■議会報告

●平成29年6月定例議会
質問(再度6回目)
ありがとうございました。その違いについては承知をいたしました。
その上でですけれども、先ほどから示していますこの貸借対照表ですが、相当なボリュームの資産を越谷市は連結ベースで保有をしています。事業用資産あるいはインフラ資産、今ここでは細かい数字は申し述べませんけれども、今後老朽化がどんどん進んでいくということが見込まれています。実はこれは私がいつも勉強させていただいています関西学院大学の石原俊彦先生が言われていたのですけれども、事業用資産でもインフラ資産でも、資産を形成するときにどこが財源を持っていましたかねということを言われているのです。何かというと、何らかの施設をつくるときに、もちろんそれは市の予算の枠の中でやるわけなのですが、市の一般財源を充てるのか、起債をするのか、あるいは国や県からの補助金をもらってやっているのか、つまりこの資産を形成するときには、市の一般財源や、あるいは将来市民の方々に負担をいただく起債ということではなくて、国や県からのお金も随分入っていますよねと、そのときに将来更新をするときに、昔と同じように国や県からお金がもらえるかどうかというのは、今後を考えたときにはどうなのでしょうかというような疑問を出されています。国や県から従来と同じような補助率で建物をつくるでも、道路をつくるでも何でもそれは出していただきたいというふうに思っているのですけれども、しばしば政策誘導で通常の補助率にプラスした形での補助金ということも出てくることもありますので、必ずしも以前と同じような額がもらえるとは限らないというふうに思っています。
そこで、なかなか貸借対照表上には出しにくいと思っているのですけれども、改訂モデルでは実はそういった国や県からの補助金幾らもらったかというところが、この総資産のところで出るような仕組みにはなっているのですが、基準モデルではそれがないので、すぐに統一的な基準になったとしても、それが出るということではないのですけれども、やはり固定資産台帳のところのレベルから一つ一つの資産が、それを資産を形成するときに、幾ら国なり県から補助金をもらったのか、そういったことを把握をしておくということが将来の公共施設や公共インフラの更新のときに役立ってくるというふうに私は感じているところなのですが、まず固定資産台帳というところで、そういった国なり県からの補助金がどう入っていたのかということを入れていくということについてお考えをお伺いしたいと思います。
市長答弁
ただいまのご質問につきましては、政策担当部長から答弁申し上げます。
政策担当部長答弁
それでは、お答えいたします。
建物等を建築した際の財源内訳というものは、当然のことながら更新等を行う際に、相当参考になるというふうに考えております。そういった考えからも、今後固定資産台帳上でも記載をするようにしていきたいというふうに考えています。ただし、建築年などが古い建物など、ほかにも理由はあるかもしれませんけれども、経過が追えないというような資産も中にはあると思います。そうした資産については、記載はせずに可能な範囲での記載、ほかのものとはちょっと変わってしまうかもしれませんけれども、そういう記載はとっていきたいというふうに考えております。以上です。
質問(再度7回目)
ぜひ国とか県からの補助金、昔にさかのぼって全部把握するというのは、もしかしたら物すごく難しいことなのかもわかりませんけれども、可能な限り把握をするということは、今のご答弁の中でも有効だということは認識を持たれているようなので、ぜひそういったことも取り組んでいただければと、そのように思います。
それでは、2項目めの道路インフラの計画的な更新について改めてお伺いをしたいと思います。この貸借対照表をまた出して恐縮ですけれども、道路というと、このインフラ資産というところに入っています。道路という意味でいいますと、市道、先ほどもいろいろと数字もいただいておりますけれども、越谷市の面積約60平方キロメートルの中で、市道の、先ほどは路線の延長という話でしたが、面積ということでいうと、越谷市の約60平方キロメートルの中で、市道が面積として約8平方キロメートルぐらいを有しています。率にすると越谷市の市域の中で越谷市が道路として持っている土地というのが十四、五%ぐらいあるということになります。それだけ大きくこのインフラ資産というところを道路の資産として持っているわけですので、道路の更新ということについては、相当気を使っていく必要もあるのだろうというふうに思っています。その中で先ほどのご答弁では、公共施設等総合管理計画で、今後40年間どうかというところの試算では、40年間で合計約1,200億円、平準化していこうとすると、年では30億円ぐらいというようなご答弁だったと思います。それに対して、現状では道路のそういった修繕なり、更新なりに幾らぐらいかけられているのかということについてを確認したいと思います。
市長答弁
ただいまのご質問につきましては、建設部長から答弁申し上げます。
建設部長答弁
それでは、お答えをさせていただきたいと思います。
今までのその実績になるわけですけれども、平成25年度の実績でございますが、その道路の改修費用は延長にして5,490メートル、費用にいたしまして約4億9,500万、平成26年度の実績といたしましては、延長で1,401メートル、費用にいたしまして約1億2,400万、平成27年度の実績といたしましては、延長で2,805メートル、費用にいたしまして2億5,600万、昨年度、平成28年度実績といたしましては、延長で1,850メートル、費用にいたしまして約1億9,700万、この4年間の合計でございますが、延長にいたしまして1万1,546メートル、費用にいたしまして10億7,200万、一応この先ほど市長答弁にありました分母となる47路線の29.6キロを分母といたしますと、平成28年度末の進捗率でございますが、これも市長答弁にございましたが、今のところ約39%となっておりますので、ご理解を頂戴したいと存じます。
|