越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告


Q3-①.質問


 次に、3項目めとして、治水対策についてお伺いいたします。治水や水害対策については、過去よりさまざまな角度からいろいろと各議員さんが質問を行っておりますが、地域での実情を交えて私からもさせていただきたいと思います。
 この10月、2年ぶりに台風が日本に上陸をいたしました。台風18号です。10月7日に日本に接近して、8日未明に知多半島に上陸、そのまま本州を北東に移動を続けました。関東でも夜中から風雨が強まり、午前3時から5時ごろには相当な雨量を記録したようであります。この台風では、東海・関東地方に被害が多く出たとも聞いております。
 さて、8日の朝ですが、台風が通り過ぎまして天気もよかったのですけれども、私ごとで恐縮でございますが、朝起きまして下におりましたら、ご存じの方もいらっしゃると思いますけれども、うちは1階が店舗になっているのですが、久しぶりにその店舗の中に水が入りました。これは恐らく周りも結構いろいろと被害が出ているのかなと思いまして駅周辺をぐるっと回りますと、駅前のコンビニ、ここはいつも大雨が降ると水が入ってしまうのですけれども、やはり例によって水が入っていて、清掃のために臨時休業と。それ以外にも近くの半地下式になっている駐輪場では、その駐輪場の半地下の部分に全部水が入っているですとか、いろいろと被害が出ていたようでございます。
 また、以前から北中学校のグラウンドの水はけの問題や、その前の通りの水害については、いろいろと地域の方からお話も聞いておりましたので、自転車に乗ってそのあたりも見て回りました。学校のグラウンドは水没しておりましたが、周辺道路については見た目には特に問題はなかったようでありましたけれども、しかし市内での被害状況を取りまとめた資料を先日いただいたところ、やはりその周辺でも被害が出ていたようであります。
 そこで、2点お伺いいたします。まず、せんげん台東口周辺の治水対策はどのようなものとなっているのでしょうか。その現状と今後の対策についてお伺いいたします。


Q3-②.質問


 また、同様に大袋駅東側周辺の治水対策についても、現状と今後の対策についてはどのようになっているのでしょうか、お伺いいたします。


Q4-①.質問


 次に、4項目めとして、県立高校の入試制度変更に伴う対応について、これは教育長にお伺いいたします。埼玉県の県立高校の入試制度が今回大幅に改まります。参考までに変更点ですが、前期、後期と試験が分かれるのは従来のとおりですが、その定員比率、また試験の点数配分、評価基準などが改まると聞いております。どうやら、いろいろ言われていたゆとり教育が学力低下を招いたという批判や反省から、学力重視の試験に改めるというようなことも聞いております。そういったことが趣旨のようであります。
 さて、新型インフルエンザという脅威もあり、ことしの受験生は、大学入試も含めてですが、例年になく神経質になっているとも聞いております。そういった中で高校入試、ここでは制度が変わる県立高校への入試という部分に注目をしてお伺いさせていただきたいと思いますけれども、15歳という多感な時期、あるいは案外のんびりしている生徒さんや、あるいは逆に冷めている生徒さんなんかもいるかもわかりませんが、しかし制度が変わるというのは少なからず不安を抱くものと思われます。
 そこで、2点お伺いいたします。まず、中学校での授業への影響について、受験に当たって何がしかの影響があるのか否か、あるとすればその対応は十分なのかどうか、現状はどのようになっているのかお伺いいたします。


Q4-②.質問


 また、2点目として、生徒、保護者への対応について、制度が変更になるということを、進路指導という点も含めて十分になされているのだとは思いますけれども、中学3年生だけでなく、その下の学年についてはどうなのか、そのあたりも含めてお伺いいたします。


Q5-①.質問


 最後、5項目めとして、小学校における外国語教育の取り組みについて、これも教育長にお伺いいたします。学習指導要領が改まり、平成23年度から全国の小学校で外国語活動が正式に始まります。端的に言うと、従来は中学校から始めていた英語をいきなり中学校から始めるのではなく、小学校のうちから少しずつ英語というものになれ親しませようということですが、ことしの2月に大阪で、また8月に神戸で行われました教育フォーラムに参加させていただいて、私なりにこの問題について調査研究をしてまいりました。現状では現場の先生方はかなり試行錯誤をしているという印象がございました。先駆的に取り組んでいる地域ではその対応は万全のようですが、そうでない地域ですと、例えば対象となる5年生、6年生の担任の先生方とそうでない担任の先生方との間での温度差があるだとか、またどのような教材を準備するべきなのかですとか、あるいは小学校の先生方も必ずしも英語が得意な方々ばかりではないという中でいろいろと問題を抱えているようであります。
 また、ここへ来て不安に追い打ちをかけるように、国の事業仕分けにおいて、文部科学省が無償配布している補助教材である英語ノートの予算、約8億円が廃止という仕分けになりました。事業仕分け対象事業名として英語教育改革総合プランというものですけれども、全国の教育委員会から文部科学省に多数の問い合わせがいっていたというようなことも報じられておりました。その事業仕分けの中では、そもそも小学校で英語学習が必要かどうかの議論もあったと聞いておりますけれども、それは横に置いて、平成23年度からの完全実施に向けて2点お伺いいたします。
 1点目として、市内の小学校での現状の取り組み状況はどのようになっているのかお伺いいたします。


Q5-②.質問


 また、2点目として、今後の対応についてお伺いいたします。30の小学校でクラス数は各学年とも90以上ありますけれども、5年生、6年生の担任の先生だけでなく、あるいはすべての先生がいずれは受け持つ可能性がある中で、現状もう既にそういった部分の対応もされているのかもわかりませんが、先生方の指導も徹底しなければならないでしょうし、現状のALTの人数では不足するのではないかとも考えております。あるいはALTの予算、また教材の準備のための予算、そういったものもいろいろと今後講じる必要があるのかなというふうに考えておりますが、それらを含めて今後の対応についてお伺いをいたします。
 以上で1回目の質問を終わりにさせていただきます。ご答弁よろしくお願いいたします。


 
 
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