越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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Q5-①.質問


 5項目め、補助金についてお伺いします。平成24年度予算編成方針の6のところに補助金についての記述があります。実は平成23年度も全く同じ記述となっておりまして、その部分を取り上げますと、「補助金等、調書における評価が減額、縮小等となったものについては既に見直し計画が提出されているが、その実現に最大限努めること。さらに、外部評価の結果を踏まえ、それぞれの補助金等により実施した事業の実績や成果を十分検証すること。なお、補助事業の成果等が示せないものや今後改善が見込めないものなどについては、厳しく調整に当たるものとする」というふうにあります。その点からすると、それだけ補助金についての取り扱いは重要であると考える次第ですし、重要でありますので、過去にも何人かの議員さん方が取り上げておりますけれども、改めて数点お伺いいたします。  1点目として、市単独補助金の推移について、数字の確認という意味でお伺いします。平成20年度から23年度まで、今年度はまだ事業の途中ですけれども、件数、総額はどのようなものであるのかお伺いいたします。


Q5-②.質問


  2点目に、外部評価に付されたもののその後についてお伺いします。先ほどの予算編成方針の中にもありましたが、外部評価に付されている項目もあります。過去どのくらいの項目について外部評価に付されたのか、その件数と外部評価のコメントを受けて見直し等はどのように行われたのか、その効果はどの程度上がっているのか、それらについてお伺いいたします。


Q5-③.質問


  3点目に、成果等が明らかでないものの内訳と今後についてお伺いします。すべての項目について外部評価に付しているわけではありませんから、内部での評価のみとなっている項目も多数あるかと思います。予算編成方針の最後の部分にも「成果等が示せないものや今後改善の見込みのないものなどについては、厳しく調整に当たる」とあります。あるいはそういった方針のもと、既に厳しく調整をしていて、成果等が示せないものや改善が行われていない補助事業はないのかもしれませんが、もしあるとすればそれはどのようなもので、今後それはどのようになるのか、そういったことについてお伺いいたします。


Q6-①.質問


 6項目め、放射線教育への取り組みについて、これは教育長にお伺いいたします。3月の震災に伴う福島第一原発の事故以降、放射能への不安を抱きながら暮らしている人たちが数多くおります。市議会でも6月以降、各議員がさまざまな角度から取り上げたり、市民から請願が寄せられたりしております。
 現在さまざまな取り組みがなされていますので、その点については今後もそれぞれのレベルで引き続き解決に向けて努力を続けてもらうとして、実は今回の事故を受けて根本的な問題が明らかになったと私は考えています。それは何かといいますと、新しい学習指導要領が来年度からスタートしますが、30年ぶりに放射線についての教育が復活するということになっています。つまり逆の言い方をすると、30年間だれも学校で放射線について教わっていないということになります。ですから、国民の大多数は基礎的な知識さえ持ち合わせていないということにもなります。このため、事故発生当時から連日さまざまな報道がなされていましたけれども、情報リテラシーですとかメディアリテラシーですとか、そういう言葉も使いますが、その報道されている内容を正確に理解することがほぼ困難な状態だったということでもありますし、そのためにいたずらに不安がるか、もしくは全く無頓着であるか、そういったような状況でして、だれも適切な処理をとることができなかった、適切な判断をすることができなかった、そういったことが今回の問題をさらに大きくした要因であろうかと考えております。以前、理科教育の充実をテーマに質問をしたことがありますが、放射線教育がきちんとなされていないということを私もわかっておりませんでした。
 そこで、数点お伺いしますが、まず1点目として現状の学習内容についてお伺いします。現在小学校や中学校では放射線について、放射能、原子力も含めて実際のところどのような学習がなされているのでしょうか。9月議会で金子議員さんがある教材を取り上げて内容が適切でないというような指摘もされておりましたから、学習指導要領には基づかないけれども教えてはいるのだろうと考えておりますけれども、その内容についてお伺いいたします。


Q6-②.質問


  2点目に、今後の学習内容についてお伺いします。文部科学省では放射線教育用の副読本を作成し、ホームページからダウンロードできるようにしてあります。私も内容をいろいろ見まして、こちらはその表紙だけですが、「小学生のための放射線副読本」ということでの表紙ですが、一応中学生あるいは高校生の分も表紙は一緒のようです。こういったものをホームページからダウンロードできるようにしてありまして、小学校、中学校、高校別にこういったものがあります。また、教員の指導用の分もご丁寧にデータがありますが、この副読本はどのように利用されるのでしょうか、その点についてお伺いいたします。


Q6-③.質問


  3点目に、教員への研修についてお伺いします。過去30年間、学校で教えていないということは、ほとんどの先生方もまた教わっていないということになります。もちろん理科の先生であれば基礎的な知識は持っているかもしれませんが、それでも改めて研修が必要だろうと思います。副読本については小学校3年生以上で活用するようですので、その意味からすると大多数の小学校の先生方、それから中学校の理科の先生方は改めて放射線についての知識を身につける必要があることになります。45校合わせますとかなりの先生方の人数に上るかと思われますけれども、どのように研修を行う考えであるのか、スケジュール等もあわせてお示しください。


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