越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

<< 前ページへ

●令和元年9月定例議会


質問(再度6回目)


 ありがとうございました。
 それでは、今1点目のところで多少管理についても触れていただきましたが、改めて2点目の学校プールの管理という点でお伺いをしたいと思います。佐倉市でいただいた資料によりますと、佐倉市の小中学校ですと、プール、プール槽というふうに言うのかもわかりませんが、プール槽というものが多様なつくりになっています。ある程度時代の流れによって、その時々で変わっていくのかもわかりませんけれども、具体的なコンクリートづくり、あるいは強化プラスチック、アルミ、ステンレス、そういった種類のプール槽が佐倉市内の小中学校ではあるというふうに伺っております。
 そこで、越谷市内の45の小中学校では、このプール槽のつくり、それがどのようなものになっているのか、種類がいっぱいあるようであれば、その内訳、それが何校あるのかと、そういう形も含めてお示しもいただければと思います。


教育長答弁


 ただいまのご質問につきましても、学校教育部長よりお答えをいたします。


学校教育部長答弁


 それでは、お答えをいたします。
 FRP、繊維強化プラスチック板でつくられているプール槽が市内で14校、鉄筋コンクリート造、RC、いわゆる鉄筋コンクリート造が11校、それから鋼板でつくられているものがこれ1校でございます。それから、同じ金属でもアルミ板でつくられている学校が16校、それからステンレスの板でつくられているものが3校、合計45校という形でございます。以上です。


質問(再度7回目)


 今のご答弁ですと、佐倉市同様、越谷市でもいろんな種類のつくりでのプールがあるということがわかりました。その上で、このさまざまなプール、つくり方が違うわけですけれども、その構造の違いによって、管理の面からどういった影響があるのか。例えばこういう構造は管理がしやすいとか、こういう構造だと正直管理がしにくいとか、あるいは管理に当たっての費用がこちらですと多くかかるとか、そういった構造の違いによって、管理の違いというものがどのようにあるのか、その点について確認をしたいと思います。


教育長答弁


 ただいまのご質問につきましても、学校教育部長よりお答えをいたします。


学校教育部長答弁


 それでは、お答えいたします。
 通常の利用の中においては、水質管理、またプール槽の管理も含めまして、管理に大きな違いというものはございません。ただ、改修時においては先ほど申しましたように、素材によって例えばひび割れてくるとか、いわゆる水漏れです。水漏れの状況が若干異なってまいりますので、そのとき修繕の工法等によっての違いというものは出てくるかと思いますが、通常の管理においては、特に大きな違いはございません。以上でございます。


質問(再度8回目)


 その点については承知しました。
 それでは、3点目の水泳指導の民間委託について改めてお伺いしたいと思います。せんだって服部議員からもありましたように、日本全国で今こういった学校におけます水泳指導を民間に委託をするというような取り組みが県内、県外広がりつつあります。民間側も全国展開しているスポーツクラブが8月の下旬だったと思いますけれども、水泳指導の委託事業に参入をするのだというような報道がありました。そのスポーツクラブ、全国に100カ所以上展開がされているようですけれども、民間の側でもそういった委託を受ける、受託をするということに対して意欲を示されているのが昨今の状況かと思います。
 そういった中で、民間委託、先ほど佐倉市の事例を出させていただきましたけれども、佐倉市では指導をスイミングスクールのインストラクターに全て任せるということではなく、先生方も一緒にプールに入って指導するというような形になっています。他の自治体では先ほどもお話ししましたけれども、教員はプールサイドで見守るというような自治体もあって、佐倉市ではそこが違うのですよというようなことを教育委員会の担当の課長さんがお話をされていました。実際、上からですけれども、先生方と子供たちがこのプールの中で楽しくコミュニケーションをとっている。もちろんインストラクターの方からの指導ということについても子供たち真剣に受けとめていますけれども、担任の先生と一緒にプールに入っている、そういったことでの喜びを子供たちも感じているようでした。
 ところで、この民間委託、それは流れとしてはスイミングスクールに委託をして、そこに子供たちを連れていって指導してもらうのだ。先生がプールに入るか入らないかは一旦横に置くにしても、民間委託というふうなイメージでいくと、どちらかというとスクールに子供たち連れていくのだと、そういったことが昨今の形では多くあるかと思いますし、民間委託ということを考えると、そういうことをイメージされる方が多くいるかと思います。実は先ほども触れました南 学先生とこのプールの民間委託というような話、いろいろとお話を受けて、その上で越谷市こういう形、越谷市こういう形というのは、屋内のプールも実は学校によってはあるのですよと、そういう話もさせていただきました。民間のスイミングスクールのある意味メリットとしては、屋内プールですので、全天候型ですから、1年を通じていつでもできるというところがメリットとしてあるわけですけれども、同様に屋内プール、越谷は幾つかしかありませんが、逆に言えば幾つかある小学校、中学校では屋内プールの場合ですと、それを活用した形で、つまり子供たちをスイミングスクール、民間のスイミングスクールに移動させて、そこでということではなく、屋内プールを使って1年を通じて行っていく。場合によったら、それは移動ということを含めてかもわかりませんけれども、他校の子供たちを屋内プールになっている学校に連れて行ってというような方策もあり得ますよね、そういったことを先ほどからしています南 学先生と以前意見交換をしたこともあります。そういった意味では、屋内プールということを、せっかく屋内プールという資産がありますから、その屋内プールは恐らく今後の学校の施設の長寿命化を図る中では、屋内のプールは基本的に校舎とか、あるいは体育館とか、そういったものと一体型になっていますから、仮に屋外プールは今後改修するのか、あるいは除却していくのか、そういうことを議論する中でも、屋内プールというのは恐らく基本的には今後も使い続けていくというのがどのような形であれ、前提にある意味ではなっていくのかなというふうに思っています。
 服部議員の質問の答弁で、建設コストが2億円で、80年使ったとした場合の維持管理コストも1億5,000万円ぐらいかかるというような話であったかと思います。その意味では、屋内プール、学校の長寿命化、公共施設等総合管理計画における第1次アクションプランの中で、個別施設管理計画立てる中で、学校をどうしていくのか、その中でプールを考えていくのだという話でしたけれども、屋内プールの場合にはむしろまた違った形での活用というのもあるかと思っています。違った形の活用というのが、屋内プールという施設を民間に委託をして、授業としてはそれを優先しつつ、民間の委託された先がプールの施設管理も含めてどのような効果的な授業を行っていくのか。逆に屋内プールのところに指導するインストラクターの方が来るような形、そういったことも含めた中での民間の委託の検討、そういったこともあるのかなというふうに考えておりますが、その点についてのご見解をお伺いしたいと思います。


教育長答弁


 ただいまのご質問にお答えをいたします。
 屋内プールの利活用につきましては、ご指摘もございましたけれども、不随するさまざまなことが想定されることから、市長部局を通して、市長部局と連携をして、今後調査研究してまいりたいと考えております。
 また、水泳指導の民間委託につきましては、これもご指摘のとおり、スイミングスクールなどに出向いて指導を委託する方法、またインストラクターを学校に逆に招聘して指導を委託する方法等がございます。さらには、先ほどご答弁の中で申しましたけれども、いろいろな課題等もございますので、今後引き続き県内や他県で実施しているその自治体の先進的な取り組みを注意しつつ、さまざまな面から調査研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。


<< 前ページへ
 
 
copyright (c) 2009. kikuchi-takamitsu. All Right Reserved.