越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

 

Q3-①.質問


 次に、3項目めとして、市民活動団体の育成についてお伺いいたします。6月定例議会において自治基本条例案が可決いたしまして、この9月1日から実際に施行されているわけですけれども、それに先立ちまして先月、越谷市自治基本条例のリーフレット、また越谷市自治基本条例・条例の手引というものが作成をされました。こういったものがうまく活用されて、今後市民としてのさらなる協働が進めばよいなというふうに考える次第です。
 そこで、まず1点目として、協働のまちづくりを進めてきた板川市政3期12年の総括についてお伺いをいたします。市長就任以来さまざまな施策を講じられてきたと思いますけれども、この12年を振り返って、ご自身としてどのように評価をされますでしょうか、お伺いいたします。例えば、ここのところは十分であったとか、あるいはここはまだ少し足りなかったなとか、また可能であれば自己採点で何点ですとか、あるいは10段評定でいうとこのくらいとか、そういったことも含めてお願いできればと思います。

Q3-②.質問


 2点目として、協働のまちづくりを進めるに当たっての団体のさらなる育成についてお伺いいたします。自治基本条例では、第12条で「各種団体の役割」が規定されていて、また第25条には「協働と支援」が規定されております。この条例の手引の解説を見ますと、現状の認識としては、それぞれの団体さんの運営、それには課題もあって、課題が少ない団体さんもあるのかとは思いますけれども、全くない団体さんというのも少ないのかなというふうにも思っております。課題もいろいろとある。また、団体の活動支援する具体的な手法として、そういった課題ですね、具体的な手法として主に5つの項目が書かれています。そういった支援を必要としているところも多いのだと思いますけれども、今後の団体の育成については、具体的にどのようにお考えでしょうか。自治基本条例の制定に当たっての特別委員会の場でも同様の趣旨の質問が出ておりましたけれども、その後どのようになったのか、具体的にお伺いできればと思います。


Q4-①.質問


 最後、4項目めとして、大袋東小のビオトープについて、教育長にお伺いいたします。大袋東小は、15年くらい前から環境教育に力を入れてきました。2年前の平成19年10月には、第39回全国小中学校環境教育研究大会が大袋東小を会場に開催されて、そのときにC・W・ニコルさんが来て講演もされていますけれども、そこに私も足を運ばせていただきましたが、さらに同年12月には、大袋東小の環境学習に支えられた全校で取り組む省エネ活動が平成19年度地球温暖化防止活動ということで環境大臣賞を受賞し、そのことが市のホームページにも掲載されております。その環境学習はさまざまな内容があろうかと思いますけれども、市のホームページのフォト・ライブラリーには4つの活動写真が載っておりまして、そのキャプションはそれぞれこうつけられております。「食のガーデン苗植え」、「グリーンカーテン大作戦」、「落ち葉のストックヤード」、さらに「ならばやしを見守ろう 動植物調査」です。このうちの2つ、落ち葉の話とならばやしの話、これが2つ、「裏庭」というふうに当時私たち呼んでいましたけれども、裏庭の話として紹介されているわけです。
 さて、越谷市内には30の小学校があって、そのうち15の学校にビオトープがあって、学校ビオトープ設置校連絡協議会というものが立ち上がっているかというふうに思っております。大袋東小の校長先生が会長であったか、副会長だったか、ちょっとあれですが、記憶しておりますけれども、環境教育に取り組み、環境大臣賞も受賞するほどの学校ならではの立派なビオトープが「ならばやし」にあります。そのビオトープですが、ビオトープのあるならばやしなのですけれども、9月議会が始まる前日にうちの会派の石川議員さんからある写真を見せていただきました。最初見たときに、何の写真なのかが私も全くわからなくて、ちょっと聞いてしまいました。というのも、私が持っているイメージとその写真の図が示しているものがよくわからない。それがこちらなのですが。ならばやしがもともと20メートルぐらいの高さ、もうちょっとあったのですかね、余り高さは記憶していませんが、あったのが、この写真のように、すぱっと見事なくらいに切られてしまって、何となく私のイメージですと、焼き畑をしたジャングルの密林の中に木が何か微妙に残っているような、そんなような感じの印象も持ったのですけれども、切られたという、切ったというか、ぶった切ったというか、そういうような感じのものかなというふうに思っております。これが夏休みの間に実際工事が行われたようなのですけれども、20メートルぐらいでしょうかね、もともとあったものを、10メートルまではないぐらいの高さのところで切ったというような形になっております。もちろんこういうふうに切ったという理由は、今先ほども耐震化の話にちょっと触れましたが、大袋東小の体育館屋内運動場の耐震工事を今進めている最中なのですけれども、その工事を進めるに当たって、どうもならばやしの枝が邪魔だと。実際重機を入れないといけない工事なものですから、その重機の通り道の確保も含めて、切らざるを得なかったというような話ですとか、あるいは、落ち葉が近隣の住宅、もう普通の民家の屋根よりも高いところに枝が伸びてしまっていますので、民家の雨どいなんかにどうも枯れ葉が冬場なんかは入り込んでしまって、水というか、といが詰まってしまうとか、あるいは余り高く伸びたものですから倒木のおそれがあるとか、いろいろな理由があって切らなければならなかったようなのですけれども、理由は理由としてですね、個々の理由は理解できないわけではないのですが、切り方にもう少し工夫ができたのではないのかなというふうに思っております。
 大袋東小のホームページを見ると、「ならばやしのある学校」というようなことで、それをちょっとうたい文句にもしておりまして、子供たちはもちろん、卒業生ですとか地域の住民の方々も愛着ですとか誇りを持っております。私、実はここの小学校の卒業生なのですけれども、私が通っていたころはまだビオトープはなかったのですが、ビオトープをつくったのはこれ最近の話なのですけれども、裏庭は格好の遊び場で、このならばやしはもともと学校ができる前からこういうふうにあって、最終的に学校ができるときに一部残していたというような経緯があります。この切られた後、近所の方々が、切られた元のほうの話だと思うのです、その年輪をちょっと見て調べたら、大体樹齢が80年以上を超えていたようでございます。そのように過去の経緯ですとか、あるいは現在もビオトープになっている、そういった場所の学校のならばやしをなぜこのようにばっさりと切ってしまったのか。教育長にお伺いをいたします。
  以上で1回目の質問を終わらせていただきます。

 

 
 
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