越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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市長答弁


 おはようございます。引き続いてご出席ありがとうございます。
 それでは、ただいまの菊地議員さんのご質問に順次お答えいたします。
 まず、市長マニフェストの進捗状況についてのお尋ねでございますが。関連がありますので、一括してお答えいたします。私が一昨年の市長選挙の際に掲げたマニフェストにつきましては、その内容を市長就任後に所信表明や施政方針に反映させるとともに、該当する項目の多くを第4次総合振興計画の事業に位置づけ、取り組んでいるところでございます。
 第1点目のお尋ねの進捗状況と評価についてでございますが。マニフェストをもとに所信表明事項として整理した項目は、全部で35項目でございます。そのうち本年10月現在の進捗状況として、それぞれの目標に掲げた内容について具体的な取り組みを実施したもの、あるいは継続実施中のものは23項目でございます。その他、着手済みのものが10項目、検討段階のものが2項目であり、私が市長に就任してから2年経過いたしました中で、実施と着手済みを合わせた項目数の割合は全体の94.3%となっております。
 これまでに実施した主な内容としまして、まず、すぐに取り組むもの、あるいは1年以内に取り組むものとした項目では、福祉なんでも相談窓口の開設を初め、看護師確保のための修学資金貸与制度の創設、通院に係るこども医療給付費の支給範囲拡大などがございます。また、空き店舗などを利用した高齢者の交流や憩いの場として、本年10月から蒲生駅前商店街に「ふらっと」がもうもオープンいたしました。
 次に、2年以内に取り組むこととした項目では、まず学童保育室の待機児童解消に向けまして、本年1月に桜井南学童保育室の2室化を行いました。ほか、本年度中に桜井学童保育室の整備と宮本学童保育室の2室化を予定しております。また、子供たちが自由に遊べる原っぱ公園の整備を本年度から西大袋土地区画整理事業地内で進めており、平成24年度中のオープンを目指しております。
 市民が主役のまちづくりの推進としましては、公募委員のいる審議会等の数の増加や自治基本条例の一層の普及に努めております。さらに、地域の課題を住民の方々が主体的にビジネスの手法を用いて解決することができるよう、コミュニティビジネスの支援として従来行っている創業者向け支援事業のさらなる活用や関連情報の集約、発信を進めてまいります。
 その他、市民の生活を第一に考えた予算編成や行政改革のさらなる推進に引き続き取り組んでおりますほか、市民サービス提供基盤の拡充に向けて新たな出羽地区センター・公民館の整備も進めております。これらに加え、3年及び4年以内に取り組むものとした項目につきましても、内容に応じて順次具体的な取り組みを進めているところであり、そのうちの5割の項目については既に実施をいたしております。そのほかの項目につきましても、それぞれの実現に向けまして引き続きしっかりと取り組んでまいります。
 次に、項目実現に向けて検討中の新規事業についてのお尋ねでございますが。新規事業要求の公表時期につきましては、平成24年度当初予算要求を11月18日に締め切り、現在集計作業やヒアリングなどを行う中で、新規事業の要求概要や事業内容などの確認を行う調整作業に入っております。
 本市では、昨年度より段階的に予算編成の可視化への取り組みを行っております。具体的には、平成23年度予算編成過程における予算編成日程、予算編成方針、会計別予算要求概要、市長査定結果、新規事業の要求概要、市長査定結果の状況について市ホームページで公表しているところでございます。さらに、本年度は款別での要求、市長査定結果の状況についても公表していく予定でございます。
 お尋ねの検討中の新規事業につきましては、昨年度と同様に12月下旬となる見込みですので、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、防災行政についてのお尋ねでございますが。まず、総合防災訓練につきまして、今年3月の東日本大震災発生以後初めとなる総合防災訓練を川柳地区自治会連合会との共催により、先月11月27日、光陽中学校で実施いたしました。訓練参加者は、地元自治会を初め光陽中学校の生徒、地元である福祉施設の職員、地元在住の市職員など1,016人を数え、災害に対する備えをすることができました。
 今年度の総合防災訓練では、例年実施している訓練種目に加え、東日本大震災における対応で得た経験を教訓として、新たに帰宅困難者受け付け訓練を実施するとともに、展示コーナーに東日本大震災関係展示ブースを設けました。また、民生委員・児童委員協議会会員による災害発生時の活動等についての啓発や災害ボランティアセンター立ち上げ訓練、市立病院啓発コーナーの設置なども実施いたしました。帰宅困難者受け付け訓練では、避難所に帰宅困難者用の受付を設置したという想定で、一般参加者に帰宅困難者となっていただき、震災時には対応に手間取った避難者受け付け名簿への記入から毛布を支給するまでについて訓練を行いました。また、会場内に設置した東日本大震災関係展示ブースでは、東日本大震災の概要と越谷市の対応についてのパネル展示と被災地の様子や市の被災者支援の取り組みなどを紹介いたしました。これら新しい訓練種目等につきましては、各地区の実情にもよりますが、各地区防災訓練に際し、ご紹介させていただければと考えます。
 また、来年度以降の総合防災訓練につきましても、開催する地域の方々の意向を反映させて、その時々にどのような備えや訓練が必要かを十分協議し、より効果的な防災訓練を実施できるよう取り組んでまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。


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