越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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●平成24年12月定例議会


Q6-①.質問


 最後になりますが、6項目めに子供たちの自尊感情を高める取り組みについて、これは教育長にお伺いいたします。
 教育環境経済常任委員会では、議会初日の大石委員長からの報告、また報告書の配付のとおり、今回の行政調査では3市を訪れました。その中の一つ、広島県呉市での取り組み事例を参考にしてお伺いします。広島県呉市の調査項目は小中一貫教育ということでしたが、この点については別の機会に改めて見解を伺うことにして、今回は説明の中に出てきた自尊感情というキーワードをもとに2点お伺いをいたしますか。
 まず、1点目に、自尊感情の低下といじめ、不登校、暴力行為等との関係についてお伺いします。呉市での小中一貫教育の調査の際に、学年が上がるにつれて自尊感情の低下が見られるという説明がありました。呉市では自尊感情の低下が小学5年生や中学1年生などで見られやすいことから、小中の9カ年を前期4年、中期3年、後期2年と3つに区切り、各種取り組みを進めています。
 他方でいじめ、不登校、暴力行為等も学年が上がるにつれてふえる傾向にあり、何らかの因果関係があるのではないかと考えられます。いろいろと資料を当たってみますと関係性を指摘している文献などもありますが、教育委員会ではどのように考えているのか、その見解をお伺いいたします。


Q6-②.質問


 2点目に、自尊感情を高めるための現状の取り組みと今後についてお伺いをいたします。いろいろと調べる中で、この自尊感情を高めるということ、これがいじめ、不登校、暴力行為といった問題や課題を解決する糸口ではないかと考える次第です。もちろん、いじめ、不登校、暴力行為等を解決するために個々にそれぞれ取り組むことはもちろん必要ですけれども、それらを解決するためには、まず子供たちの心の状況に応じた対応、特に自尊感情というものをキーワードにして取り組むことが重要ではないかと考えます。
 そこでお伺いいたしますが、まず子供たちの自尊感情を高めるために教職員への研修はどのように行っているのか、また実際に子供たちへの自尊感情を高めるために学校ではどのような取り組みが行われているのか、今後の取り組みについてもあわせてお伺いをいたします。
 以上で1回目の質問を終わります。ご答弁、どうぞよろしくお願いいたします。


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