクドリにとって良好な場所ではない、危険な場所であるということを学習させるような取り組みを行ってはどうかと考えます。その際に、環境、生態系にどのような影響が及ぶかという社会実証の見地も含めた形とし、国や県、大学等の研究機関、自然保護団体等と連携協力を図る中でムクドリの捕獲を行ってはどうかと考えますが、法的な見地も含めて市長の見解をお伺いします。


Q5-①.質問


 5項目めに、まちのにぎわい・企業誘致・産業振興の推進についてお伺いします。かねてからの越谷市の課題としてまちのにぎわいをどうするか、企業誘致をどう進めるか、産業振興をどう図るかといった点があります。まちのにぎわいについては、地域の商店会でも決して手をこまねいているだけではなく、自分たちでまちのにぎわい創出に向けて取り組もうと考えています。先ほど2項目めの道路の愛称についての質問の際に、せんげん台駅の東西の3つの商店会合同の勉強会、ワークショップに触れましたが、このほかにも大沢商店会が、1日限定ですが、NPO法人と協力して(仮称)大沢一丁目河畔公園での水辺空間について考えるイベントを開催してもいます。このように商店会、また個々の事業者が自分の会社、自分の店の発展はもとより、越谷市が全体としてよくなっていくように考えている事業者は数多くあります。
 ところで、事業者や商店会、各個店の事業展開には、金融機関の協力が欠かせません。金融機関に相談を持ち込んだり、逆に金融機関からの相談話があったりとさまざまですが、金融機関との良好な関係を構築する努力を重ねています。それは、市にとっても同じことが言えるのではないかというふうに思っております。これは、以前金融機関の方から聞いた話ですが、話を要約しますと、取引先からある自治体に進出して事業展開を図るそのための融資の相談を受けた。事業内容をチェックしてみると、ビジネスとしての問題はない。だが、さらに調べてみると、進出希望先の自治体の条例や規則などで事業の展開が難しいことがわかった。結果として融資を断念したということがあったそうです。
 裏を返せば、条例や規則などでひっかかりがないよその自治体であれば、事業展開の可能性があったということになります。条例や規則はそれぞれの自治体が独自の判断や基準を設けたりしていますから、あるいは越谷市においても他市と比べて基準が緩い部分あるいは基準が厳しい部分といった点があるかもしれません。金融機関には、各自治体のさまざまな政策の違いや条例、規則などの違いといった情報も取引先などを通じてストックされているのではないかと思います。そのような情報も金融機関と緊密な関係を築くことにより得られるのではないかと思いますし、それらの情報は市のさまざまな施策の中で生かされていくことができれば有益であるというふうにも考えております。
 そこで1点、金融機関との連携についてお伺いします。現状市では金融機関との連携についてどのような取り組みを行っているのかについてお伺いします。また、より金融機関との緊密な関係を築いていくことが必要だと考えますが、この点についての見解もあわせてお伺いいたします。


Q6-①.質問


 6項目めに、自転車利用の促進についてお伺いします。この件につきまして、先日、宇都宮市で公共下水道事業にあわせて自転車のまち推進計画について調査してまいりましたので、それを踏まえてお伺いします。宇都宮市は、全国に先駆けて自転車に注目し、平成14年度に自転車利用活用基本計画、平成22年度に自転車のまち推進計画を策定して、誰もが安全で快適に楽しく自転車を利用できる自転車のまち宇都宮の実現を目指しています。
 その自転車のまち推進計画には5つの柱があり、そのキーワードは1、安全、2、快適、3、楽しく、4、健康とエコ、5、つながるというものとなっています。このうち安全、つながる、健康とエコという観点から順次お伺いします。
 1点目に、自転車通行区間の整備状況についてお伺いします。宇都宮市の自転車通行レーンについては、以前からテレビでも取り上げられていましたが、実際に町なかを歩きながら青で表示された自転車レーンを見ることもできました。最近では、経費を抑制し、整備延長を延ばすための工夫や交差点での安全性確保の観点からの路面標示の工夫なども行っているそうです。宇都宮市では、自転車通行レーンを市道のほか、国道、県道も含めて平成27年度の現況21.7キロメートルから、平成32年度には57.7キロメートルまで36キロメートル整備する計画を立て、現在取り組みを進めています。越谷市でも従来から自転車通行区間整備を行ってきておりますが、国、県との連携協力も含めた現在の取り組み状況についてお伺いいたします。


Q6-②.質問


 2点目に、サイクルアンドバスライドの現状と今後についてお伺いします。宇都宮市では、公共交通機関の整備を積極的に進めています。従来のバス網のほか、新たにLRT、ライトレールトランジット、平たく言えば路面電車ですが、この整備を行おうとしています。それらを幹として、点としてのバスの停留所、将来はLRTの停留所もですが、停留所やその付近に駐輪スペースを確保し、自宅などから自転車に乗り停留所へ、そこからバスに乗りかえて目的地を目指すという公共交通と自転車のつながりを強化し、自転車利用の促進を目指しています。さらに、この駐輪スペースはバス停付近にゆとりがあれば歩道上にも設置しています。このようなサイクルアンドバスライドについて、越谷市でも取り組んでいますが、その現状と今後についてお伺いいたします。


Q6-③.質問


 3点目に、健康の視点からの自転車利用についてお伺いします。越谷市は、平たんな坂のないまちです。したがって、自転車利用には最適な地形と言えます。坂のないまちという視点でシティーセールスを行っているまちは、寡聞にして私は存じませんが、しかし坂のないまちにはさまざまな利点があると考えております。別の機会にこの坂のないまち越谷という観点からのシティーセールスについて取り上げたいと思いますが、宇都宮市の場合には坂道を上っていくという、いわばハードなスポーツとしての自転車競技という要素も含めての自転車のまちとしていますが、越谷では坂がないまちであることを生かして、ちょっとした買い物に、ちょっとした気晴らしに、ちょっとした運動に自転車に乗る、自転車をこぐということを推奨してはどうかと考えます。これは、健康寿命延伸の点からも有益であると考えますが、市長の見解をお伺いいたします。


Q7-①.質問


 最後7項目めに、学校教育における新聞の活用について、これは教育長にお伺いします。学習指導要領には、新聞の活用がさまざまな教科の中で位置づけられています。そういった中、ことしの5月には市内の新聞販売店から市内45の小中学校に対して新聞閲覧台が寄贈されました。新聞の記事にもなりましたが、その中では販売店代表者の言葉、児童生徒の代表者の言葉、また市長、教育長の言葉が掲載されています。せっかくですので、市長、教育長の言葉を引用しますと、市長からは「新聞は、正確性の高いメディアであり、インターネットと違い、いつでも読み直しがきくなど、一番信頼されている。閲覧台を子供たちの学習に役立てていきますと感謝の言葉を述べられた」とあります。また、教育長からは、「新聞は、児童生徒にとってうってつけの教材。国語の力がつくだけでなく、新聞を読んで越谷のこと、世界のことを広く知ってほしいと話された」とあります。このように、新聞の利点や重要性などについて深く認識されていることを前提として、以下の点についてお伺いします。
 1点目に、新聞の閲読習慣と学力についてお伺いします。一般的に子供の学力は、本や新聞をよく読んでいると高いと言われています。このことについては、どのように認識されているのかお伺いします。


Q7-②.質問


 2点目に、教育現場での新聞の活用状況についてお伺いします。ことし5月に市内45の小中学校に対して新聞閲覧台が寄贈されました。各校ともその新聞閲覧台を利用しているかと思います。その新聞閲覧台の利用も含めて、各校では新聞をどのように活用しているのかについてお伺いします。
 以上で1回目の質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。


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