越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

<< 前ページへ

質問(再度7回目)


 この番号制度については、自治体の業務というものを根本的に大きく変えていくのかなというふうに私は思っているところでして、その中で今答弁ありましたけれども、スケジュール的にもかなりタイトであるようですので、しっかりと全庁的に定められた期限までに対応できるように、そこはまだ予算が明確でないという部分もありますので、難しい部分はあると思うのですが、それはそれとしながらも、ぜひしっかりと対応をご検討いただければというふうに思います。
 それでは、4番目の項目ですけれども、先ほどご答弁いただきましたが、この取り組みは、市長がマニフェストに掲げていますコミュニティビジネスの支援を行っていくというところにも、ある意味通じてくることなのかなというふうに考えておりますので、いろいろな部分、ご検討をいただければと、そのように思います。
 それでは、5項目めの読書活動という部分で、教育長に再度お伺いいたします。先ほど学校における読書の取り組みの状況、現状ということで、いろいろとご説明をいただきまして、ありがとうございました。越谷市でも、2番目になりますけれども、江戸川区での読書科の取り組み、そういった部分も含めていろいろと対応されているようでございますので、そのあたり読書の取り組みということについては、しっかりとやっていただければと思いますが、その上で再度1点だけお伺いをいたしたいと思います。
 実は8月17日に姫路市で行われた関西教育セミナーという、これは学校の先生方なんかを主に対象にしたセミナーなのですが、そちらに行ってきました。文部科学省の山中事務次官が講演をされるということで、ぜひその話を聞いてみたいなと思って行ったわけなのですけれども、山中事務次官の話のテーマとしては、日本の現状として、その上で将来、将来というのは2030年とか、2040年とか、2050年ぐらいの国際社会の中での日本の立ち位置、そこのグローバル化の進む中で、人材をどう育てていくのかという切り口から、では学校教育ではどういうふうにやっていくべきなのかというお話がなされました。その中では、今後必要とされる人材というのは、恐らく山中事務次官のお考えでは、国際的な部分で通じる、通用するというような意味なのかもわかりませんけれども、人材ということについては英語教育と読書だと、それ以外のこともいろいろ言われていましたが、私の耳に強く残ったのは、その2つでした。
 今も言いましたけれども、国際的なところに通ずる人材に越谷市内の小中学生全員がそうなるのかというと、必ずしもそうではないのかもわかりませんけれども、いずれにしても全ての子供たちは、いずれ社会を担うという、そこだけは確かなので、その意味において、つまり今後の社会を担う子供たちに、今のうちからしっかりと読書というものを習慣づけて、さらには読書を通じて、さまざまな知識や経験、特に読書を通じて、我々も体験しなかったような過去のことも読書を通じて体験するということもできますので、その意味からすると、読書活動というのは非常に重要だと考えておりますので、その意味でいま一度教育長から、その重要性という部分についてのお考えをお伺いできればと思います。


教育長答弁


 ただいまのご質問にお答えをいたします。
 私なりに21世紀は、新しい知識とか、あるいは情報とか、技術が、政治、経済、文化を初め社会のあらゆる領域での活動の基盤として飛躍的に重要性を増す社会、いわゆる知識基盤社会という言葉が使われておりますけれども、そういう時代であるというふうに認識をしております。このようなグローバル化が一層進み、さらに変化の激しい社会においては、幅広い知識と柔軟な思考力、これが重要になってくると考えております。
 このような社会の中で、児童生徒には、いわゆる基礎的・基本的な知識、あるいは技能の習得のみならず、それらを活用して課題を見出し、さまざまな問題をよりよく解決するための思考力、判断力、あるいは表現力、いわゆる生きる力と呼ばれているものですが、これが必要であるというふうに考えております。こうした力を育成する上で、読書だけではありませんけれども、読書は大変重要なものであるというふうな認識をしております。教育委員会といたしましては、こうした国際社会を生きる、そしていきいきと夢に向かって輝く子供たちを育成するためにも、今後とも読書活動のさらなる推進に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。


<< 前ページへ
 
 
copyright (c) 2009. kikuchi-takamitsu. All Right Reserved.