越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

 

●平成21年12月定例議会

Q1-①.質問


 議長の許可をいただきましたので、さきに通告してあります5項目十数点について順次質問をさせていただきます。
 質問に先立ちまして、高橋市長におかれましては、市長就任おめでとうございます。市民生活のさらなる向上に向けてご尽力を期待しております。また、私の質問に対しましてご指導賜りたい、そのようにも思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、最初の項目として市長選挙マニフェストについて数点お伺いいたします。マニフェスト型選挙は、2003年に北川正恭、当時の三重県知事が提唱したのが始まりでございますが、政策について数値目標、期限、財源、工程といったものを明示し、市民、有権者と政策の実現についていわば契約を交わすというものです。
 さて、高橋市長のマニフェストによりますと、まず大くくりで言いますが、6つの項目、そしてまたそれぞれに項目がございますが、まず「子育てするなら越谷」で5つ、「要介護、病気になっても安心な越谷」で3つ、「教育、環境に優しい越谷」で4つ、「市民力を活かす越谷」で3つ、「産業の振興と雇用を増やす越谷」で3つ、「生活第一を目指す越谷」で5つ、それ以外に「緊急の課題としてすぐに取り組みます」という項目で5つございます。これら6項目23プラス5ととりあえず表現させていただければと思いますが、これらはおおむね所信表明の中に盛り込まれております。一部触れられていないものもあるようですが、市長に就任して実際にマニフェストを実現されようという姿が十分にうかがえます。改めて敬意を表したいと思います。
 そこで、このマニフェストの実現に当たって、以下の点についてお伺いいたします。既に今定例会において複数の議員さんが所信表明やマニフェストの記載事項について具体的に質問されておりますし、この後にも予定されております。それらの質問と答弁を横で参考にさせていただいておりますが、また別の角度からお伺いをさせていただきたいと思います。
 まず1点目として、実現に当たっての工程についてお伺いいたします。6項目23プラス5のこれらの政策を期限で整理しますと、「1年以内」としたものが3つ、これは後ほど改めて触れさせていただきたいと思いますが、「2年以内」としたものが7つ、「3年以内」としたものが1つ、「4年以内」にしたものが12、これ以外に「緊急の課題としてすぐに取り組む」としたものが5つ、これも後ほど触れたいと思いますが、「1年以内」としたものの3つと「緊急の課題としてすぐに取り組む」とした5つ以外の政策、つまり2年から4年の間に実現する項目というのが20ございますが、その実現のための工程はどのようなものなのでしょうか。
 先ほど述べましたとおり、今定例会において既に各議員さんから質問が出ていて、その答弁を聞いておりますが、個々の政策の下の具体策も含めていろいろとご答弁いただいておりますけれども、期限という観点からいうと答弁の中に余りなかったのではないかというふうに思っております。あるいは私が聞き漏らしている部分もあるのかもわかりませんけれども、やはり複数年で達成しようと考えていらっしゃるものについては、その工程を明示していただかないと、契約の一方の当事者であります市民は、その進捗状況や達成状況を理解するというのはなかなか難しいかと考えております。個々の政策についての具体的な工程についてはどのようにお考えなのかお伺いをいたします。


Q1-②.質問


 次に、2点目として、実現に当たっての財源についてお伺いをいたします。各項目を見ますと、実現に当たっての総事業費が過去の議会での議論等も含めて比較的積算しやすいもの、あるいは実際に数字が出ているものもありますけれども、あるいは少し出しにくいもの、あるいは金額としては明示が全くしにくい部分もある項目もあるようでございますが、その上で財源の確保、それらの政策を実現するための財源の確保、確保の前にはそもそも幾らかかるのか、そこからだと思いますけれども、具体的にはその6項目23プラス5、あるいは大枠でも結構ですけれども、実現に当たって総額がどのようなものとなるのか、またその財源はどのように考えているのか、それをお伺いいたします。


Q1-③.質問


 3点目として、実現期限を「1年以内」とした項目についての考えについてお伺いいたします。「1年以内」としたものは3つございまして、「0歳児からの保育所整備、駅前保育室の推進、家庭保育室の充実を図ります」というのが1つ目、2つ目として「小児医療の充実と中学校卒業まで医療費無料化を実現します」、さらに3つ目として、「地区センター、公民館を拠点に徹底して市民の声を活かします」というものです。既に質問で触れられているものもございますけれども、1年以内ということですので、恐らく平成22年度の予算の中にその施策を組み込み、その実現を図るものと私は理解をしておりますが、どのように実現をしていくのか、具体的内容などを含めてお伺いをいたします。


Q1-④.質問


 4つ目として、「緊急の課題としてすぐに取り組む」とした項目についての考え方についてお伺いいたします。これは5つあって、「福祉なんでも窓口を開設します」、「空き店舗などを利用し、お年寄りの居場所をつくります」、「助け合いの仕組みをつくります」、「不足する看護師確保のため、市内医療機関勤務を条件にした独自奨学金制度をつくります」、「市立病院の救急専門医師を確保します」というものです。こちらは「緊急の課題としてすぐに取り組む」とあります。すぐというのが具体的にどれぐらいのものなのか、ニュアンス的には1年以内には実現をするのかなというふうに勝手に解釈もしておりますけれども、これらの項目について、今ほど、例えば「福祉なんでも窓口」などの開設については浅井議員さんからも触れられておりますけれども、これらの項目についてどのように実現しようと考えていらっしゃるのか、そのお考えについてお伺いをいたします。


 
 
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