越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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●令和5年6月定例議会


質問(再度4回目)


 ありがとうございました。せんげん台駅東口のポンプの増強ということが今年度進んでいくということが改めて確認できましたので、その点については安心をいたしました。地域の皆さん方からすると、本当にいつになったらポンプの増強が図られるのかと。私がいつも地域の方々にお話をしているのは、まず東武鉄道の橋梁の架け替え工事、そこが先なのですよ、それが終わったら市と県とでポンプの増強を図っていくのですよと、そういう話をさせていただいていて、鉄道橋の架け替えが昨年秋に終わりましたから、次はポンプの増強ですと、そういった話もさせていただいております。今年度取りかかるということで、その点については感謝をいたしておりますが、とはいえ治水対策、水害対策というのがポンプの増強で十分かというと、実際には、先般の台風2号でもそうですが、夜ポンプアップというのを止めるというようなこともございます。結果として、ポンプをどれだけ増強しても、残念ながらそのことをもって完全な対策、対応になるということではないということになります。
 そういった中で、令和3年12月議会で私は越谷市総合防災ガイドブックの質問をさせていただきましたが、私が住んでいます千間台東4丁目、すぐ行きますと袋山と地名が変わりますけれども、その境目のところは、以前にもお話ししたように、昔は元荒川が流れていて、ある意味ではそこのところが、旧の河道のところが少し低くもなっている。実際そのところには用水も流れているわけですけれども、今回もまたその用水周辺があふれて、周辺道路が冠水をいたしております。先日いただきました市内の冠水状況からは少しその辺りが漏れているようですけれども、地域の皆さん方からすると、ポンプの増強ということは望まれながら、それはもちろん望んでいるのですけれども、一方で冠水ということについての対応ということも十分進めてもらいたいのだというところのご意見、ご要望も強くいただいております。そういった中で、今回初めて冠水したという地域もあると思いますが、もともといつも冠水する場所というのがあるかと思います。ぜひ引き続き頻繁に冠水するところについては、もっともっと様々な取組、ポンプの増強だけで済むという話ではないと思うのですけれども、様々な取組を研究していただいて、よりよい形で進めていただければというふうに思っています。
 余談ですけれども、今回の台風は夜遅くに急激に変化したというふうに言われていますが、もともとこの湿った空気の上にはお日様があって、太陽が出ていて、太陽が出ている間は、ある意味その雨の量というのが、空気中にその水分というのが保たれているということがあります。ところが、太陽が沈むと空気が冷え込みますから、結果として大気中にためられる水分量というのが減ってきて、それが下に落ちる、つまり雨になるということになります。夜遅く急激に変化したというふうな話でございますけれども、もともと夜には雨が降りやすい、さらには夜には雨が強くなりやすいという傾向がありますので、今後その台風が、あるいは前線が越谷市をどの時間帯に通過するのか、それはそれぞれによって違うと思うのですけれども、夜に通過しそうだという場合には、前もって様々な対策を事前にもっともっと今まで以上に取っていく必要があるのではないかということを申し述べさせていただいて、次の3項目めの質問に移りたいと思います。
 それでは、3項目めの安全で安心な防犯のまちづくりについて再度お伺いをしたいと思います。答弁では、いろいろと取組を行っていることによって、犯罪認知件数の総数自体は20年前のピーク時に比べて4分の1程度になっているということでした。ここで市民の受け止め方を市政世論調査の結果から見てみたいと思います。これは令和2年度の報告書ですけれども、例えば暮らしやすいと感じるまちということについての設問に対して市民の方々はどう感じるか。災害に強く、犯罪が少ない安全性の高いまちというのが1番目に来ています。同じような形でいきますと、逆にその低いというものでいうと、レジャー施設や商業施設、飲食店等が充実しているなど娯楽性が高いまちというのはちょっと低く、さらには地域活動やコミュニティー活動が盛んで親密性の高いまちというのが低いという結果になっています。その上で、関心のあるまちづくりの分野というと、一番強いのが暮らしの安全安心に関すること、防災、防犯、消防、消費生活などということになっています。これだけ市民の方々はある意味では日々の生活の安心や安全を求めているということだと思います。
 その上で、今度は令和3年度の世論調査、引き続いてこの防犯の関係であるわけですけれども、防犯について、脅威や不安を感じる街頭犯罪等というものはどういうものがありますか。市民の皆さん方からの回答では、路上強盗、ひったくり、侵入盗、あるいは振り込め詐欺、そういったものが多くあります。そこで、先ほど全体の犯罪認知件数をお伺いしましたけれども、この犯罪認知件数中、路上強盗とかひったくり、あるいは侵入盗という犯罪が増えているのか減っているのか、その状況についてお伺いしたいと思います。


市長答弁


 ただいまのご質問につきましては、市民協働部長よりご答弁を申し上げます。


市民協働部長答弁


 それでは、お答えをさせていただきます。
 ピーク時の平成14年につきましては、ちょっと詳細なデータが残っておりませんので、平成16年の数字をお話ししたいと思いますが、平成16年につきましては、路上強盗が9件、ひったくりが328件、侵入盗が1,037件でございました。令和4年の認知件数につきましては、路上強盗が4件、ひったくりが10件、侵入盗が33件でございます。


質問(再度5回目)


 今のご答弁ですと、今私が聞いたそういった犯罪ということについては減ってきているということが分かりました。それでも市民の方々は不安に感じているということですし、そういった不安感の低減とか解消には残念ながら程遠いのかなというふうにも感じています。実際には、街頭犯罪には含まれない別の犯罪が残念ながら減っていないだとか、あるいは特殊詐欺、今議会でもありましたけれども、増加傾向にあるというようなこともあります。そういった中では、市民の皆さん方の体感治安、それを向上させるためには、市民の皆さん方の目で見える形、目に訴えられるような取組、その充実強化というのが必要ではないかというふうに思っています。
 令和3年度の世論調査を見ますと、効果的な防犯対策、市がどのような取組をしたほうがいいのか、市民の皆さん方の声としては、1番目が防犯カメラの設置、2番目が街路灯の設置、3番目が防犯パトロールというものがございます。こういったことを行うことによって、市民の皆さん方の目に見える形で市が取り組んでいるのだということを示すことによって、市民の皆さん方が心から安心できる、目で見て、ああ、なるほど取り組んでいるなとほっとできるということになるのだと思います。そういった観点から、今申し上げたような防犯カメラの設置や街路灯の設置や防犯パトロールということについての取組の強化ということについて、市長の見解をお伺いしたいと思います。


市長答弁


 ご指摘のとおり、体感治安の向上には市の防犯への取組の見える化が必要だというふうには認識をしております。市政世論調査の結果も参考に、各種施策には積極的に取り組むとともに、様々な機会を捉え、防犯の取組を発信していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。以上です。


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