越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告


●平成25年6月定例議会


Q1-①.質問


 おはようございます。議長の許可をいただきましたので、さきに通告しております5項目十数点について、順次市長、教育長にお伺いいたします。
 それでは、市長に1項目め、PFI事業についてお伺いします。まず1点目として、取り組みに対する検証と評価についてお伺いします。現在、また今後の社会構造を考えると、増大する公共サービスの要望に対して、官、市役所が行政サービスとして、その全てを提供し続けていくことは、財政面から見て、事実上不可能であろうと考えております。
 そういった中、行政サービスの提供の基盤となる施設等の維持管理、更新に当たっては、民間活力の活用という観点からPFI、PPPといった手法を積極的に活用してはどうかと議会でもたびたび提言がなされております。もちろん私自身も積極的に活用するべきと、そういった考えを持っておりますけれども、議会の中での答弁は、おおむね今後検討するということに終始しているかと思われます。
 そこで、改めて斎場整備の手法として、既に取り組み実績のあるPFI方式について、市としては、これをどのように検証し、PFI方式という手法について、どのように評価しているのかということについてお伺いいたします。
 ここでは、斎場という施設を整備するに当たってPFI方式を採用したことの是非ということではなくて、PFI方式によって施設を整備したということに対して、その後どのように検証、評価なされているのかという、そういった観点でお伺いしたいと思います。


Q1-②.質問


 2点目に、今後の取り組みについてお伺いします。現状では、PFI方式を活用した施設整備は、越谷市では1件だけとなっておりますけれども、今後一層進む公共施設、公共インフラの整備に当たっては、PFI、さらにはPPPといった方式の選択も検討していく必要があり、そのことについては、既に市長からも「検討する」という答弁が出ております。
 そこで、市として検討する過程において、どのような公共施設、公共インフラに利用すると効果的であると考えているのか。そういった中で、また効果的であると考えている対象が具体的にあれば、あわせてお示しをいただきたいと思います。そして、その上で、今後どのようにしていくお考えであるのか、そういったことについてお伺いをいたします。


Q2-①.質問


 次に、2項目めとして、統合型地理情報システム(統合型GIS)の整備とオープンデータ化の取り組みについてお伺いします。越谷市では、この春、統合型地理情報システム、以下は略称で統合型GISと呼びますけれども、こしがや住まいるマップというものが運用を開始いたしました。越谷市情報化推進計画第3次アクションプランでは、地図情報のデジタル化による利便性の向上という観点から統合型GISを平成24年度に開発、平成25年度から運用開始という計画が描かれていましたので、計画どおり進行しているということになります。
 この統合型GISに関係して、越谷市公式ツイッターから4月2日に、こういう案内がありました。道路台帳参考図が印刷できるようになりました。越谷市道の道路台帳参考図が閲覧、印刷できるようになりましたというものです。そのツイッターから市のホームページのリンク先にアクセスできるわけですけれども、そちらにアクセスしますと、今度は縮尺250分の1相当と縮尺500分の1相当の道路台帳参考図がホームページから印刷できるようになりました。そういった案内がありまして、そこから実際のこしがや住まいるマップにアクセスできるわけですけれども、そのこしがや住まいるマップの最初の画面、上のところには、このサイトは越谷市が所有する地図情報をインターネットを通じて行政情報や地理情報を住民の皆様に提供するものですという形になっておりました。
 情報提供の内容は複数ありまして、施設情報、観光情報、AED情報、工事情報、道路台帳・認定路線参考図、防犯・防災情報、通学区域情報、自治会区域情報というものが現在提供されています。これらは外部の民間会社の有する地図に情報がマッピングされていたり、あるいは色分けで区分されていたりと、工夫次第では、このこしがや住まいるマップ、さまざまな情報のコンテンツは相当なポテンシャルを有する新サービスであるというふうに私自身は考えております。
 そこで、この統合型GIS、こしがや住まいるマップについて2点お伺いします。1点目として、利用促進のための広報についてお伺いします。現在の広報状況を見ると、私の知る限りでは、先ほどお話ししましたツイッターによるもののほかに、市のホームページのトップページ、そこのトピックスとして、こしがや住まいるマップの公開という案内があります。新たに始めたサービスですけれども、私自身は先ほども申し上げたとおり相当なポテンシャルを有するサービスだというふうに考えておりまして、これを積極的に市民や、また事業者の方々に活用していただきたいというふうに考えております。それには、こういったサービスが始まったということを積極的に広報していくことが重要でありますので、利用促進のためにどのように広報していくのかということについてお伺いをいたします。


Q2-②.質問


 次に、2点目として、今後の方向性についてお伺いします。今全国の自治体では、さまざまな内容についてオープンデータ化の取り組みを進めています。オープンデータとは、単に情報を公開するということではなく、その公開された情報をもって市民や事業者が、より有効に活用し、生活の向上や、あるいは事業の発展、あるいは社会そのものの変革すらも、そのことによって進められるというものであって、その意味で従来の情報公開という言葉とは、概念が根本的に異なるというふうに考えております。その観点も含めて、この統合型GIS、こしがや住まいるマップを今後どのように活用していくのかということについてお伺いします。


 
 
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