越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

 

●平成20年6月定例議会

Q1-①.質問


 議長の許可をいただきましたので、さきに通告してあります3項目について、順次質問をさせていただきます。
 まず初めに、地球温暖化防止に向けた取り組みについて、数点お伺いいたします。この地球温暖化に関連した質問は、きのうの細川議員、大石議員を初め多くの議員がしておりますが、私なりの視点も交えて質問をさせていただきます。
 さて、地球温暖化対策は、喫緊の課題であり、その重要性はだれもが認識をしているところです。7月7日から北海道洞爺湖において開催されるサミットにおいて、環境が主要なテーマの一つとなっているのもそのあらわれであると思いますが、そのサミットに向けて現在さまざまな国際会議が日本の内外で行われているところでもあります。日本で開催されたものに関して言いますと、例えばG8環境大臣会議があり、また第4回アフリカ開発会議がありました。それから、あす、あさってには、エネルギー担当大臣の会議も開催されるというふうに聞いております。G8環境大臣会議においてですが、これは残念ながら数値目標の設定には至りませんでしたけれども、第4回アフリカ開発会議においては、アフリカ諸国から日本の考えを支持する点で一致したと聞いております。
 こういった中、環境省では、2003年から毎年、温暖化防止のための「CO2削減ライトダウンキャンペーン」というものを実施しております。これはライトアップ施設や家庭の電気を一定時間消して、過度な電気の使用を控え、省エネやCO2削減への意識を広めようという趣旨ですが、ことしも夏至の日の6月21日からサミット開催初日の7月7日までの間、「CO2削減ライトダウンキャンペーン」を実施すると発表しております。特に夏至の日の6月21日は、「ブラックイルミネーション2008」、サミット初日の7月7日は、「七夕ライトダウン」と称して、それぞれ夜8時から10時までライトダウンを行うよう呼びかけを行っております。ちなみに昨年は、6月22日から24日までの間、同様のキャンペーンを実施した結果として、参加を事前に表明した全国約6万3,000の各種施設、その合計として114トンのCO2の削減、また約290万キロワットアワーの電力の削減につながったとのことです。この約290万キロワットアワーというのは、200世帯が1年間に使用する電力量に相当するそうです。
 さて、ここで1つ目の質問ですが、この「CO2削減ライトダウンキャンペーン」についてお伺いいたします。このキャンペーンについて、越谷市でも積極的に取り組む考えがあるのでしょうか。また、もし取り組むならばどのような形を考えているのかお尋ねします。
 なお、これはご提案ですが、ご存じの方もいらっしゃるかもわかりませんけれども、このフロアのエレベーターの前に「エコウェーブ」八都県市地球温暖化防止一斉行動と題した大きなポスターが掲示されております。庁舎内をぐるっと回ったところ、どうやらここだけにしか張っていないようですので、せっかくの啓発ポスターですから、例えば玄関1階に張り直してはいかがかと思います。ちなみにあすわんぱく相撲が行われるため、そのポスターの掲示が現在庁舎内各所に張ってございますが、サイズが異なるのですけれども、来週にはそのポスターが外せるかと思いますので、そこのところに張りかえてはいかがかと思いますので、よろしくお願いいたします。

Q1-②.質問


 次に、2点目として、地球環境にやさしい越谷市率先実行計画についてお伺いいたします。日ごろより越谷市では、環境問題に対するさまざまな取り組みを行っておりますが、ことし2008年は京都議定書約束期間の初年度でもあります。京都議定書で課せられた数値目標を実現するためには、一人一人の意識の変革が必要だと思います。現在原油価格の高騰によりガソリン価格が全国平均で1リットル170円に達する中で、ガソリン離れ、車離れが起きているとも聞いております。幸いにしてと言うべきか、不幸にしてと言うべきわかりませんが、結果として個人が車の利用を控えることにより、車から発生するCO2の抑制につながるという効果が今後生まれるかもしれません。
 社会はそういった状況にありますが、その中で地球環境にやさしい越谷市率先実行計画について、平成19年度の取り組みの結果と、また平成20年度の主な取り組み状況についてお尋ねします。

Q1-③.質問


 さて、この項目についての3点目ですが、「環境」をキーワードにした越谷のイメージアップを図ることについてお伺いいたします。レイクタウンまちびらき後の4月23日ですが、「埼玉まちづくりフォーラム2008」というそういった催し物がサンシティで開催されました。市長も来賓として行かれたと思いますけれども、私もそちらにお邪魔して、その場でいろいろな話を聞いてまいりました。その際の事例報告として、「CO2削減への取り組み」と題する太陽熱利用のマンションの具体的内容についてのプレゼンがございました。これは既に皆さんご承知のことだと思いますが、国内初のケースということで、会場の中にいらっしゃっていました埼玉県、あるいはそれ以外の多くのまちからの方が多くいらっしゃったようでしたけれども、非常に驚いている様子でもございました。
 そこで、こういったことも含めて「環境」をキーワードにした越谷のイメージアップを図ること、例えば環境越谷と銘打って何か大きくできないものでしょうか。よく全国のまちの比較で、住みやすさナンバーワンですとか、そのようなランキングの発表がいろいろされておりますけれども、「環境」というテーマで、なかなかこの面からのランキングというのはしにくいというものがあろうかと思いますが、実際私もいろいろ調べた結果、こういったランキングはちょっと出ていないようですけれども、もしそのようなランキングがあった場合、越谷が上位に入るようなそういったまちにこの越谷をできないだろうかというふうに考えております。もちろん環境というのはさまざまな側面もございますので、単純に日本の中で何番と、そういったランキングができるようなものでもないのでしょうけれども、今後そういったもし仮にランキングが出れば、越谷が上位に入るためにどのような施策が講じられるのか、それとあわせまして、そのようなランキングはまだあれですけれども、現状県内の他市と比べて、例えばここの点は越谷がすぐれているだとか、そのようなセールスポイント、そういったものをさまざまな場所にアピールすることができれば、越谷というまち、環境という部分で大きく今後もクローズアップされるのではないかというふうに思っておりますけれども、そういったことも含めてイメージアップを図ることについて、そのお考えをお尋ねします。

 

 
 
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