越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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●平成24年9月定例議会


Q3-①.質問


 3項目めに、東武スカイツリーライン開業に伴う沿線活性化に向けた取り組みについてお伺いします。
 1点目に、自治体間の協力についてお伺いします。スカイツリーは、オープン以来、日本全国から非常に多くの観光客が集まり、大変なにぎわいを見せています。こういったにぎわいの中でスカイツリーラインの沿線自治体の中には、外国人観光客も含めてスカイツリーに訪れる多数の観光客に対していかに自分のまちの魅力を発信するか、また引き寄せるかを考えているところもあります。ただ、実際には、スカイツリーのお膝元の墨田区でも訪れる大勢の観光客を周辺の商店街などに回遊させることについては非常に頭を悩ませているようで、なかなか難しいのが実態のようですが、地域の活性化のためには、難しい中でもぜひ取り組みたい課題でもあります。
 さて、7月7日に日光街道宿場町サミットが開催されました。開催に当たっては、宿場町に幾つかある自治体が協力したわけですが、日光街道とスカイツリーライン沿線は非常に重なっておりますが、宿場町サミットに見られるように、こうした沿線自治体間の交流や活性化の取り組みが必要であるかと考えます。そこで、現状において他市の産業、観光を扱う部署との連携や情報交換などはどのように行っているのかについて市長にお伺いします。
 また、スカイツリーラインという名称となり、路線の持つイメージも今後高まることが期待できるかと思います。そういった中で路線の持つイメージをさらに高めるということも含めて、沿線自治体同士のより緊密な関係を築くことも必要かと考えますが、その点についてもあわせて見解をお伺いします。


Q3-②.質問


 2点目、東武鉄道との協力についてお伺いします。ここでは幾つかの視点でこのような協力を行ってはどうかという点を挙げたいと思います。
 まず1つ目ですが、今年度から西武鉄道の池袋線、秩父線沿線の起点、終点となる豊島区、飯能市、秩父市では、西武鉄道とタイアップして、「西武線沿線サミット事業」と称して沿線自治体と鉄道会社が協力して盛り上げる取り組みを行っています。そこで、スカイツリーライン沿線でも、1点目の項目に近いですが、東武鉄道も巻き込んで、起点の墨田区から始まり、足立区、草加市、越谷市、春日部市、宮代町、杉戸町などとともに同様の取り組みを行ってはどうかと考えます。
 2つ目として、越谷あるいは他の沿線自治体でもそうですが、活性化にはまずいろいろな魅力がある、いろいろな取り組みを行っているといった情報の発信が重要です。連日多くの市民が鉄道を利用している現状から、駅での情報発信は非常に有効であると考えます。そこで、東武鉄道と協力をし、駅での情報発信をより効果的に行ってはどうかと考えます。具体的には足立区、昨年、シティープロモーション化の取り組みを調査に行ったのですけれども、その足立区ではJR北千住駅構内に足立区情報コーナーを設け、観光情報のほか、区政にかかわる情報を発信しています。越谷市でも同様に市内の駅構内にブースを設けて観光PR、また日常の市政情報の発信などを行えるようにしてはどうかと考えます。
 さらに、3つ目として、市内の観光事業をPRする上で越谷市民にだけPRをするのではなく、近隣自治体の住民などにも広くPRする方策として、ポスターを沿線のほかの駅にも掲示して、広く越谷をPRしてはどうかと考えます。これらの取り組みはいずれも東武鉄道の協力が不可欠ですが、東武鉄道と協力して取り組みを行うことについて市長のご見解をお伺いいたします。


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