越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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質問(再度5回目)


 いろいろとご答弁ありがとうございました。このいちご観光農園、イチゴをベースにして市内の農と商とがそれぞれさらに活性化すると、発展をしていくというところをぜひ今後もしっかりと研究をして、それぞれの事業者さん、生産者さんにも納得をしていただいて、さらにそれが拡大していくような、そういう方策をお考えいただければというふうに思います。
 3項目めの公有地の有効活用と売却についてに移りたいと思います。③の今後予定されている市有財産の売却についてということで、具体的な事例もいただきました。その際のご答弁としては、案件ごとに公売物件の要項の作成をしていきたいというような話だったと思います。1点目の基本的な考え方にもあるいは通じる部分もありますし、2点目の部分もあるのですけれども、今後ということで、売却に当たっての基本的な考え方、あるいはその指針のようなものの作成が必要ではないかというふうに認識をしています。というのは、今ちょうど25年度、26年度でマネジメント白書の作成を進めていて、これが具体的に今後どのように活用されていくのかというのは、また別の機会にそれは確認をさせていただきたいと思いますけれども、いずれにしても5年先、10年先を見越したときには、行政目的を終えたその場所、施設なり、土地なりが、施設の統廃合などの関係で生じるのではないかというふうに考えておりまして、例えば2の旧みのり学園跡地でいうと、ちょうど桜井地区の連合自治会が創立50周年で発行した記念誌に、みのり学園がそもそもどういう土地であったのかの沿革が載っています。戦前から医療機関として医療の施設があって、戦後になって、旧で言うと大袋村、桜井村、新方村の3つの村の村立の国民健康保険診療所として昭和25年開院して、昭和30年には、合併した後ですので、越谷町立東部診療所、市制施行に伴って越谷市立市民病院という形になって、だんだんと周辺に病院や診療所ができた関係で機能、役回りが終わって、結果として昭和46年にみのり学園になったというようなことで、役目が終われば、当然別の役目があれば、その形でその土地を利用していくということだと思いますけれども、最終的には内部で調査、検討した結果、どのような利用目的もないということであれば、それは行政財産を普通財産に変えて売却をするのだということだと思いますけれども、決して売却がだめだということではなくて、私は、いろんな資産はスリム化を図って、不要不急な財産については売却をしていくことが好ましいというふうにも考えているものですから、むしろ売却は積極的に進められるものであれば進めていきたいなというのが私自身の考えではあるところなのですけれども、そうはいってもそれぞれの土地の沿革、今までどういうふうに使っていたのかということを考えると、現状、行政目的として何ら使う利用の方策はないのだと、だから売却だとしても、地域住民の皆さん方からすると、今まで公有地としてさまざまな施設があったと。そういった中で、売却というときに、その自分たちの周辺環境、住居環境が大幅に変わってもらっては困るというような考えもあるいは今後生じるのではないかというふうに思っておりまして、現状、大袋、せんげん台の間ですと、線路際のところに何カ所か宅地開発も進められているところなのですが、決してみのり学園跡地の売却云々ということではないのですけれども、今後5年先、10年先を見通したときに、何がしかの売却に当たっての考え方、ガイドラインのようなものが必要ではないかというふうに思っているところでして、そのあたりの見解をお伺いをしたいと思います。


市長答弁


 ただいまのご質問につきましては、企画部長から答弁申し上げます。


企画部長答弁


 ご質問の処分に当たってのガイドラインということで、この辺について考え方としてはどうなのかということで課題を整理させていただいたのですが、まず普通財産となった土地の有効活用ということで、収益財産としての活用をできるかどうかということをまず検討すると。その中で、貸し付けができるかどうかというようなことも含めて検討します。全庁的に十分な検討をするということで、結果的に、今議員さんがおっしゃったように、活用が見込まれない場合は、その土地の個別的な要因、周辺環境の影響、さらには周りの生活環境などの十分な配慮ということで、それを考慮した、配慮した上での処分を検討するということで取り組んでおります。
 処分に当たってのガイドラインというのは、基本的にはそういった土地1件1件がいろいろなシチュエーションがございますので、方針としてガイドラインを包括的に策定して処分ができるかということになると、かなり難しいかなというふうに考えておりまして、これは公売等をする際に募集要領等で対応していきたいというふうに考えております。
 ただ、ほかの自治体の状況をちょっと調べさせていただきますと、処分に当たってのガイドラインということではなくて、市有財産の利活用についての基本指針とか、基本方針とか、そういったものを示している自治体もございます。これはもうちょっと包括的な土地利用の方針ということだと思いますので、これは議員さんからご指摘いただいたように、今、公共施設マネジメント白書、管理計画をつくっておりますし、今後の越谷市の公有財産についてどのような形での土地利用の方針で臨むかということも含めまして、こういった先進自治体の土地の利活用の方針、ガイドラインというのでしょうか、そういったものについては調査研究を進めていきたいというふうに考えております。


質問(再度6回目)


 ご答弁ありがとうございました。この公有財産の関係については、いずれにしても公共施設マネジメント白書、それが実際にでき上がって、地域の皆様方と一つ一つの施設をどうするのか、そういった議論が今後なされるのだろうというふうに思っておりますので、引き続いてご検討いただければというふうに思います。
 それでは、4項目めの治水対策で1点お伺いをいたしたいと思います。せんげん台駅東口周辺についてはいろいろと調査も行って、県の側といろいろと調整も図っていくということで理解をいたしました。その上で、今後、県と東武鉄道との間で、先ほど6年というような話もありましたけれども、鉄道橋のかけかえを行うということで、恐らくその際には、手順がどうなるかよくわからないのですけれども、当然橋をかけかえる、治水で川幅をということもあるでしょうし、またその際には、もしかしたら一時的に川の流れがよりきつくなるというか、難しくなって、今よりも水が出やすいだとか、そういったことも場合によったら生じるのかなというふうにも危惧しているところなのですけれども、その上において、市としてこの県との間で今後、市は市でせんげん台駅東口周辺も含めて治水対策を進めていきたいという考え、具体的な構想というものはあると思うのですが、それに基づいて県が進めていこうと思っていることとのいわば整合性、すり合わせということも必要だと思っていて、その上において、市として県にどのように申し入れを行おうと考えているのか、あるいはもう現に行っている部分もあるのだと思うのですけれども、そのあたりについて確認をいたしたいと思います。


市長答弁


 ただいまのご質問につきましては、建設部長から答弁申し上げます。


建設部長答弁


 それでは、ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
 まず、せんげん台駅東口の治水対策でございますが、昨年度、調査のほうをさせていただきました。何をやったかといいますと、基本的には高さ関係を調査をさせていただいております。結果的には、やはり駅周辺が一番低くなっていまして、逆に新方川のほうが高いと、そういった関係でございますので、今後、市とすれば、鉄道のかけかえに伴いまして、その辺の水路の逆勾配を、ルートも含めてになりますが、もう一回改善すると。その辺の計画が、市とすればございます。
 それにあわせて県に何を要求していくのかと、そういう点でございますが、今のところ2点ほど考えております。1点目が、どうしても内水の水を河川に放流するには、河川管理者により、河川本体を守ることから一定の制限がかけられております。俗に言う比流量になりますが、この比流量に対して、今後市のほうは、当然新方川の改修が進めば、比流量自体の見直しも当然検討していただきたいと。この辺は要求していきたいなと、これが1点ございます。
 それと、先ほど市長の答弁の中でもございましたが、東武鉄道の橋のかけかえには、おおむね6年ぐらい予定しております。ちょっと長いかなという気はしますので、この辺は少しでも早くかけかえのほうをお願いするのとあわせて、これのかけかえが済めば、その上流に向けてまた河川改修ということで河道の改修に入っていきますので、その辺の河道改修もあわせて要望のほうはしていきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。


 

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