越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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Q8-①.質問


 次に、8項目めとして、公共施設等総合管理計画についてお伺いします。公共施設の老朽化が全国的に問題視される中で、越谷市では公共施設マネジメント白書の作成を今年度進めるということになっていました。この公共施設マネジメント白書を国が進めるところの公共施設等総合管理計画に振りかえる形で現在策定が進められているということになっています。公共施設の維持、管理、更新については、これまでもたびたび議会で取り上げてきておりますので、より実効のある計画が策定されることを私自身も願っております。
 さて、この公共施設等総合管理計画について、素案がことしの1月20日から先週2月18日までの間、パブリックコメントされておりましたけれども、以下の点についてこの公共施設等総合管理計画についてお伺いをいたします。
 1点目に、概要についてお伺いします。この計画の主な内容について、計画策定の狙いや期間、対象としている施設等計画策定後の冊子の構成も含めてお伺いをいたします。


Q8-②.質問


 2点目に、策定後の利活用の方針についてお伺いします。この計画は、策定されれば、それに基づいて年次ごとに計画的に順次進められていくという性質のものではないと考えています。この計画は、あくまでも基本ベース、スタートであり、その後が重要であろうと考えております。そこで、策定後にこの計画をどのように利活用していくのか、その方針についてお伺いします。また、方針にとどまらずに、平成27年度以降の具体的な活動内容についての計画があれば、あわせてそちらもお示しをいただきたいと思います。


Q8-③.質問


 3点目に、市民への情報発信と情報共有についてお伺いします。公共施設の維持、管理、更新には、何よりも市民の理解が必要となります。それは維持、管理、更新にかかる費用を税金として負担をするという意味でも、またそれぞれの施設の利用者の立場で、場合によると施設利用に当たっては、従来とは異なる不便を強いる可能性もあるという意味においても、そのとおりだというふうに思っております。いかにして市民に納得をしてもらうかが鍵となります。昨年の12月議会において、議会派遣の行政調査の報告を議場で行いましたが、その際に宮崎市の公共施設経営基本方針について調査結果報告を行っております。宮崎市では、現在の世代がしっかりと責任を負って、未来の世代に対して決してツケを回さない、そういう取り組みを行うという意識を持っております。もちろんその意識を行政だけが持つということではなく、市民にも持ってもらおうというのが宮崎市の取り組みですが、越谷市でも策定内容を市民に理解してもらい、公共施設の維持、管理、更新を我が事として認識してもらうことは重要であろうかと考えております。そこで、いかにして市民に対して情報を発信し、また情報を共有していくのかについてお伺いします。


Q9-①.質問


 次に、9項目めとして、セーフコミュニティの取り組みについてお伺いします。セーフコミュニティについては、今ほど宮崎市の取り組みの状況の報告とあわせて、昨年12月議会で久留米市への行政調査の報告ということで議場でいたしておりますけれども、改めてセーフコミュニティの概要についてを述べさせていただきます。
 セーフコミュニティとは、生活の安全と安心を脅かす事故やけがは、原因を究明することで予防できるという理念のもと、地域の実情をデータ等を用いて客観的に評価、検証し、行政、関係機関、地域住民、各種団体、組織などが連携して、安心して生活できる安全なまちづくりに取り組むことであり、WHOセーフコミュニティ協働センターが認証をしております。このセーフコミュニティについて、1点目に、「安心度埼玉№1の越谷」の視点からの認識についてお伺いします。調査に訪れた久留米市では、市政運営の基本的視点の一つに、「みんなが安全に安心して暮らせるまちづくり」があります。越谷でも市長の公約には、「安心度埼玉№1の越谷」を目指すことがうたわれております。その意味で、久留米市同様に、セーフコミュニティの取り組みを進めることは有益であると考えますが、「安心度埼玉№1の越谷」を目指すという視点から、このセーフコミュニティの取り組みをどのように考えるか、その見解をお伺いします。


Q9-②.質問


 2点目に、認証に向けた取り組みについてお伺いします。セーフコミュニティ認証に向けた取り組みについては、国内では久留米市が9番目の認証ということで、数としては必ずしも多くはありません。しかし、九州では久留米市に続いて鹿児島市でも認証に向けた取り組みを進めているほか、この埼玉県でも北本市や秩父市が認証取得に向けた表明をしているとのことであります。久留米市では、取り組みに当たっての重点分野を6つ、すなわち1、交通安全、2、こどもの安全、3、高齢者の安全、4、犯罪・暴力の予防、5、自殺予防、6、防災としていますが、これらの分野設定等は個々の自治体で任意に設定ができるということになっておりますので、越谷市の実情に応じた内容で設定することが可能です。そこで、この認証ということについてのご見解をお伺いします。


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