越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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●令和2年9月定例議会


質問(再度1回目)


 ご答弁ありがとうございました。それでは、再度お伺いしたいと思います。
 まず、1項目めの特別定額給付金の取組ですけれども、答弁を聞いて改めて当時大変なご苦労をされていたということを感じました。職員の方あるいは関係の方々のご苦労、大変なものであったろうというふうにおります。改めて敬意を表したいと思います。その上でですけれども、答弁では、コールセンターに1万6,000件でしたでしょうか、問合せがあったということになっています。この問合せの中には、恐らくいつ振り込まれるのかであるだとか、今後どうなっていくのか。自分の申請が今どうなっているのか、そういったような問合せも多くあったのだろうと思います。
 電算システムの構築の話もありましたけれども、実は東京の多摩市では、市から発送した申請書類に同封している特別定額給付金のお知らせ、そこに二次元コードで読み取れるような、そういった案内が付け加わっていました。この二次元コードを読み取ると、それぞれの方々の申請の状況、処理の状況がご自身でオンライン上で確認ができる、そういった仕組みを取り入れていました。具体的には、多摩市に申請書類が到着しました。申請書類の確認を進めていますですとか、申請書類の確認が終わりました。振込をお待ちくださいであるだとか、今の状況がどうなっているのかをそれぞれ申請された方がオンライン上で自分で確認ができるというふうな仕組みを取り入れました。恐らく多くの方々は、今の自分の申請した書類がどうなっているのか、いつ振り込まれるのか、そこがどうなっているのかがよく分からないので問合せをしたり、あるいは不満に思ったり、あるいは不安に思ったりされていたのだろうというふうに思っています。今回のような人、物、金を完全に止めるというようなこと、それでの給付事業、そういったことは今後あってはならないというふうにも思ってはおりますけれども、今後の話として、仮に今回のような、あるいはそれ以外のものかも分かりませんけれども、給付作業を行うに当たって、自分で今申請したものがどういう状況になっているのか、それを確認できるような仕組み、システムの構築、それを今後行っていってはどうかというふうに考えますけれども、あくまでもそれは今後の話ということですが、その点について市長の見解をお伺いしたいと思います。


市長答弁


 ただいまのご質問にお答えしますが、1万6,000件からの問合せの内容については、様々な問合せがあったと思います。その内容を踏まえて、環境経済部長から答弁を申し上げます。


環境経済部長答弁


 それでは、お答えをいたします。
 私ども本市では、特別定額給付金のコールセンターを設置いたしまして、市民の皆様からの様々なお問合せに対応させていただいたわけですけれども、郵送受付の申請書を送付をしたときは、菊地議員さんおっしゃいますように、たくさんの市民の皆さんから申請書類の進捗状況の確認ですとか、給付金の振込時期に関する問合せが大変多うございました。コールセンターのほうでは、個人情報の関係もございまして、電話での対応は慎重に行ったところでございますけれども、こうしたコールセンターの取組は、各地の自治体でも多く行われておりまして、非常に効率的で利用しやすいセンターだったというふうに認識をしております。
 また、今回のような緊急的なこうした給付金事業というものは、本来は想定されないような社会状況のほうが好ましいというふうに思われますけれども、今後こうした事業を実施されるような場合については、今回市民の皆さんからいただきましたご意見ですとか、オンラインによるご案内、また手続等も含めまして、市民の皆さんにとっても分かりやすい丁寧な対応に努めてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。以上でございます。


質問(再度2回目)


 それでは、その点については承知をいたしました。
 2項目めのコロナ禍での新本庁舎整備ですけれども、本当に今越谷市における一大事業として取り組んでいるわけですが、それがコロナ禍ということで本当に大変な状況の中で進めているということはよく理解をしています。このコロナ対策ということについては、しっかりと進めていただきたいと思いますし、いろいろとそれに併せて、引っ越しに関して様々な取組も今されているというふうに承知をいたしました。この引っ越しということについてですけれども、以前、神奈川県の茅ヶ崎市が新本庁舎を建設して、それに当たって職員の方から具体的にこういうふうなことをやって非常に大変だった。何が大変だったかというと、引っ越しに向けたまず準備が大変だった。あわせて引っ越し作業そのものが大変だった。そういった話も伺っております。本来であれば、ちょっと時間をいただいて、その辺りのことも含めてお伺いしたいところなのですが、非常に大変だったというふうに伺っておりますので、ぜひ越谷市において、その点のところもしっかり進めていただければというふうに思っておりますので、ここについては要望とさせていただきます。本庁舎整備について、改めて別の機会に取り上げたいと思います。
 それでは、3項目めのコロナ禍における子どもの学びについて、教育長に再度お伺いしたいと思います。先ほどの答弁で、授業時数あるいはカリキュラムの再編、また学校での学習と家庭での学習ということについて様々に、さらには高校進学についてもいろいろと取り組んでいるということをお伺いしました。
 そこで、まず2点目のところのカリキュラムの再編と学習状況という中で再度お伺いしたいと思います。カリキュラムの再編の一つの考えとしては、家庭での学習の充実というふうなこともあるのだと思いますけれども、その中には科目によってはなかなか家庭での学習で充実ということもなじまない、そぐわないという教科、科目もあるかと思います。  そこで、3つほど具体的にどういうふうに取組をしているのかということをお伺いしたいと思うのですが、今年度、学習指導要領が改まって、まず小学校において英語ということについてが従来と変わっています。3、4年生の英語学習、5、6年生では教科化ということになっていますので、まずこの辺りがカリキュラム再編によってどういうふうに今現状、授業を行っているのかということについてを確認したいと思います。
 また、同じように、学習指導要領が今年度改まって、プログラミング教育というものが導入をされました。導入初年にこのようなコロナ禍でカリキュラム再編ということになっていますので、学校現場ではなかなかどのように授業を進めていけばいいのかということの悩みもあるのかと思います。そこで、このプログラミング教育ということについての現状もお伺いしたいと思います。
 さらに、体育ですが、これは6月議会でも高齢者の方の健康ということについて触れた際に、国民の全世代がほぼ運動不足、体力の低下ということが調査結果が出ています。9月議会初日にも、体育の授業の進め方ということについて、準備体操をしっかりやっていかないと子供たちがけがをするのだというふうなことをニュースで、これは実際に現場の体育の先生の声として、そういうニュースも見ておりますが、その体育ということについてどうなっているのか。これらについての取組についてをお伺いしたいと思います。


教育長答弁


 それでは、お答えをいたします。 教科化になった小学校外国語などについては、各学校では完全実施、昨年から完全実施、小学校、新しい学習指導要領で完全実施になっているわけですが、それ以前から移行措置により既に取り組んできておりますが、各教科等については、学習内容の定着を図るため、適切に家庭学習などを課するよう、先ほどの答弁で申し上げましたが、指導しておるところでございます。具体的には、外国語や外国語活動においては、アルファベットを書くことに関する反復練習、あるいは体育のお話ありましたけれども、体育においては体育カードを用いた基礎体力や柔軟性の向上を図る運動、こういうものが家庭学習でできることとして挙げております。
 また、プログラミング教育については、コンピューターを用いたプログラミング体験等を通して、プログラミング的思考などを育むもので、教科として位置づけられたものではありませんけれども、小学校3年生から段階的に学習するようプログラミング教育の基本方針や指導事例、さらには指導計画案を作成するなど、その確実な履修について指導しておるところでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。


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