越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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●令和元年6月定例議会


質問(再度11回目)


 大分今2項目めの①の第1次アクションプランについてを随分長くやりましたので、この1点目の第1次アクションプランということについては終わりにしたいと思いますけれども、今パブリックコメントを行っている第1次アクションプランの案、実際に策定の暁には、80年先まで我々議会、議員もまたその責任を共有しないといけない、共有していくのだというようなことを受けとめまして、それでは2点目の包括施設管理に移りたいと思います。
 公共施設等総合管理計画あるいは第1次アクションプランでは、240以上の公共施設というものを挙げています。これらの維持には相当な数の委託契約を交わしているのだろうというふうに思っています。それらを一気に一本の契約でということを検討すると、なかなかボリュームとしても大き過ぎるとは私も感じています。そこで、一気にその240以上ある施設のさまざまな委託契約、それを全部一気に一本にまとめるということではなくて、例えばアクションプランでは、11の目的別に分類もしていますし、それ以外に分類の仕方もあるのだと思いますけれども、もうちょっと小さな固まりのところで幾つかまずはまとめてみる。維持管理、更新、ライフサイクルコストを削減をさせるために、まずは契約というものをまとめていく。それを少し小さな単位でまとめていって、それを検証する中で、最終的には全部を一本にまとめるほうが効果的なのだということなのか。それとも、先ほど東村山市の取り組みに対しましてメリット、デメリットというようなことのご指摘もありましたけれども、例えばやはり一本にまとめ上げていくとデメリットのほうが、メリットはあるかもわからないけれども、デメリットのほうも大きいねということで、やはり一本化というのはどうなのだということもあろうかと思いますから、そういったことを検証する意味でも、まずはある程度固まりで検討してみるということが好ましいのではないかと考えておりますが、その点について改めて見解をお伺いしたいと思います。


市長答弁


 ただいまのご質問につきましても、政策担当部長から答弁申し上げます。


政策担当部長


 それでは、お答えをさせていただきます。
 今議員さんがおっしゃったような、そうしたステップを踏んでいくといったことも十分視野に調査研究していきたいと考えております。以上でございます。


質問(再度12回目)


 ぜひこの包括委託契約ということについて、東村山市だけではなく、幾つかの自治体でも実際取り上げていますし、そしてまたそれ以外の自治体も今検討しているところもだんだんふえてきているというふうにも聞いております。ぜひ具体的に検討を重ねていただければと思います。
 念のため東村山市さん、先ほどのメリットあるいはデメリットの話ありましたけれども、例えばデメリットに対する答えというと恐縮ですけれども、その市内の事業者、契約を一本に交わすことによって、ほかの事業者が参入できなくなってしまうのではないかという、例えばそういった懸念に対してですけれども、東村山市の場合では確かにそういった懸念もありますから、東村山市内の地域経済の循環に配慮する形で市内事業者を可能な範囲で現行水準と同等条件で活用するよう努めることを実際に委託をするに当たって、これは入札なわけですけれども、それに当たっての参加の条件というふうにつけています。
 例えばそういった条件設定をするということもできますし、その上で東村山市としては、ここは余りこれから先語りますと時間がかかりますから、細かいところは抜けますが、メリットとして挙げているのが3つあって、1つはサービス品質の標準化ができるのだと。従来いろんな施設を個別に管理していたものに比べて、契約を一本にまとめて、つまり大どころが一本になることによって、そのサービスの品質を標準化することができるのだというようなことをメリットの一つとして挙げています。あるいは費用対効果の向上、さらには職員の事務量の削減と、そういったことなども挙げていますので、ぜひよりよい形で検討を加えていただければということを要望させていただきまして、2項目めの公共施設のライフサイクルコスト削減に向けてということについては終わらせていただきます。
 3項目めの羽田空港機能強化による越谷市への影響につきましては、ぜひ実際に飛行場、羽田空港とか、その見学のデッキなんかで聞くときには物すごく大きな騒音がしますが、それはあくまでも地上なわけです。それが実際高度1万メートルのところであれば、何か飛んでいるなという感覚はありますけれども、それはほぼ日常の生活には影響がないわけです。ところが、やはり低いところになってきますと、それなりに気になる。1,500メートルぐらいの高度で飛ぶときの飛行機の音というのが、正直私もどのぐらいの音なのかというのが感覚としてこうですねというところが明確にはお伝えがしにくいので、そこのところは割愛をいたしますけれども、さまざまなことも懸念はされますので、その懸念が払拭されるようにぜひ関係機関とも調整を進めていただき、それをしっかりと市民の皆様方にも広報をしていただければということで要望させていただいて、次の4項目めの水路にかかわる諸課題についてというところで、改めて再度お伺いしたいと思います。
 先ほど蓋かけの現状ですとか、あるいは公共下水道の未接続対策ということについてどういうふうに取り組んでいるのかということもお伺いしましたし、水路の清掃ということについてもお伺いしましたので、ここでは2点目の水路の清掃という観点から再度お伺いをしたいと思います。
 水路の清掃ということについては、もともと地域の方々からしますと、においがしたりですとか、あるいはそのヘドロが堆積したりですとか、そういったことが原因で水路の清掃も行いますし、場合によったら市のほうに清掃をしてくださいというふうな要望をされているのだというふうに思っています。基本的には、当たり前の話ですけれども、清掃する水路というのはまず蓋かけはされていません。蓋かけがされていないから清掃ができるのだというふうにもとられますし、蓋かけがされていないことによって清掃せざるを得ないというようなこともあるのだというふうに思っています。
 その蓋かけがするのかしないのか、できるのかできないのかというと、それはその水路に流れていくというのが雨水だけの状態であれば、つまり公共下水道に周辺がきちんと接続されていれば、それは蓋かけができるという話で、つまり公共下水道に接続している、未接続のところがあると蓋かけはできないのだという話になっていきます。したがって、公共下水道の未接続家屋などがあれば蓋かけができませんから、蓋かけができないので要望ができないのかどうかというところはそこは定かでないですけれども、その意味では現状のまず蓋かけ要望を伺っているところについては、ぜひ今後もしっかりと取り組みを進めていただきたいというふうに思いますし、そしてまた公共下水道の未接続対策、先ほども今一生懸命取り組んでいるという話も伺っていますけれども、それもまた一層力を入れていただきたいと思います。
 その上で清掃について改めてお伺いしたいと思いますけれども、今回相談のあった自治会では、先ほどもお話ししましたように、自治会の人たちが二月に1度自分たちで清掃活動を行っています。それも長年にわたって。その地域では、聞くところでは平成8年に公共下水道が整備されたというふうに聞いておりますけれども、実際そのころからずっと蓋かけですとか、あるいは蓋かけしようにも、そもそもまだ接続されていないお宅がありますから蓋かけってそれは難しいですねという話の中で、では接続されるようにそういった未接続の解消の取り組みもぜひ市にお願いしたいということを長年にわたって要望されてきています。
 しかし、それから随分時間が経過をしていますけれども、現状ではその未接続ということが解消されていませんので、自治会の方々が二月に1度清掃活動を行っているということがずっと続いてきているのですけれども、ここでその清掃ということについての問題が生じつつあります。自治会の方々が、先ほども午前中浅古議員が高齢化の話をされていましたけれども、ここの自治会の方々もどんどん高齢化が進んでいまして、その自治会主催の清掃活動に参加できる方の数がだんだんと減ってきているということが言われています。いずれの段階では、誰も清掃活動に従事できないのではないかと、誰も協力できないのではないかというようなことも懸念をされております。実際にそうなるかどうかはわかりませんが、少なくとも現状ではそのうち時間がたっていけば誰も清掃活動に協力できないねと。誰も清掃ができなければ、それは必然的に市に対して清掃をお願いしますねという要望を出すということになろうかと思いますが、先ほどの清掃活動ですと、要望が上がってきてある程度の基準、基準というのはその堆積の厚みでしょうか、それの基準に基づいて基準に達していればそれは清掃活動を行うということですが、少なくともそういう基準ですと恐らく現状の当該の自治会の方々が自分たちで二月に1度汗をかいているようには、恐らく市が仮に要望を受けたとしてもそこまでの清掃活動はできないのではないかなということを感じています。それはその自治会の話だけではなく、恐らく一生懸命自治会の方々が協力をして自分たちの身近な水路のところを清掃されているという自治会さんはほかにもあるのだろうと思いますが、ほかのところもやはり市内全域で高齢化が進んでいけば、自分たちではいずれ清掃ができなくなる。そのときには市にぜひ済みません、お願いしますという話になってくるかと思いますが、そういった観点から考えると、高齢化に伴う要望というのはどんどんこれから先はふえていくのかなということが懸念されます。一方で、要望が上がってくれば全部可能かといえば、それはある一定の基準に基づいてやっていくとしても、余り多くの要望が上がっていけば、それは財政的な措置というところから見て非常に厳しくて、いずれ市としても対応に限界が来るというようなことが想定されますが、その意味で改めてこの清掃ということについて、市長はどのように受けとめていらっしゃるのか、その点についてお伺いしたいと思います。


市長答弁


 お答えいたします。
 水路の清掃と蓋かけ、これはおのおのしっかりと区分をして考えていかなければいけないと思います。基本的には水路は蓋をかけないで、常に清潔な状態を保つこと、それには清掃が欠かせません。その清掃が高齢化でなかなか困難だということについては、それは市がしっかりと対応してまいります。ですから、これまで自治会の皆さんが定期的に清掃していただいていることについては、常々感謝を申し上げますが、それが困難であれば市がしっかりと受けとめて、機材を使ってでもちゃんとやるようにします。
 水路は常に公共下水道未接続のものがあったとしても、本来下水道の管理というのは定期的にやっていただかなくてはいけないということになっていますから、接続できない場合には管理をきちっとやってもらうということもまた重要でございますので、そういった指導も市としては行っていかなければならないと思います。
 そういう中で、できる限り私としては余り蓋かけはしないで、常に管理、清掃ができるような状態でお願いをしたいと、こう思っております。まだ十分に整理も複断面方式にもなっていないところでふたをしてくれというようなところもあるわけです。それらについては、まずは水路の整備が第一であって、その後での対応として、これまでも住宅と住宅の中間にあります水路を避難通路にするのだから、ふたかけしてくれという声が大きいです。しかし、できる限りそういう避難通路としての用途もないわけではありませんけれども、水路はできるだけ開口の状態でいつでも管理できるような状態を維持したいと、私自身は考えております。その上で清掃が必要なところについてはきちっと対応していくと、ちゃんとこういう保障をしていくことが市民の皆さんへのサービスにつながるわけですから、この辺はきちっと対応していくようにしたいと思っています。


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