越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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質問(再度1回目)


 ご答弁ありがとうございました。それでは、順次再度お伺いしたいと思います。
 まず、1つ目の項目の市民の声を市政に反映させる施策ということで、まず①の市民討議会、ここから始めたいと思います。実は6月議会に中核市の問題で質問いたしまして、その中に広報広聴という視点でのやりとりを市長とさせていただきましたけれども、その際に市長ご自身の見解として、パブリックコメントについて主に市長は言われているのですけれども、例えばパブリックコメントですと、この制度を出して、今ちょうど今週末まで幾つかの事案、意見公募している最中なのですが、それに対して一件もないようなケースもまだあるというようなことを言われまして、そういったこともどこかに課題があるのかなというふうに市長はご認識をされているわけですね。その中で「しっかりともっともっと広く市民の皆さんに関心を持っていただくような取り組みを模索していかなければならない」、そのように市長も言われているわけです。市民の皆さんに関心を持っていただくような取り組みというのは決してパブリックコメントを改善していこう、もちろんそれもあるのだと思いますが、もっとほかの取り組みもぜひ模索していきたいという、そういう市長の思いがあるのかなというところがございまして、今回提案をさせていただいているわけなのです。パブリックコメントの件については、札幌市で数値の実績データもいただきまして、それは企画のほうにございますので、そういったものを研究する中で改善をしていただければと思いますが。
 市民討議会の話に戻りますけれども、京都市でもこの夏、もともとあるまちづくり100人委員会というもの、毎年委員さんをかえているそうなのですが、こちらの委員さんをかえるに当たって無作為抽出で抽出してご案内を出して、それで参加しませんかと、そういう呼びかけをされていらっしゃるのです。京都市さんの考えとしては、私自身も言いましたけれども、サイレント・マジョリティーの方々、その声をどうやって聞いていくのかと。また、メンバーの方々がどうも一部固定化される部分もあるというようなところで、それを改善をしていきたいということのようなのですが、こういった形で市民討議会、無作為抽出で市民の皆様方に働きかけるということが広がりつつあるわけなのですけれども、そこでこういったことが私自身は重要だと考えていて改めて市長の見解を伺いたいと思うのですが、市として意見を聞くというときに、案内を出して参加していただいて意見を聞くと。聞くだけが重要ではなくて、参加された皆さん方同士が意見を交換し合う、その中で自分の考えがやっぱりいいなと思うときもあれば、あるいはほかの人の意見のほうが自分の考えよりもいいな、そこは参加された皆さん方が意見を交わし合って、よりよい方向への結論を持っていくということが重要だと思っておりまして、そういった意味で市民討議会を開催してはどうかと考えているところなのですが、新ためて市長のご見解をお伺いいたします。


市長答弁


 お答えいたします。
 行政を進めるに当たっては、できる限り市民の皆さんのご意見をお聞きし、また市民の皆さん同士で討議をしていただいて、そこから一定の方向性を示していただけば、それはそれでしっかりと市も受けとめて取り組んでいく必要があると私も感じております。市長とのふれあいミーティング、これはいわばまだお聞きするという段階でございますけれども、それを一歩踏み込んで市民の皆さんにももう少しディスカッションしていただいて整理をしていただくということも一つの方法だと思っております。どういう形でどういうテーマをもとに取り組んでいくかということについてはさまざまあるかと思いますので、それらにつきましては十分今後とも調査研究してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。



質問(再度2回目)


 市民討議会につきましては、最初のご答弁で一定の効果が期待できるということで調査をしていくというご答弁がありました。今市長からもご答弁いただいたわけなのですけれども、別の視点で市民討議会というものを少し見てみたいと思うのですが、つまり今の再度の質問の中では市民討議会をやるという部分での話なのですけれども、その答弁としてテーマを見ながらというような話もございました。逆に、例えば今越谷市でいろいろと課題もあろうかと思います。例えば中核市移行に向けて市としてどう取り組んでいくのか、あるいは市民の皆様方にも周知する中で市民の皆さん方にどうそこにかかわってもらうかだとか、あるいは駅前の再開発が一応形ができたわけですけれども、税金も相当長く投じているわけですね。ここを活用しながら越谷市としてどういうふうに今後持っていきたいのかということを市民の皆様方にご意見をいただくだとか、つまりテーマがあって、そのテーマのもとにどういう形で意見を聞くとよいのかという観点の中で市民討議会を選択するというような、つまり市民討議会をやるに当たってどのテーマがいいかではなくて、このテーマに対してどういう意見の集め方をするのがいいのかという観点で、例えば今言ったような課題に対して市民討議会を開催するという、そういった逆の考え方ですね。ということもあろうかと思うのですが、そのあたり、いま一度市長のご見解をお伺いしたいと思います。


市長答弁


 お答えいたします。
 今ご提言のあったことも含めて、どういう形でどういうテーマをもとにどのように広くご議論いただくかということも含めてよく研究をさせていただきたいと思います。



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