越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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教育長答弁


 それでは、ただいまの菊地議員さんのご質問に順次お答えいたします。
 健康寿命と健康ライフスタイルづくりについてのご質問のうち、健康寿命延伸に向けた基本的な考え方について及び市長部局との関係についてのお尋ねでございますが。関連がございますので、一括してお答えをいたします。
 第2期越谷市教育振興基本計画では、「生涯にわたりスポーツ・レクリエーションに親しめる環境をつくる」を目標とし、3つの施策の方向を掲げております。そのうち特に健康、福祉の観点からは、誰もが年齢や心身の状況に合わせて無理なくスポーツレクリエーション活動に参加し、運動習慣を身につけることにより、健康の維持、向上や健康寿命の延伸などを図ることを狙いとして、「健康ライフスタイルづくりを支援する」を施策の方向の一つとして定めております。そこで、市民が多様なライフスタイルに合わせてスポーツ、レクリエーション活動に参加できるよう活動機会に関する情報提供や活動環境の整備に努めるとともに、子供や高齢者、障がいのある方も気軽に体を動かすことができ、生きがいづくりや社会参加が促進されるよう、活動機会の充実に取り組んでおります。
 市長部局との関係につきましては、運動のほか栄養や食生活など健康寿命と健康ライフスタイルづくりに関係する事業について、市で定める第2次越谷市健康づくり行動計画・食育推進計画「いきいき越谷21」にも掲げ、市長部局と連携して事業を実施しております。今後におきましても、教育委員会の施策を通して健康寿命延伸に資することができるよう努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、具体的な取り組み内容についてのお尋ねですが、第4次越谷市総合振興計画後期基本計画の中で「健康ライフスタイルづくりを支援する」という施策について、平成32年度までに達成すべき目標値を4項目設定しております。これらの目標を達成するために、越谷市教育行政重点施策に基づき、ライフスタイルや運動レベルに合わせた健康体操教室、生涯スポーツ講座、スポーツ教室などの各種事業に取り組んでおります。
 健康体操教室については、おおむね40歳以上の方を対象に、健康の保持、増進と運動を始めるきっかけづくりや習慣化を身につけていただくよう、市民健康課と共催して実施しております。
 生涯スポーツ講座については、「いつでも、どこでも、誰もが」をスローガンに、日ごろ運動する機会に恵まれない方や運動不足の方を対象に一人でも多くの方に参加していただけるよう、地域体育館を会場に、健康、体力づくりの場として実施しております。
 スポーツ教室については、子供から高齢者、障がいのある方まで参加者のさまざまなニーズに合わせて教室等を実施しております。例えば、親子ふれあい体操教室では、乳幼児を持つ方が参加しやすいよう臨時保育室を設置しております。また、エンジョイ!キックボクシングエクササイズでは、仕事帰りの方を対象としていることから、平日の夜間に開催しております。
 さらに、老人福祉施設等の入所者に対しては、入所者の運動レベルに合わせた内容を講師が入所施設に出張し行う出前講座を実施しております。
 なお、設定している4つの目標値についてですが、今年度が後期基本計画の初年度であることから、その進捗状況を把握できるスポーツ・レクリエーション活動を週1回以上行う成人市民の割合について申し上げますと、活動する男性は70歳以上が56%、女性は60歳から69歳までが48.5%と、高齢者の割合が高くなっております。しかしながら、18歳から59歳までの年齢層の活動割合が低いこともあり、最終目標である50%を達成するためにはさらなる工夫が必要であると考えております。今後におきましては、目標達成に向け、これらの年齢層の活動割合を高める方策を検討してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。


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