■議会報告

●令和2年9月定例議会
質問(再度3回目)
ぜひ、今申し上げた教科、科目については、しっかりと取り組んでいただければというふうに思います。
それでは、3点目の学校での学習と家庭での学習についてというところで再度お伺いしたいと思います。学校での補習ということについては承知をいたしました。特に中学3年生のところでは、夏季休業中も12時間程度授業を行ったというふうな話も伺いましたので、それについては承知をいたしました。
ここでは、家庭での学習、家庭学習ということについて再度お伺いしたいと思います。その家庭学習というのは、家庭の環境とか家族構成とか、住居の状況とか、それは直接的に言うとプライバシーに関わるような部分もあるわけですけれども、そういった要素に少なからず左右されるかというふうにも思っています。例えば自分の勉強部屋があって机がある、あるいはないとか、あるいはコロナ禍で保護者の方々の様々な職業、仕事上の問題であるだとか、そういったもろもろのことが勉強に手がつかないというような状況になってしまっているような、そういった子供たちもいるのではないかというふうにも思っています。
先日、こういう、ネット上に記事がありまして、コロナ禍でのカリキュラムの再編によって授業の進む速度が速くなったと。正直授業も先生が板書している、黒板に書いているものをノートに写すのが精いっぱいだと。つまりカリキュラムの再編をして、カリキュラムが学習指導要領に基づいた内容をしっかりと取り組んでいるということはそのとおりなのだと思うのですけれども、取り組み方として授業の進め方が早くなっていて、結果として学校の中での学習ということがなかなか生徒が追いつかないというような実態があるようです。それは他県での話ですので、越谷市の子供たちがそうなっているかどうかというのは定かではありませんけれども、例えばあくまでも学習というのは、学校の中での学習がベースになって、その上で例えばそれは反復学習を家庭学習でやっていくのだというようなことになるかと思うのですけれども、その意味からですと、先ほどから言っていますように、例えば勉強が手につかない、家庭の中での勉強がですね。勉強が手につかないような児童や生徒に対して、家庭学習の在り方についての支援ということについても検討していく必要があるのではないかというふうに思っています。ネット環境という部分でのハード面での支援ということについてはご検討されているということは承知していますけれども、そうではなくて、ソフト面ということでの支援、そこについてどうなっているのか。特に中学3年生は、先ほど、4点目の質問になりますけれども、高校受験、高校入試というものを控えています。その点からすれば、家庭での学習ということについてしっかりとした取組がなされていかないと、特に中学3年生なんかではなかなか難しい部分があるのではないかというふうに思っておりますので、その家庭での学習に対する支援ということについての見解をお伺いしたいと思います。
教育長答弁
私も教員だった頃、家庭訪問をしたときに、実際に机がなかったり、あるいは道路に面していて車が通るたびに家がガタガタ揺れたりとか、そういうことも実際に体験をしておりますので、今ご指摘のあった件については、常に繰り返し、そういう子供たちが、いわゆる家庭学習や学校での勉強について不安を持たないように、不安を払拭できるように繰り返し校長会等で指示、伝達に努めておるところでございます。先ほどの答弁でも申し上げましたけれども、実際に授業がどうなっているかについても、管理職については授業を見に行って、進路の進め具合なんかを確認したり、あるいは学校によってはアンケートを取って、どういった不安を抱えているのか、そういった実態把握に努めておるところでございますので、今後も引き続き子供たちに寄り添い、家庭との連携を図り、個に応じてきめ細やかに指導するよう指導してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
質問(再度4回目)
ぜひ取組を進めていただければと思います。
時間がありませんので、最後4点目に移りたいと思います。高校進学への備えについて、再度といいますか、これで最後になると思いますが、お伺いしたいと思います。先ほどいろいろと取組をしているということはご答弁いただきました。学校の先生方は、誰しも自分の生徒がしっかりと志望先に合格するように様々な指導もされているのだというふうに思っていますし、それは例年以上に今年はやられているのだというふうに思っています。とはいっても、繰り返しになりますけれども、カリキュラムが再編になって、これは他県の話ですけれども、学校の授業の進む速度が速くて正直ついていけないのだというふうな子供が他県にはいるような状況になっています。その点からいくと、学校での授業、もちろん学校での授業だけで志望先に合格できるわけではなくて、あくでも家庭での学習、その中には塾とか予備校とか家庭教師とか、そういうのもあるのかも分かりませんけれども、学校の授業だけではなくて、家庭での学習も含めて取組をすることによってあくまでも志望先に合格ができるということだとは思うのですが、そうはいっても学校の授業というのがあくまでも学習のベースになっていくわけですから、そこのところでしっかりとした学習がされていかないと厳しいと思いますし、繰り返しになりますけれども、今の中学3年生あるいはその先の子供たちが失われた世代というふうにならないようにしなければならないというふうに思っていますので、改めて高校進学への取組ということについて教育長のお考えをお伺いしたいと思います。
教育長答弁
ただいまのご質問につきましては、学校教育部長よりお答えをいたします。
学校教育部長答弁
それでは、お答え申し上げます。
特に中学校3年生につきまして、進路指導というものをきめ細やかにやっていかなければならない。まさに例年以上にというようなところかと思います。先ほどから教育長のほうでもご答弁申し上げているところでございますが、それぞれの学校においては3学年の教職員を中心に、情報の提供、それから何よりも保護者や子供たちの不安の払拭ということで、丁寧に頻繁な情報提供に心がけているというふうに聞いております。私どもといたしましても、そのような形を今後も継続的に様々な場面で指導するとともに、保護者や子供たちの不安が払拭できるように努めてまいりたいと思っております。以上でございます。
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