越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告


●平成23年6月定例議会


Q1-①.質問


 議長の許可をいただきましたので、さきに通告してあります4項目10点について順次質問をいたします。
 質問に先立ちまして、防災についての質問項目もありますけれども、東日本大震災で犠牲になられた方々へのご冥福をお祈りするとともに、被災された方々へお見舞いを申し上げます。また、困難な状況下の中で復旧、復興へ向けて尽力をされているすべての方々へ心から声援をお送りし、私としてもでき得る限りの支援をしていきたい、そのようにも考えております。
 それでは、質問に移ります。まず1項目め、東日本大震災以降の防災体制についてお伺いします。この4年間、防災については、議会の中で一般質問や予算、決算の特別委員会の質疑でいろいろ取り組み、提言もしてまいりました。しかし、地震というものがいずれ起こることと想像はしていたものの、実際に起こってみると、想像を超えたことがさまざまに発生をしました。正直に言って、私なりにこの4年間取り組んでまいりましたが、この間の取り組みは不十分であったと率直に認めざるを得ないのが偽らざる心境です。だからこそ、改めて防災について、市民の命と生活を守るために引き続きさまざまな角度から取り組んでいきたい、そのように考えております。
 その思いから、まず1点目に、市長の考える危機管理とはどのようなものであるのかお伺いします。私は、3月11日、地震発生の少し後、午後3時過ぎに市役所に参りました。そこで最初に見た光景には驚かされました。高橋市長ほか多くの職員の方々、また来庁されていた市民の方々も市役所の外の駐車場に避難をしていたからです。後で確認をしましたが、震度5弱以上の地震が発生した場合には庁舎の外に避難をすることになっているそうですが、越谷市にとって初めての出来事だそうです。ですので、高橋市長は越谷市長として初めて外に避難をするという経験をされたわけです。そういった特殊な経験をされた高橋市長にとって、危機管理とはどのようなものであるのかお伺いをいたします。


Q1-②.質問


 2点目に、市役所本庁舎の安全性についてお伺いします。震災当日、庁舎内の人が外に避難するように指示があったわけですが、午後4時過ぎくらいだったと記憶しておりますけれども、一応中に入れることになりました。荷物などがある場合にはそれを持って出るということで、ただ、その後、本庁舎の部分は安全性を考慮して、その後も庁舎内にいる場合には第2庁舎の部分にというような指示もございました。その後、現在もこうして議場で本庁舎を使っているわけでございますので、この建物の安全性が地震で損なわれたわけではありませんけれども、本庁舎の耐震性が万全であるということでもないかというふうに思っております。本庁舎の安全性確保についてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。


Q1-③.質問


 3点目に、地域防災計画の見直しについてお伺いします。既にこの問題については、服部議員、また先ほども金子議員が質問されていましたが、繰り返しになりますけれども、いま一度この点についてのお考えをお示しください。


Q1-④.質問


 4点目に、応急仮設住宅についてお伺いします。この問題について、以前、平成19年9月議会において中越沖地震直後の柏崎市を調査に行った結果を踏まえて質問をいたしました。柏崎市も応急仮設住宅は建設されていましたが、今回の地震による津波の被害によって多くの家屋が押し流され、過去最大規模の応急仮設住宅が建設され、今も住んでおります。一部では入居も始まっていますが、まだまだ建設途中の状況でもあります。今回の建設には、越谷の業者もその建設にかかわっているというふうにも聞いておりますが、そういったこともあって、市民の間にも応急仮設住宅についての関心が高まっています。地震発生後に速やかに建つのかどうか、また仮に自分の家が問題があった場合にそこに入れるのかどうかということが関心の主な部分ではありますけれども、どのくらい建つのかということも関心を寄せております。以前議会で質問した際には、都市公園などに10カ所、約900戸を建てるという答弁でしたが、現状ではどのような計画となっているのでしょうか、お伺いします。


 
 
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