■議会報告

●平成29年6月定例議会
質問(再度10回目)
今年度管理計画を策定をするということでございますので、ぜひそこの計画ができ上がったら、具体的にどうやっていくのかというところもそれは見える形になると思いますから、その計画が策定されて、計画書を見てから、改めてそこのあたりについての優先順位も含めて、市の考え方をお伺いするようにしたいと思いますけれども、ぜひ生活道路、生活道路の中には、本当にその地域の方々だけが利用されている道路もあれば、いわば抜け道のような形で使われていて、交通量が激しい生活道路もあろうかと思っています。生活道路の中でバスが走るところについては、路面性状調査が行われているわけなのですけれども、実際には交通量が多い生活道路の中では現状ではまだまだその調査ということにも至っていないと思いますので、ぜひ生活道路ということについての調査を今後進めていただきたいというふうに思っています。これは要望にとどめますが、ぜひこれは進めていただければというふうに思います。
それでは、次に移りたいと思います。3項目めの彩の国人づくり広域連合については、先ほどのご答弁の中で1項目めの新地方公会計に備えた形での職員の派遣も行われているというようなことのご答弁もいただきましたし、さまざまな広域連合での取り組みについて市のさまざまな施策の中にも生かしていくというような形のご答弁もありましたから、ぜひそのことも引き続き進めていただきたいということにさせていただきまして、4項目めの地域医療構想というところで再度お伺いをしたいと思います。
それでは、4項目めの地域医療構想と今後の病院経営についての1点目、地域医療構想の内容ですけれども、地域医療構想の中では、病床機能報告というものがあって、高度急性期、急性期、回復期、慢性期、先ほどのご答弁にもありましたけれども、いろいろな形でその推計がされた上で見ていくと、平成37年度の段階では、回復期や慢性期については足りないということの見通しになっているようなのですけれども、高度急性期、さらには急性期というところについては、実は現状でも足りているというようなことの推計になっているようですので、ちょっと本当にそういうふうになっているのかというところでの数字の確認をいたしたいと思います。
市長答弁
ただいまのご質問につきましては、保健医療部長から答弁申し上げます。
保健医療部長答弁
ただいまのご質問にお答えいたします。
こちらの地域医療構想の推計の結果でございますが、東部地域での必要病床数の推計につきましては、27年度から比較いたしますと、全体で2025年には8,935床が必要になってくるだろうと推計されております。その中でも各医療機能ごとの比較を申しますと、失礼しました。全体的には27年度の比較と将来2025年度の必要である病床数を比較しますと、1,802床の不足が見込まれていると。その中でも各病床機能別に見ますと、急性期が1,581床過剰となるというふうに予測されています。ただ、一方で、高度急性期が689床、回復期が1,833床、それと慢性期が861床、それぞれ逆に不足するというような見込みが出ているところでございます。以上でございます。
質問(再度11回目)
ありがとうございました。今、改めて数字というところを確認させていただきましたけれども、この後2点目の市立病院のところでまた触れたいと思いますが、市立病院の位置づけとしては、その急性期の病院ということになっていますので、現状の数字あるいは今後の推計でいえば、急性期のところは病床数は現状でも足りていますねと、今後も足りていますねというような話になるのだと思います。それで、それぞれの地域ごとにいわば調整をしていこうと、検討をしていこうということでの会議が催されるのだというふうに思いますが、先ほどのご答弁の中で、東部地域においての地域医療圏構想の中ではそれぞれ調整会議というものを設けるという形になっていると思いますけれども、東部地区でも同様に、そういった会議が開催をされるのだと思います。
そこで、その会議が具体的にどのようなメンバーが入って、どれぐらいの頻度で開催をされて、そしてまたその検討されていく、協議されていくという内容が、最終的には個別の病院がどう対応していくかということにもなっていくのだと思いますけれども、いわばその強制力というのでしょうか、そういったものがその会議体で決まっていくということが、それぞれの個別の病院に対して、ではお宅の病院は現状病床はこうだけれども、将来的にはこうしなさいとかということも含めたいわばその強制性のあるものなのかどうか、そういったことが協議されるのかどうかという協議の内容も含めてお示しをいただきたいと思います。
市長答弁
ただいまのご質問につきましても、保健医療部長から答弁申し上げます。
保健医療部長答弁
それでは、お答えいたします。
各それぞれの県内におきましても、地域医療構想調整会議というのが設けられるということになっています。県内で二次医療圏ごとにそれぞれ開催されることとなりますので、県内においては10カ所でそれぞれの会議が開催されていくことになります。当然本市におきましても、東部に位置するということで、地域医療構想会議のほうが既に平成29年3月に1回開催されております。メンバーといたしましては、医師会、歯科医師会、薬剤師会、さらには医療機能を有する病院、さらには医療保険者の代表、保健所、そして行政の代表というような形で、東部地区の地域医療構想会議につきましては、27人のメンバーが参加して協議を行っているところでございます。
今後のスケジュール等につきましては、こちらの開催につきましては、県がこの構想会議を主催していくと、検討していくということになっておりまして、来年、29年度におきましては、今後数回、はっきりとはちょっと回数のほうが申し上げられないのですが、当然29年度においてもこの会議を開催して、今後の地域の方向性というのを検討すると伺っております。
実際に会議の内容でございますが、この地域医療構想の中でいろいろ医療機能の不足する部分、過剰になっている部分をどうするかと、当然検討していくわけでございますが、それぞれのやっぱり医療機能を変更するとかという形になってきますと、それぞれ病院さんの自主的な判断によって変更していただくというのが主なものでございます。当然病院経営にもかかわってくることでございますので、急性期が少ないから、すぐに慢性期に移せというわけにはいかない。逆にそこが今後課題になっていると。それは厚労省のほうも当然課題だと受けとめている。さらに、この会議ではそういった権限があるのかといいますと、そういったA病院が急性期から回復期にしなさいというような権限はございません。ただし、この会議の中で将来像がこういった形で医療機能が不足するのだということで目標が設定されていますが、どうしてもその目標に至らないといった場合は、知事の権限で県の医療審議会の意見を聞いて、不足する機能のほうに要は医療機能を転嫁できないかというような要請もできるというようなことで伺っております。以上でございます。
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