越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

 

●平成26年12月定例議会

○質疑


 第112号議案「越谷市交流館設置及び管理条例の一部を改正する条例制定について」、大きく4点質疑をいたします。
 まず、1点目ですけれども、この件に関してのもろもろの日付、時期というものについて確認をしたいと思います。
 ここでは3つお伺いしたいと思いますが、1つ目は、新方交流館の土地の賃貸借契約を期日満了をもって契約を終了したいというふうに越谷市農業協同組合さんから話が市の側に来た時期がいつごろであるのかということについてお伺いしたいと思います。
 2つ目ですけれども、市としては、建物は現状のまま解体せずに無償で譲渡をするというふうに内部で決められているわけですけれども、その具体的な時期がいつであるのかということについてです。
 それからもう一つ、交流館を理容されている団体ですとか、あるいは地域の市民の方々に対して、その利用の移行状況ということについてアンケート調査でしょうか、それをされているかと思いますが、その時期がいつであるのかということについて、時期について大きく3つお伺いをします。
 2つ目ですけれども、1点目の部分と若干重複する部分もございますが、市としては建物の解体工事に係る経費負担、その他施設の老朽化等、総合的に検討を行ったということですけれども、この総合的な検討の内容がどのようなものであるのか。また、あわせまして、仮に解体をした場合に、その費用は幾らぐらいになるのか、積算をされているかと思いますが、おおむね幾らぐらいであるのか、それをお示しいただければと思います。
 それから、3点目ですけれども、議案が最終日可決した場合には交流館は廃止という形になるわけなのですが、その際に広報を利用者ですとか、近隣の住民の方々に対してどのように行うという考えであるのか、また廃止ということになった場合には、相当な理解をしていただくということも必要だと思いますけれども、どのようにしてそういった理解を求めていくのかということについてお伺いします。
 最後、4点目になりますけれども、農協さんとの間に、他の施設で、この新方交流館のような契約状況にある施設がほかにあるかどうか、あった場合には、その契約期限等がどのようになっているのかということについて、以上4点、質疑をいたしたいと思います。よろしくお願いします。


市長答弁


 ただいまのご質問につきましては、協働安全部長から答弁申し上げます。


協働安全部長答弁


 ただいまの4点のご質問につきまして、順次お答え申し上げます。
 まず、農協からそれぞれの申し出等々につきましての日付につきましてでございます。協議経過につきましては、本年の6月20日付で越谷市農業協同組合から賃貸借契約が満了となる平成27年3月21日をもちまして賃貸借契約を終了し、建物は現状のままでの当該物件の返却についてのご通知があったところでございます。あと、説明会でございますけれども、平成26年7月7日に第1回目の説明をさせていただきまして、また26年8月5日に2回目、さらには8月29日に3回目、それから9月29日に4回目でございますけれども、同日、2回開催したときもございますので、トータルで5回の説明会をさせていただきました。
 次に、経費負担につきまして建物の関係の経費負担につきましてでございますけれども、建物につきまして無償譲渡の関係で経費の負担の具体的な金額でございます。これにつきましては、一応私ども、見積もりをとらせていただいたところでございますけれども、解体工事費が3,298万3,200円というような解体工事費がかかると見積もりをとっておるところでございます。
 次に、広報についての今後の方法でございますけれども、議決後、広報ですとか、同交流館等々、複数の機関を使いまして理解を求めていきたいと考えております。さらに、利用者等々の理解につきましては、利用者が直接利用する団体が交流館で利用する際に、チラシ等々で広報をしてまいりたいということと、先ほど説明会の中で利用者団体等も対象に、そういった説明を行っておるところでございますけれども、改めてもう一度そういった広報はさせていただければと思っております。
 4点目ですけれども、ほかに農協さんとの賃貸借の関係でございますけれども、特に大相模公民館、こちらが農協さんとの賃貸借契約があるところでございます。以上でございます。
 総合的な検討の時期でございますけれども、農協さんから申し出があった後に、総合的に検討をさせていただいたところでございます。以上でございます。


○再質疑


 再度お伺いをいたします。
 1点目と2点目の部分で若干重複するような形になりますけれども、今ほどのご説明ですと、農協さんのほうから6月20日付で市のほうにあって、その中で内部として総合的に検討を加えた上で、1回目の説明会が7月7日に行われたということだと思いますが、時間でいいますと3週間ないぐらいでしょうか、随分と短い間に内部で検討されて、その上で説明会と。時間的に言いますと、随分と短いのかなと。いや、短いだけで、淡々と進んでいるようにも受けとめたものですから、改めて農協さんから事前に、もともと6月20日付というふうに来る以前から、市のほうに内々で話があったのかどうかということについてをまず1つ確認したいと思います。
 その上で、もう一つですけれども、3点目の部分に係る部分の話ですけれども、いろいろと越谷市もこれから先、さまざまな施設について維持管理更新の中では、統廃合ですとかそういったことも検討しなければならない部分も出てくるかと思っております。そういった中で、せんだって宮崎市さんに行政調査にお邪魔させていただいた際には、施設の利用に当たっての市民満足度をどのように高めていくのかというのとあわせて、宮崎市さんでは今後、施設を廃止せざるを得ない部分もあるので、その中でいかにして市民の皆様方に納得をしてもらうのか、市民満足度というよりは、むしろ市民納得度というものをどのようにして高めていくのかということを今、検討している、考えているというふうなことを宮崎市さんでは言われていました。
 今後、今回仮に議案が通りますと、新方交流館については廃止という形になるわけですが、先ほど広報の仕方についてはいろいろとというような話もございましたけれども、その上で改めて納得をしていただいた形でという部分については、もう少し検討も必要なのかなというふうに考えておりますので、いかにして市民の方々に納得をしていただく、あるいは利用者の方々に納得をしてもらうのかということについて、方策、その他の検討がどのようになされているのかということについてお伺いをしたいと思います。


市長答弁


 お答えいたします。
 1点目の件ですが、農協からの申し出があってから廃止の決定が早かったのではないかと、こういうご質問かと思いますが、もう前々から農協さんからお借りしている敷地、また市から貸している敷地等については、できるだけ整理をしていくというようなことは、もう以前から話は出ておりました。正式に来たのが、そのような6月20日ということでございますので、その点はぜひご理解を得ていきたいと思います。
 また、今後の対応につきましては、企画部長から答弁申し上げます。


企画部長答弁


 それでは、ご質問にお答えさせていただきます。
 これからの公共施設の今後のあり方ということにつきましては、非常に人口の少子高齢化が進む中で、なおかつ人口構造も高齢化とともに、実際に生産年齢人口が実数として減っていくということで、越谷市の場合、まだ幸いにもレイクタウンあるいは西大袋の開発等で転入の世帯がふえて、人口もふえている状況にはございますが、前回の推計ですと、いずれ平成35年のころには人口減少のフェーズに突入していくのではないかというようなことも推計されておりますので、この相関関係は当然財政にも影響を与えてくる話でございますので、今後、実際にどのような人口構造が財政に与える影響がどういうふうになるかということも含めまして、今、アセットマネジメントについての調査をさせていただいておりまして、平成25年、26年、2カ年の事業で公共施設等総合管理計画の策定に向けて取り組んでおるところでございます。
 議員さんご指摘のように、今後、越谷市の人口のボリュームの中でどこまで施設を保有していくべきなのか、あるいは維持管理のコストも含めて総体的なボリュームはどうするのか、その場合に、具体的に市のほうで運営管理は難しいと判断をした場合の施設をどのような形で廃止あるいは統合していくのかということも、全体の公共施設の管理をしていく総量のバランスをとっていくということからすると、いずれ複合あるいは廃止というような問題も出てくると思いますので、この辺についての手法については、今回の交流館の話ももちろんそうなのですけれども、いずれそういう必要性が出てくる施設も場合によっては出てくるということがございますので、これについては住民の皆さんに丁寧なご説明をした上で、計画についても場合によってはパブリックコメント等にかけるような手続も踏まえながら、議員さんがおっしゃった市民の納得度というような尺度とは、また違う表現かもしれませんけれども、できるだけその施設を利用されている方々に、なぜそういったことが必要なのかというようなことも含めましてご説明を丁寧にさせていただいて、住民の皆さんの合意を得ていきたいというふうに考えております。この辺につきましては、先ほど申し上げました公共施設等総合管理計画の中でもしっかりと議論をさせていただいて、住民周知につきましても基本的な方策について十分検討していきたいというふうに考えております。以上でございます。


 
 
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