越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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Q2-①.質問


 2項目めとして、公園施設長寿命化計画についてお伺いします。公園施設の長寿命化の取り組みについては、国土交通省が平成21年に公園施設長寿命化計画策定調査を創設し、あわせて公園施設長寿命化計画策定に当たっての留意点等についてを通知しました。これに基づいて、全国の自治体では、公園施設長寿命化計画の策定に取りかかっていますが、さらに平成24年には、植栽についてもこの公園施設長寿命化計画の中に盛り込まれました。東京都目黒区では、ことしの2月に植栽の管理も盛り込んだ形で、この長寿命化計画を策定しましたが、今回の質問に当たりまして、先月調査に行ってきましたので、そのことを踏まえて、以下の点についてお伺いします。
 1点目に、施設・遊具等の維持管理の現状についてお伺いします。公園内には、さまざまな施設や遊具等がありますが、他の公共インフラ、公共施設に老朽化の問題があるように、公園内のこれらのものについても同様の問題があります。そういった中、越谷市では、施設・遊具等の維持管理について、日常的な点検や必要な修繕についてどのように行っているのか、またその基本的な考えについてお伺いします。


Q2-②.質問


 2点目に、植栽等の維持管理の現状についてお伺いします。植栽は、年を重ねると一般的には幹が太くなり、枝も広がっていきますが、景観面や環境面、機能面、また周囲との関係の中では、適した大きさ、あるいは小ささというものがあろうかと思います。そのための日常的な点検や必要な剪定等についてどのように行っているのか、またその基本的な考えについてお伺いします。


Q2-③.質問


 3点目に、長寿命化計画策定の考えについてお伺いします。公共施設の資産の管理に当たっては、限られた予算の中での施設の機能保全のための大規模な手入れや更新などの維持管理を計画的に行うストックマネジメントの取り組みが求められております。そういった中で、この長寿命化計画を作成した自治体は、いずれもこれまでも事後保全型管理から予防保全型管理に転換し、計画的に定期修繕を行い、年度ごとの維持管理予算の平準化を図りながら、公園施設を長もちさせようという意図で策定をしています。特に目黒区では、植栽管理についても計画に盛り込んでおり、計画の策定に当たっては、区内にある樹木のうち、高さ1.5メートル以上で、幹周り80センチ以上の三千数百本の樹木を1本1本調査して計画を策定したとのことです。越谷市においても、公共施設や橋梁などのほか、この公園施設長寿命化計画の策定の必要があろうかと考えておりますけれども、植栽の管理も含めて計画を策定することについての市長の見解をお伺いします。


Q3-①.質問


 3項目めに、健康寿命を延ばし市民幸福度を高める取り組みについてお伺いします。今年度から第2次越谷市健康づくり行動計画・食育推進計画がスタートいたしました。この「いきいき越谷21」については、ことしの3月議会でも取り上げられておりますけれども、健康寿命を延ばすという視点、生活習慣病を改善して医療費を抑えるという視点から、どのように取り組んでいくのかについて改めてお伺いします。埼玉県では、上田知事のマニフェストにある健康長寿プロジェクトを県内各自治体で取り組むように進めています。以前パイロット事業の位置づけであった東松山市の取り組みを調査したことがありますが、現在では県内各地の複数の自治体に取り組みが広がりつつあります。上田知事はまた、ご自身のマニフェストの検証報告会において、医療費の3分の1を占める生活習慣病対策を進めて医療費の抑制を図り、それによって浮く財源をほかの事業に振り向けることができればとも話をされていました。そのような観点から、「いきいき越谷21」の計画を今後進めていく上で何点か市長にお伺いします。
 1点目に、健康寿命を延ばす取り組みについてお伺いします。健康寿命を延ばすことの重要性やその意義については深く認識をされていることと思いますが、そのための具体的な取り組みとしては、現状どのようなことを行っているのか、また今後新たにどのようなことを検討しているかについてお伺いします。
 さらに、新たに行うことを検討している場合には、県の進める健康長寿プロジェクトに合致する形のものを行っていく考えがあるかどうかについてもあわせてお伺いいたします。


Q3-②.質問


 2点目に、これまでの生活習慣病対策の取り組みとその効果についてお伺いします。生活習慣病対策については、これまでも市として、市民に対してさまざまな意識啓発を行って生活習慣病の予防に努めてきているかと思いますけれども、具体的にそれらの取り組みに対して、これまでどのような効果が上がっているのか、さまざまな指標等に対してどのような検証を行い、その評価をどのようにしているのかということについてお伺いいたします。


Q3-③.質問


 3点目に、医療費の抑制と市民幸福度の向上についてお伺いします。先月8月26日に、厚生労働省が平成25年度に病気やけがの治療で全国の医療機関に支払われた医療費の速報値を発表しました。それによりますと、概算で約39兆3,000億円、前年度比約8,500億円の増で、11年連続で過去最高を記録したとのことです。1人当たりの医療費では30万8,000円ですが、年齢別に見ると、75歳以上では92万7,000円で、これは74歳以下の20万7,000円の約4.5倍になります。年齢が上がりますと、一般的には体の不調を訴えることが多くなりますので、病院に行き、いろいろと診察を受けて、結果として医療費がかかるという部分があろうかとは思います。しかし、若いころからの生活習慣に起因をする生活習慣病、そういったことにも要因があろうかと思います。健康を害した後に健康を取り戻す取り組みを進めるというのはなかなか難しいかと思いますが、今生活習慣を改めれば、健康の維持が将来的にも見込めるということはぜひ進めていきたいというふうに考えております。少なくとも健康と幸せということを考えたときに、一般的には健康な状態のときに幸せ感は高いというふうに思っております。そのことを実感しているかどうかは別にして、健康を害したときには幸せ感というものは減っているかと思われます。また、健康を害して医者にかかるということは、医療費がかかるということでもあります。このことから考えるに、生活習慣病を抑える、健康を維持するということは、その人個人にとっても幸せ感が維持されることであり、医者にかからずに医療費が抑えられて、医療費にかかるその分の財源を他の事業に振り向けることができれば、その意味からも満足度や幸福度が高まるのではないかと考えるところですが、このことについて市長のご見解をお伺いします。


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