越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

<< 前ページへ

質問(再度1回目)


 ご答弁ありがとうございました。それでは、再度順次質問させていただきたいと思います。
 まず、1項目めの資金運用ということですけれども、先ほどもお話ししましたように、その公金の管理というのは保管、調達、運用と、そういったものが一体的に、あるいは相互に関連しながら行われていくものだというふうに私は認識していまして、その意味で言いますと、運用というふうに今回基金の運用についてと、1点目、基金の運用について、あるいは2点目は歳計現金の運用について、運用というような言い方をしていますが、それは保管の延長にあるというふうに私自身は認識しておりまして、保管をいかにしてしっかりとやっていくのか。その先に運用があるというふうに思っています。そのことを先にお話しさせていただいた上でまずお伺いしますが、私自身は今回質問に当たっていろいろと調査をして、債券で運用を図るということについての効果も高いということから、運用してはどうかという視点でお伺いをしています。
 その上で、1点目、基金の運用ということについては、債券で運用するということを検討しているというふうにご答弁をいただきました。それは、ぜひ進めていただきたいというふうに思っております。その上で、債券で運用するというふうな話をすると、あるいはこの中にも、それは安全なのかと、大丈夫なのかと、市民の方は特に大丈夫かというふうに懸念を抱かれる方々も多くいるというふうに思っています。私自身は、債券といってもいろんな種類がある中で、国債や地方債や地方公共団体、金融機構債や政府保証債といった、満期償還時にしっかりとその元本が戻ってくるものというものを想定していまして、決して為替リスクのある外国債とか、あるいは倒産のリスクのある社債だとか、そういったものは念頭に置いていません。その意味で私自身としては、債券の運用というのは安全性があるというふうに思った上で提案をさせていただいているところなのですけれども、市として債券の運用ということの安全性はどのように認識しているのか、その点をお伺いしたいと思います。


市長答弁


 ただいまのご質問につきましては、会計管理者から答弁申し上げます。


会計管理者答弁


 ただいまのお尋ねにお答えいたします。
 国債及び政府保証債、あと地方債等いろいろあるわけでございますが、そういったものであれば、いかなる金利の経済状況の変動とか金利の変動、そういったものがあっても、満期まで保有すれば元本の償還が保証されておりますことから、国が財政破綻というのですか、海外ではいろいろありますが、そういったことが日本では可能性は非常に低いと考えられることから、安全性の高い債券であると考えております。先ほど今地方債と言いましたが、地方債についても国が潰れなくても自治体、地公体が潰れるという過去に何市かありましたので、こういったことについては、もし手を出すのであれば、我が埼玉県とか、東京とか、そういった財務状況の芳しいところを選んでいきたいと考えております。以上でございます。


質問(再度2回目)


 安全性ということといいますか、もともと地方財政法上では地方公共団体が購入できる債券の種類というものがもう定められていて、先ほど私が言いましたように、国債、地方債、政府保証債、その他、その他ということで最近では地方公共団体金融機構債ということが一般的には推奨されているようなのですけれども、もともとそれ以外のものは買えませんので、その意味でおいては安全性があるというふうに思っています。
 その上でですけれども、いろいろとマイナス金利となって、実際に債券を購入しようと思っても、今このタイミングではなかなか難しいということもあるというふうには認識しているところなのですが、仮にマイナス金利がこの2月から導入されましたが、マイナス金利が導入されなかったとしたら、その検討しているということ、債券を購入するということの検討というのはどのようになっていったのか。仮定の話なので、なかなか答えにくい部分はあると思いますが、仮にマイナス金利が導入されていなかったとすれば、実際に債券を購入するというところまでいっていたのかどうかということについて、お伺いしたいと思います。


市長答弁


 ただいまのご質問につきましても、会計管理者から答弁申し上げます。


会計管理者答弁


 先ほど市長のほうからも申し上げたとおり、いつごろからそういう話が来ていたのかわかりませんが、私も昨年4月からこの会計管理者ということになりまして、その後夏前に証券会社等が、先ほど菊地議員さんがおっしゃっております国東市を引き合いに出して、さんざん勧誘に来ておりました。そういった話を聞く中で、これも低金利の中で運用としては十分いけるなということで、その間昨年夏から秋と研修会とか、証券会社でそういった研修会というのですか、説明会みたいな形を、そういったことにも出席して、ただその時点では基金等におきましても大口定期に預けていて、その当時としてはある金融機関では0.36とか、そういった金利で預けていましたので、それが満期になるのが3月の終わりということで、年明け、年度がわりごろに債券での運用を、その前には方針等を少し手直しして、越谷市資金運用方針というのがございますが、そういったものを手直しした上で、その満期になった時点で債券での運用に着手というのですか、そういったことを考えておりました。以上でございます。


質問(再度3回目)


 今ほどのご答弁で、いろいろと運用するということに当たってさまざまな調査研究をされているということはわかりましたし、実際に運用するとすれば、越谷市資金運用方針、私の手元にもありますけれども、それも手直しする中で行うのだということでご答弁いただきました。
 その越谷市資金運用方針ですけれども、これは平成25年5月30日に市長決裁を得たということの文書が今手元にありますけれども、なかなか現行の越谷市資金運用方針、このさまざまな規定がありますけれども、これだけでは直接的に債券を運用するということが、さまざまな要するにリスクを管理するという意味において、なかなかこれだけでは難しいと思っていて、その意味では手直しというのが今後は必要なのだろうというふうに思っています。その上で、この資金管理方針を少しずつ手直しが必要ではないかというふうな思いの中から、何点か確認をさせていただきたいと思います。
 海老名市資金管理方針あるいは八王子市公金管理方針、そういったものを調査させていただきましたけれども、ちょっと海老名市を出させていただきますが、海老名市の資金管理方針ですと、さまざまな規定が保管、調達、運用とさまざまな規定があります。そういった中で一つ確認をしたいと思いますが、先ほどのご答弁ですと、定期預金が満期になるので、それでもしマイナス金利にならなかったらの話ですが、マイナス金利となっていなければ、満期償還となる定期預金を債券で運用していこうと。それが、この資金運用方針を手直しした上でということでしたが、実際に運用するに当たって、それが普通預金で保管をしていくのか、定期預金にしておくのか、あるいは債券買うのかも含めてなのですけれども、その金額がどう運用するかの額を、実はよそのまちでは、例えば海老名市では、資金管理方針の中で資金管理会議というものの組織を位置づけて、関係する部課長、会計管理者もそうですし、財政の部課長あるいは基金の実際の所管をする部課長、そういった方々なんかがかかわり合いながら、年間のそれぞれの基金の資金需要がどうなのか、それ上で見取りはどれだけあって、あるいは逆に流動性が高い状態にしておかなければならないのは幾らなのか。そういった上で、実際に個々に運用を図っているというふうになっています。
 そこで、越谷市の現状がどうなっているのかを確認したいのですけれども、海老名市では資金管理会議というふうに言っていますが、そういった実際に資金をどういうふうに保管をするのか、運用するのか、その額をどういうふうにしていくのかということを確認するための会議というのは、越谷市には存在をしているのかどうか。あるいは、それは会議というのはどういうふうに行っているのかということについてお伺いしたいと思います。


市長答弁


 ただいまのご質問につきましても、会計管理者から答弁申し上げます。


会計管理者答弁


 ただいまのお尋ねですが、そういった会議は行っておりません。
 基金についても一括で運用しているわけではありませんので、個々に管理している部署がありますので、そこでどの時期にそれを取り崩すとかという話を年度当初に聞く中で、定期預金に幾ら、現金として幾ら持っていくと、そういった形を決めてございます。以上でございます。


<< 前ページへ
 
 
copyright (c) 2009. kikuchi-takamitsu. All Right Reserved.