越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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●平成24年9月定例議会


Q4-①.質問


 次に、4項目めとして鉄道事故の防止及び自殺予防対策について市長にお伺いします。
 まず1点目に、ホームでの安全対策についてお伺いします。しばしばホーム上において電車に接触、あるいはホームから転落するという事故が発生します。事故の防止、また飛び込みを防止する意味からもホームドアの設置が望ましいところですが、それについては研究が始まっているようですので今後に期待するとして、ここでは、現在駅舎改修工事が進められている大袋駅のホームを取り上げたいと思います。
 大袋駅のホームは、上り、下りの2本のホームがありますが、来年秋の完成を目指して建設が進められている橋上駅舎化工事の関係で、現在中央部分はホームの屋根が外され、さらに塀で仕切られて大変狭くなっている状態です。警備員も配置されて安全対策は講じられているようですけれども、不測の事態はもちろん避けたいところです。
 そこで質問ですが、安全対策上の協議は、東武鉄道との間でどのようになされているのでしょうか。また、建設工事の工程上、このような狭くなっている状態はいつごろ解消される予定であるのか、あわせてお伺いいたします。


Q4-②.質問


 2点目に、踏切での安全対策についてお伺いします。ご存じの方もいるかと思いますが、北越谷駅から高架をおり、大袋駅の途中、カーブする踏切上に青い照明がついています。この照明は、大袋―せんげん台駅間の踏切、大体北中の脇あたりですけれども、そこの踏切にもあります。また、大袋駅のホーム上のせんげん台寄りにも設置されています。近年、自殺予防対策として各地の鉄道の踏切やホーム上に設置が進められているものですが、青い色が心を落ちつかせる効果があるという意味で、全国で設置が進められている青色防犯灯と同じようなものですが、飛び込み防止の対策として設置がされています。
 年間約3万人の方が残念ながらみずから命を絶っていますが、そのうち700人くらいの方が鉄道で命を絶っています。8月の1カ月間、埼玉県内での状況を新聞の記事から拾い上げましたが、確認できた分だけで5件の飛び込みがありました。そのうちお一人の方は助かりましたけれども、あとの方は残念ながら命を落とされています。今月、9月に入っても既にお一人命も落とされています。こういった状況を少しでも改善すべくJRで独自に進めているほか、埼玉県の場合、県と鉄道事業者とで2年前から踏切、ホームへの青色照明の設置を進めています。越谷市内では先ほど言った場所に設置がなされていますが、市ではこの取り組みをどのように把握しているのでしょうか。県と鉄道事業者で進めているこの対策について、県及び鉄道事業者の設置の基準、この場所が選定された理由、設置費用、さらにこの取り組みについての効果に対する県、鉄道事業者の評価等を市として把握している部分があれば内容をお示しいただきたいと思います。


Q4-③.質問


 次に、3点目として鉄道に対する安全指導について、これは教育長にお伺いします。子供たちの通常の学校生活では余り鉄道は縁がないように思われますが、しかし、踏切に関していうと、市内の北部に通学路上に踏切のある学校が数校あるかと思います。また、ホームに関しても、校外学習で電車を利用するケースもありますし、また、ごく少数ですが、電車を使って学校に通っている子供もいると伺っています。これら踏切を横断する、ホーム上を歩行するといったことの子供たちへの安全指導はどのように行っているのか、これは教育長にお伺いいたします。


Q4-④.質問


 この項目の4点目、自殺予防対策について、これは市長にお伺いいたします。本日9月10日は自殺予防デーとなっています。さらに、今月は自殺予防月間ともなっています。以前、足立区、先ほども言いましたけれども、シティープロモーション化の取り組みを調査に行ったのですが、その際に区として力を入れている事業の一つとして自殺予防対策があると伺いました。区のイメージダウンを避け、取り組みを通じてプラスに転じさせるのが狙いだそうですが、足立区の区報の8月25日版には、区としての自殺予防対策の取り組みが掲載されております。また、残念ながら「広報こしがや」9月号には自殺予防に関しての記事は掲載されていませんでした。市としてはいろいろの取り組みを行っているわけですし、また新たに始まった「心の体温計」の記事、これは8月号に掲載されていましたけれども、そういったことも含めて改めて予防月間である9月に記事として掲載することは意義があることだと考えています。例えば来年9月の「広報こしがや」には掲載していただきたいと思いますし、それ以外にも随時意識啓発のために記事を掲載することが必要だと考えますが、市長の見解をお伺いします。
 また、ことしの3月には県と鉄道会社が自殺防止を訴えるポスターを駅の構内などに掲示していたほか、社内にも中づり広告がされていました。これは先ほどの青色照明も含めて県主導の事業でもあるかと思いますけれども、自殺を思いとどまらせるためには、可能な限りさまざまな機会を捉えてポスターやチラシ、リーフレットなどが視覚的に入るようにすることが必要だと考えています。そこで、市がさまざまに作成をしているチラシやリーフレットなどを鉄道会社と協力して人目につきやすい駅構内に置いてはどうかと考えます。先ほどの3点目の項目の鉄道会社、東武鉄道との協力というような部分にもかかわってくるかと思いますが、市長の見解をお伺いいたします。


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