■議会報告

●令和元年9月定例議会
質問(再度3回目)
ご答弁ありがとうございました。官民連携プラットフォームでの分科会でのさまざまな知見、それをしっかりと庁内、さらには越谷の市民、事業者にも発信をしていただければというふうに思っています。
聞くところによりますと、ことし10月に開催されます45回目となる越谷市民まつりにおいて、そのさまざまなブース、参加される団体さん方のブースのところでSDGs、目標は都合17あるわけですが、自分たちの団体のその今回活動する内容がどういう、この17の目標のどこに当てはまるのかということを考えて、それを市民まつりの会場、つまり市役所周辺ということになりますけれども、それを掲示していこうというようなことが計画されているとも聞いております。そういったことを通じて団体さん、今回の質問、3点目の質問では、市が市民や事業者に対してどういう普及を行っていくのかということですけれども、単に行政が行っていくだけではなく、北九州市にあるように、市民ですとか、事業者の方々がほかの市民の方、ほかの事業者の方、ほかの団体の方々に対して発信をしていく。行政ではなく、民間の方々が発信をしていくということも非常に重要だと思っています。越谷市民まつり当日、どれぐらいのこの17の目標の、それぞれの目標、アイコンごとにいろいろと掲示していくという話がございましたが、市役所周辺にどれぐらいのこの掲示がされるかは現時点でわかりませんけれども、私も当日楽しみにしたいと思っております。ぜひ今後も引き続いて越谷市としても取り組みを進めていただければと思います。
それでは、最後の5項目めの水泳指導とプールの維持管理について教育長に何点か再度お伺いをしていきたいと思います。
それでは、まず1点目の水泳指導の現状ということについてお伺いしたいと思いますが、先ほどさまざまな水泳指導に当たって、目標ですとか、さらにはその目標を達成するために、先生方同士どういうふうに指導体制を構築していくのか、そういったことについてご答弁いただきまして、ありがとうございました。繰り返しになりますけれども、越谷市では星 奈津美さん、あるいは足立夢実さんというオリンピックに出場されて入賞し、メダルも獲得された選手がいらっしゃるということもあって、市民の方から以前からもうちょっと水泳指導の充実を行ってはどうか。いや、現状が充実していないという意味ではないですけれども、せっかくオリンピック選手も越谷市として出している、出ているのだから、その意味でもっとそれも含めて水泳指導充実ができないかというようなご要望を市民の方からいただいています。随分前ですと、ちょうど星 奈津美さんが北京のオリンピックに出られた2008年ですけれども、そのころからこういったご要望はいただいておりましたし、また実際にメダルを獲得された後には、もっともっとその市民の方から、そういう水泳指導、学校での水泳指導、基礎的なところから始まって、学校の中でもっと高度なことも含めて水泳指導を充実させてはどうかというようなご意見、ご要望として受けています。来年東京でオリンピックも開催されますので、その意味では児童生徒の才能を水泳指導、学校の中での水泳指導の中でそれを発見をし、さらにそれを伸ばしていくというようなこと、それも重要かなと考えておりますが、学校の授業の中でそういった児童生徒の才能を発掘をする、あるいはそれを才能を伸ばしていくということについてどのように捉えていらっしゃるか、そのお考えをお伺いしたいと思います。
教育長答弁
ただいまのご質問にお答えをいたします。
星 奈津美さんはちなみに最初は剣道をやっていたというふうに聞いておりますけれども、学校体育は生涯にわたってその心身の健康を保持増進し、豊かなスポーツライフを実現するための資質能力を育成すること、これを目標としております。したがいまして、技能を高めることはもちろんのことでございますけれども、運動する楽しさを小中学校で味わわせることが生涯スポーツにつながるものというふうに捉えております。と同時に、スポーツをそういう好きな子供たちが育ち、そのことを土台としてオリンピックを目指す人材を輩出したということであれば、それは本人にとっても、あるいは周囲の人にとっても魅力的でわくわくする、誇らしいことだというふうに考えておりますので、そういう環境が全体として整っているということは大変望ましいことだというふうに考えております。水泳についても同様だというふうに考えております。
なお、その水泳の技術面での指導という点では、先ほどの答弁でも申し上げましたけれども、毎年開催している水泳実技伝達講習会等を通して指導内容の周知を図るとともに、水泳学習の指導の質が高まるよう努めておるところでございます。以上でございます。
質問(再度4回目)
ありがとうございました。ぜひ子供たち、スポーツライフあるいはその運動する楽しみということですので、必ずしも当たり前の話ですけれども、全てのさまざまな競技、どんな形であれ、その携わった子供たちがその専門の選手になる、専門のアスリートになるというわけではありませんから、むしろそうではなく、楽しみながらそれから先にも人生の中で折に触れて自分もやっていく、そういった気持ちを持ち続けてもらえるような、そういう指導も非常に重要かというふうに思いますので、引き続き子供たちが楽しんで水泳ということについて向き合えるような、そういったことを行っていただければと思います。
ところで、水泳も体育の授業の一環として行われますので、当然それは体育の教科として、その水泳も評価をされる。子供たち、児童生徒の通知票という中での評価もされていくかと思います。その評価に当たって、越谷市内の45の小中学校ですと、屋外のプールが主流になっていて、一部屋内のプールが数校ありますけれども、屋外のプールですと、天候に左右される、あるいは気温に左右される。気温が低過ぎて入れないということもありますけれども、昨今では逆に気温が高過ぎて入れないというようなこともありますので、計画どおりのカリキュラム、計画どおりにその体育の中での水泳指導、水泳の授業というのは行われるわけではないかと思いますので、その計画どおりの回数が実施されない場合、体育の教科としての評価が、児童生徒の評価はしにくくなるかと思いますけれども、そのような場合の評価の仕方、あり方ということについて確認をしたいと思います。
教育長答弁
ただいまのご質問につきましては、学校教育部長よりお答えをいたします。
学校教育部長答弁
それでは、お答えを申し上げます。
まず、各学校ですが、年度当初に計画をしております年間指導計画、これらに基づいて授業の時数のほうを組んでおりますが、おおむね6時間から8時間ぐらいの形で体育の水泳指導の授業時数を組んでいるかというふうに思います。今、議員ご指摘のとおり、屋外プールでございますと、天候等によって左右される場合がございます。そういった場合には、まず多くを実施されている7月中の授業の時間割、例えば1時間目に実施しようと思っているものを3時間目に切りかえてみたりとか、あるいは天候が晴天が予想される場合には、火曜日は体育の時間ないのだけれども、火曜日に授業をしてみるとか、そういうような形で計画時数が行われ、その中で適切に評価は行われるような形で各学校取り組んでいるというような状況でございます。以上でございます。
質問(再度5回目)
評価に当たって、そういった授業の時間帯を変えていく、曜日を変えていくということの対応も行っているのだという話で承りました。ありがとうございます。繰り返しになりますけれども、屋外プールと屋内プールとが越谷市など45の小中学校ではあって、屋外プールが主流になっているわけですが、そこで改めて屋外のプールと屋内のプール、その違いということについてお伺いしたいと思いますが、水泳指導の点あるいはこれは2点目のプールの管理という話にも一部入りますけれども、この後2点目に入りますので、そこはご容赦いただいて、指導ですとか、管理の面から屋外のプールと屋内のプールとではそれぞれどのようなメリットあるいはデメリットが水泳の指導、管理の面からあるのか、その点についてお伺いしたいと思います。
教育長答弁
ただいまのご質問につきましても、学校教育部長よりお答えをいたします。
学校教育部長答弁
それでは、お答えをいたします。
まず、管理の側面から述べさせていただきます。屋内プールの管理上のメリットでございますけれども、これは水質が屋外に比べますと、より管理がしやすい。衛生的であるという部分があるかと思います。ご案内のとおり、屋外ですと落ち葉が飛んできたりというような状況があり、それらを水泳指導、朝のときにそれらをすくっていくなんていうようなことが実際に私もやったことがございますけれども、そういうような形での水質管理という面について屋内プールのほうがよりメリットが大きいかと。裏を返せば、屋外の場合、それがデメリットになってくるかなというふうに考えます。また、水温が一定に維持できるという点も大きなメリットである。同時に屋内ですので、先ほど来出ておりますが、天候に左右されず、年間を通じてカリキュラムを組もうと思えば組める状況があります。実際には各学校、年間を通じてという形ではなく、夏季に当たる部分で水泳指導を行っているのが屋内プールを設置してある学校の現状であるかというふうに思います。裏を返すとという形になりますが、繰り返しますと屋外プールはそこがデメリットになってくるというふうに捉えていただければと思います。
一方なのですけれども、屋内プールの管理上のデメリットというふうに考えますと、これは換気設備等が必要になる。それから、ボイラー等の設備が新たに必要になるということから、それらの附帯施設費用、それから改修に係る費用等もかかってくるかと思います。また、水温を当然上げなければなりません。屋外ですと、太陽光である程度水温が上がってまいりますが、屋内ですとそういうことがございませんので、当然のことながら燃料を使っての加温ということが出てまいります。それが屋内の管理上デメリットというか、適切な学習環境を整備するという意味で考えますと、それらが必要になってくるかというふうに思います。
一方、指導の側面でございますけれども、これも繰り返しになって恐縮でございますが、年間で天候に左右されないことがありますので、計画的に学習指導が行えるというのが大きなメリットかと思います。裏を返しますと、屋外についてはそれらの天候によって、先ほど申し上げましたとおり、授業の組みかえですとか、曜日の組みかえですとか、そういうような配慮が必要になってくる場合があるというような部分でございます。
以上、管理と指導の側面からということで回答させていただきました。以上でございます。
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