越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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●平成29年12月定例議会


質問(再度8回目)


 ありがとうございました。今ほど数字をお伺いいたしましたけれども、公共施設等総合管理計画に示されています今後40年間での更新費用、もちろんそれは壊れたら、壊れたらといいますか、耐用年数が来たら入れかえていくのだ、修繕をしていくのだ、改修をしていくのだ、更新をしていくのだということでの数字の積算で、現時点でその耐用年数が来ていなければ、必ずしもその更新作業というのは進まないという部分もあるのかもわかりませんが、今ほどお伺いしました数字からしますと、想定をしているところからすれば、非常に安く済んでいるというふうにも見えますし、他方ではこれから先、むしろどんどん、どんどん厳しくなっていくのかということの見方もできるかというふうに思っています。
 先ほどから公共下水道事業、独立採算というような話があって、公営企業会計化を行ってさまざまな財務書類、財務諸表、数字の分析もして行うということですけれども、ぜひ引き続き持続可能な公共下水道事業、持続可能な公共下水道経営を行っていただきたいというふうにお願いをいたします。
 それでは、5点目のまちのにぎわい・企業誘致・産業振興の推進についてですけれども、こちらはとある経済評論家の方の、たまたま言葉が目につきましたので、紹介ということだけにとどめたいと思いますが、「人口減少が著しい地域の民間企業経営者は、地方銀行に船頭役を期待し、自治体との連携を求めています。地方銀行は、地域活性化の船頭役です」というふうに、とある経済評論家の方は述べております。
 先ほど実際にこの越谷市における金融機関との連携と現状についてはお伺いしたとおりなのですけれども、ぜひ金融機関の方々といろいろと膝を交えながら情報交換をするという際には、先ほどいろいろと金融機関の方からの実例の話も、承った話も述べさせてもらいましたけれども、どういった取り組みが行われれば越谷におけるさまざまな会社ですとか、あるいはお店ですとか、そういったものがよりよくなっていくのか。あるいはどういう取り組みをしていくと、ほかの地域からこの越谷にそういった会社ですとか、あるいはお店ですとか、そういったことを呼び込むことができるのか、ぜひさまざまな観点から情報をお互いに共有し合いながら進めていただければと、そのように思っております。これは要望にとどめさせていただきます。
 それでは、6項目めの自転車利用の促進について再度お伺いをしたいと思います。この中では3点目の健康の視点からの自転車利用についてお伺いしたいと思いますが、先ほどのご答弁ですと、現状越谷市では、まず健康マイレージ、これを進めていますと。ウオーキングで行う方々も参加者の方も多くなっているのだというようなご答弁でした。また、この健康マイレージには、独自のポイントも付与できますねと、そういったことでの拡張性もあるのだというようなことも含めてご答弁をいただいています。
 宇都宮市では、先ほども事例を紹介させていただきましたけれども、健康とエコという観点から自転車の利用の促進ということを進めているわけなのですが、実際に健康のために車通勤から自転車通勤に変える取り組みを企業さんにお願いをするというような取り組みを行っています。こういったところは、むしろ企業とパイプのあるセクションのほうが、道路行政よりもそちらのほうがむしろ先導的にやれるのかもわかりませんが、それ以外にも健康マイレージに自転車の利用を組み合わせてポイントを付与できないかということを宇都宮市では検討しているというふうに伺っております。
 先ほど越谷市の健康マイレージの話も承りましたけれども、埼玉県では自転車王国埼玉を名乗って、自転車の利用ということの促進を図っています。そういった観点からすると、先ほどお話ししたように、越谷市は坂がありませんから、坂がないところですっと道路が通っていく。もちろん坂があることによって楽しいのだという自転車乗りの方もいらっしゃるのですけれども、やはりこの普通に町なかで生活するにおいては、そういった坂というものがなく、普通に走っていけるような状況のほうが好ましいと思われていますから、やはりそういった点も含めて健康マイレージというものに自転車の利用を付与すると、そういったものを組み合わせていくということが、今後は必要ではないかなというふうに考えていますが、その点について市長の見解をお伺いしたいと思います。


市長答弁


 健康マイレージについては、県が主催して取り組んでいる一つに越谷市もある一定のものに乗ったということなのでございますが、これらについては可能かどうか、保健医療部長のほうから改めて答弁させます。


保健医療部長答弁


 それでは、お答えいたします。
 今現在越谷市のほうでも市長が申し上げましたとおり、県の実施している埼玉県健康マイレージ事業に参加しているわけですが、今議員さんのご提案ありましたそのポイントに、自転車の利用についても付与できないかということでございますが、現在歩くことに関しましては、歩数計ですとか、ウェアラブル端末、さらにはスマートフォン等でその歩数を計測して、その歩数に応じたポイントを付与しているというところでございます。こういった歩数計ですとか、端末等については、自転車による移動ですとか、その距離を感知できないというところも片や課題であります。
 また、そのシステムも今現状では対応できないというような課題がございますので、まずは歩くというところで奨励していきたいというふうに考えております。身近なところに買い物に行くですとか、手軽に自転車を利用して健康増進を図るということは、非常に大事なことと考えておりますが、そういった課題もありますので、その辺は逆にそういう歩数とは別個に越谷市の主催する健康づくり事業の健康教室だとかの参加においてもポイントを付与しておりますので、逆にサイクリング等のイベントだとかといったところでは、参加者がある程度その事業に参加したということでポイントを付与することができると考えますが、近くに買い物に行く等については、なかなか距離も計測できませんので、今現状では難しい課題と捉えているところでございますが、先進地の事例等も調査研究しながら、その辺は研究してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。


質問(再度9回目)


 今ほどの健康マイレージに自転車の利用でポイントを付与するということについてですが、技術的な部分での課題があるということで承りました。
 他方で、繰り返しになりますけれども、埼玉県コバトンマイレージはもともともちろん県の事業なわけですけれども、埼玉県として、繰り返しになりますけれども、自転車王国埼玉ということを掲げて、そういった自転車ということ、サイクリングということについての施策も講じていますから、うまく県と協力する中で技術的な課題をどうやればクリアできるかということもぜひ県と話をする中でうまく前に進むようにいろいろとさらなる検討を行っていただければというふうに思います。これは要望にとどめさせていただきます。
 それでは、最後7項目めですが、教育長に改めて学校教育における新聞の活用についてということでお伺いをしたいと思います。先ほどのご答弁ですと、学力テスト、文科省の調査結果で、その学力の調査結果、学力の状況と、そしてまた新聞を読む習慣があるかどうかということの相関関係のところで、いろいろとご答弁もいただきました。実際のところ新聞を読んでいる、どれぐらいの頻度で読むかはあれですが、新聞を読むということと、あるいは読まないということとでは、やはり読んでいる子のほうが、そういう習慣がある子のほうが学力、つまり正答率が高いということについては示されているということでご答弁をいただきました。
 そこが明らかになりましたので、ぜひ新聞を読むという習慣を子供たちに、学校教育の場で子供たちに学力が伸びていくということの効果もあるのだということがわかりましたから、ぜひそういった習慣を学校教育の中で進めていくということが、さらに学力を高めていくあるいはその学校の現場のさまざまな授業の進展も含めてですけれども、よりよい授業が行われていくのではないかというふうに私は考えましたけれども、この新聞を読むという習慣を子供たちに対して持ってもらうということについて、新聞を家庭でとっているかとっていないかというようなこともあるのだとは思いますが、少なくとも新聞閲覧台を市内45の小中学校に新聞の販売店さんが寄贈されて、それも利活用も含めて行われているということですので、決して学校教育の中で新聞を読むという習慣を子供たちに持ってもらうという取り組みができないということではないというふうに思っておりますが、改めてこの新聞を読むという習慣を子供たちに持ってもらうということについての見解をお伺いしたいと思います。


教育長答弁


 新聞はさまざま日常的な情報、いろいろな角度からの情報が記載されているわけですので、いろんな本を読むと同様、思考力とか判断力とか、あるいは情報活用力とかというのを身につけさせる上で効果的であるというふうに考えております。しかしながら、ご指摘もありましたけれども、新聞を購読しない家庭もふえてきているようで、子供たちが新聞を手にする機会は、以前よりは少なくなっているという現状もありますことから、引き続き新聞を身近なものとして感じられるように、あるいはまた新聞も図書の一つとして親しむことができるよう、学校図書館等への新聞の配架、あるいは記事の内容に関係するような図書の紹介などにより環境を整えていくとともに、先日もアップとルーズ、引きと寄りの写真の使われ方について説明する文章を通して段落同士のつながりについて学ぶ、そういう小学校4年生の授業公開があって、その中で子供たちが新聞の切り抜きを、あるいは雑誌の切り抜きを持ってきて、それを見ながら実際の写真の使われ方を確かめるという、そういう学習があったわけですけれども、こうした思考力の向上を図る新聞を教材として活用した学校の取り組みの推進あるいは紹介、さらにはNIE教育、NIEといいますけれども、NIE教育の実践例。そして、歴史新聞等、これは各学校で多く作成しているのですけれども、そうした作成の事例などを校長会あるいは研修会等で紹介をして、新聞を読む習慣づけが図れるような支援を今後してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。


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