越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

 

Q2-①.質問


 次に、大相模調節池について、数点お伺いします。レイクタウンは、3月15日に越谷レイクタウン駅が開業し、4月12日、13日には、まちびらきのオープニングフェスタが開催されました。まだ駅を利用する人は少ないようですが、秋口に日本最大級のイオンのショッピングセンターが開店すると、周辺は一気に活気が出てくるだろうというふうにも思っております。
 さて、レイクタウンの中心に位置する大相模調節池では、オープニングフェスタの際に水辺空間を利用したさまざまなイベントが行われました。2日間ともお邪魔をさせていただいて、いろいろと見せていただきましたが、その後も時々でしょうか、親水文化創造都市の名のとおり、水に親しむレジャーイベントが開催されているとも聞いております。
 その大相模調節池についてですが、まず1点目として、導水路の工事状況についてお伺いをさせていただければと思います。この件につきましては、以前島田議員が質問されておりますが、その際の答弁として、元荒川右岸にシールドマシンの発進立て坑の建設に着手し、今後シールド工事に着手するということでございました。これは県の工事ではございますが、平成20年度についてはどのような工事見込みとなっているのでしょうか。また、来年度以降の工事状況についてもおわかりになるようであればお答えいただきたいと思います。
 それから、工事の進捗の過程において、例えばシールドマシンが地下を掘り進む際に、周辺に影響が出るのかどうか。以前、工事について周辺住民に説明がなされたとも聞いておりますが、おわかりになればあわせてお答えいただければと思います。

Q2-②.質問


 次に、2点目として、環境対策についての取り組みに対する市のかかわり合い方についてお伺いします。現在調節池を含むレイクタウン全体の管理については、施工業者であるURが行っているわけですが、URとして調節池の水質の管理や池周辺に発生する虫対策にいろいろと施策を講じている、または計画しているというふうに聞いております。例えば虫ですけれども、オープニングフェスタの際にはかなり飛んでいたようでございましたが、現在はフナやメダカなどを池に放流した結果からか、減っているようにも思われます。また、水質維持についてですけれども、ある団体がこれは提案している方策を今検討しているというふうにも聞いておりますが、イケチョウ貝という貝、大きなものは30センチにもなって、1日に200リットルの水を浄化する、そういった効能、作用があるそうですが、これを池に入れて水質の維持管理を行うかどうか、それを今検討しているというふうに聞いております。この貝についてですけれども、戸田ボートで県のボート協会が実験をしているということで、私も先日戸田ボートに行って実際に見て、いろいろ話も伺ってまいりました。私の知り得る範囲としては、そのような施策をURとしては取り組んでいる、または取り組もうとしているようですが、市としてはURの環境対策についてどの程度知り得ているのか、その点についてお尋ねします。
 また、水質の問題を初めとして、これらの対策に市としてどのようにかかわっていくお考えなのか、それもあわせてお尋ねさせていただきます。
 水が流れるようになれば、当然水質は一定に保たれるはずですが、それまでの間どうされるのか、URに対する直接の指導、あるいは監督権、そういったものはあるいは県にあって市にはないのかもしれませんが、そのことも含めてお尋ねをさせていただきますので、ご答弁よろしくお願いいたします。

Q2-③.質問


 3点目に、越谷レイクタウンの管理体制についてお伺いします。大相模調節池は、中川・綾瀬川総合治水計画に基づき、河川施設として位置づけられておりますので、基本的な河川管理者は県であるという認識はしております。また、現状整備をする過程においては、URが管理をしているということも理解しておりますが、一般の市民の方からしますと、例えば水辺空間を利用する際、あるいは水質などの環境問題などについて何か相談をするとすれば、やはり市のほうにしてくるということもあるでしょうし、現状ではURが対応しているというのはややわかりにくいというふうな話も聞いております。そのような観点からすれば、相談の窓口が市にも必要なのではないかと思われますが、現状の、また将来完成後の管理体制や市民への窓口などの体制のあり方について、どのようにお考えなのかお尋ねします。

 

 
 
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