越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

 

質問(再度12回目)


 ご答弁ありがとうございました。
 それでは、最後の4つ目、大袋東小のビオトープについて、教育長にお伺いをさせていただければと思います。
 先ほどいろいろとご説明をいただきました。やむを得ずというような、もしくはさまざまな理由があるというような話なわけなのですけれども、大袋東小の子供たちに話を聞くと、確かに1学期の終業式のときに先生から、校長先生ですね、説明があったというような話なのですが、体育館側のところの枝を落とすというような感じの説明を聞いているようでした。つまり、こういった上から、上からというか、上の部分を全部ぶった切るというような形ではなくて、体育館側のところを、そこの枝について何とか切りますよというような説明だったようなのです。ですので、子供たちも、夏休み中に学校に遊びにきていた子供は知っているわけですが、2学期始まって学校へ来てみたら、きれいさっぱりになってしまっていたというような話でして、余り子供たちに対しての説明も十分ではなかったのかなというふうにも思っております。
 実際に、全体、まだ体育館の耐震工事の関係で、ビオトープゾーンには中に入れない形になっているのですね。ですので、私自身もこの下のビオトープがどういうような影響を受けているのかわからないのですけれども、ビオトープが今後どのように影響を受けるのか。先ほど、枝があって光が入らない、逆に言えば、枝を落としましたから光が入ります、生き物がそれでというような話だったと思いますが、従来のビオトープの仕組みとは完全に異なる形になりますので、相当な影響が出るかと思われます。そのビオトープに対する影響というものについては、どのように検討というか、研究というか、なされているのか、そこをお伺いできればと思います。よろしくお願いいたします。

 

教育長答弁


 ただいまの菊地議員さんの、ビオトープについて今後どのような影響を受けるのか、その方策はということにつきましては、教育総務部長よりお答えいたします。

教育総務部長答弁


 ただいまの菊地議員さんのビオトープの今後の管理、さらに影響はどのような形で受けるかということについてお答え申し上げます。
 まず、今般の伐採につきましては、先ほど教育長から答弁がありましたように、おおむね6メートルの高さで切り取りました。これにつきましては、今後改修が進みます体育館の軒先への枯れ葉の混入の防止、さらには近接されました、分譲されて宅地が開発されておりますが、それらの近隣住環境への影響等加味したところでございまして、また、中ほどには、おおむね6メートルという5つの高さが若干違ったりしております。また、枝ぶりも残しておりまして、切り口から生えてくるひこ生えの枝が密集し過ぎないように剪定をいたしまして、また今後の管理につきましても、職員あるいは教員等ではしごをかけて管理が行えるような高さということで、6メートルにしたところでございます。
 また、今後これらにつきましては、今まで光が入りにくいということで、実生から発生するような幼木、これの生育状況なんかを観察するに当たりましてもそれがうまくいかないとか、生物の多様性が非常に制限されてきたというようなことから、今回の改修工事にあわせて伐採をさせていただきました。
 体育館の軒先に連なる樹木につきましては、工事作業の関係等で伐採をさせていただきまして、ビオトープとしてならばやしを残していくところにつきましては、先ほどのような写真の状況ではありますけれども、今後枝が伸びて林の形態になるというように予測をしているところでございます。また、もとのように20メートルを超えるような高い木が生えている林ではなくて、8メートルぐらいの木が生えている明るい林になることを想定しておりまして、先ほど申し上げましたように、多様な生き物を呼ぶためのゾーンとしていきたいと、このような形を学校関係者とも協議した上で進めさせていただき、工事等につきましても、十分注意をしながら実施をしていただいた、このような状況でございます。
 以上でございます。

質問(再度13回目)


 ご答弁ありがとうございました。
 今ほど枝ぶりの話が出ていたのですが、確かに枝が残っているのも多いのですね。ところが、先ほども言ったように、ビオトープゾーンに入れないので全部の木を確認できているわけではないのですけれども、完全に枝がない木というのが実は何本かございまして、先ほどのお話ですと、枝ぶりでまた8メートルぐらいのと言いますけれども、完全に枝がないものが、芽がそこのところから、わきから出てきてくれればいいと思うのですけれども、上のところでばっさり切ってしまって、わきのところも全部ばっさり切ってしまっていますから、その枝がまた出てくるという木が、そういったものは想定しにくいのかなというふうに思っておりますが、そのあたりのお考えはいかがでしょうか。お願いいたします。

 

教育長答弁


 ただいまの菊地議員さんの、枝のないものがあるが、それが今後どうなっていくのかということでご質問ありました。この点につきましては、教育総務部長のほうからお答えをいたします。


教育総務部長答弁


 ただいまの菊地議員さんのご質問にお答え申し上げます。
 私も現地に行きまして大体内容を見てまいりまして、今議員さんご指摘のように、いわゆる幹元がずうっと1本伸びておりまして、途中枝がない中で1本伐採されていると、剪定されているというような状況の木もございまして、これらについての対応等につきまして確認をさせていただきました。これらにつきまして、この状況のようにこの伐採が原因でもし枯れた場合、どのような形にするのか。これにつきましても、コノハヅクやさまざまな動植物のすみかになるということで、枯れ木のままで推移を見守りたいという学校の先生のお話、さらに万が一その枯れ木になっても、倒壊しても、倒れたとしても、高さが6メートルから8メートルぐらいですので、他に影響は出ないと、こういうような形。さらに、枯れて倒木となった場合については、下に積載といいましょうか、積み上げて、それらについての昆虫やそういったものの生育、そういった状況を観察することによって生き物調査をしつつ、ビオトープとして活用していきたい、このようなお話がございました。ご理解いただきたいと思います。
 以上です。

 

 
 
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