越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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 次に、通学路の安全対策に係る第3期地区通学路整備計画についてのお尋ねでございますが。埼玉県においては、通学路における危険箇所を把握するため、平成23年度に国、県、市、さらには県内の学校や保育所とも連携を図りながら、通学路安全総点検を実施しております。この総点検により、安全対策が必要とされた箇所について、平成24年度から平成28年度までの5カ年で対策を行うべく第3期地区通学路整備計画が策定され、道路管理者並びに警察がそれぞれの所管に係る対策を順次実施しているところでございます。
 越谷市内においては、安全対策が必要な箇所が258カ所確認されています。この258カ所の内訳といたしましては、国、県、警察が対応する箇所が131カ所、本市が対応する箇所が127カ所となっております。258カ所のうち131カ所は、国、県、警察が対応するため、費用については把握しておりませんが、本市が対応する箇所に係る概算事業費としては約2,000万円と試算しております。
 安全対策の主な内容といたしましては、水路等のふたかけや歩車道境界ブロック等による歩道の確保、グリーンベルトの設置や注意喚起のための路面標示、注意看板の設置などにより、危険箇所の改善を図ってまいります。既に本市が対応すべき127カ所のうち、緊急性が高い、かつ早急な取り組みが可能な103カ所については、整備計画を前倒しして平成24年度において安全対策を実施しており、残る24カ所につきましても、このたびの国の大型補正予算において要望を行い、財源の確保を図る中で対策を行ってまいります。
 いずれにいたしましても、安全、安心なまちづくりを目指す中で通学路の安全対策は急務かつ必要不可欠であり、児童生徒の安全を確保するための道路交通環境の整備に積極的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、ゾーン30の計画地区とその広報についてのお尋ねでございますが。本市では今年度より通学路を含む生活道路の安全対策の一環として、交通管理者である警察と道路管理者である市が連携して自動車の最高速度を時速30キロメートルとする区域規制ゾーン30を実施しており、平成28年度末までの5年間で8カ所の整備を予定しております。
 事業の内容といたしましては、ゾーン内の既設交通規制の見直し、規制標識の設置、路面標示等を警察で実施し、市では道路外側線の新設、ドット線、ゾーン30の文字標示等を実施することで、歩行者及び自転車の安全な通行空間の整備に取り組んでおります。今年度は、新興住宅地で子供が多く、通過交通のふえたレイクタウン北自治会地区で実施しております。平成25年度はレイクタウン北西地区を予定しており、現在、警察と事業内容や実施時期について調整を図っております。また、平成26年度以降につきましては、千間台東、上間久里、下間久里、神明町、宮本町、西方周辺の6地区を実施していく予定でございます。
 広報につきましては、事業趣旨、事業内容及び実施箇所分を市のホームページや広報等でお知らせしてまいりたいと考えております。今後は、順次警察と協議の上お知らせしてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。


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