越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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質問(再度4回目)


 ご答弁ありがとうございました。いずれにしましても、先ほども都市の縮小の時代の話をいたしましたけれども、人口が減少するということをもう今から念頭に置いて、ふえてはいるのですけれども、念頭に置いて、また地区の皆さん方も、今は確かにふえているかもわかりませんが、いずれ減るという前提のもとで公共施設をより大きくするのか、あるいは小さくするのか、統合するのか、改修するのか、いろいろあると思うのですけれども、そういったことも含めてぜひ地域の皆さん方にも考えていただくように行政側からも働きかけをしていただければというふうに思います。その点についてはよろしくお願いいたします。
 それでは、続きまして4項目め、防災への取り組みについてということでお伺いをいたしたいと思います。シェイクアウト訓練についてはいろいろと先ほどのご答弁の中で内容についてはよくご理解をいただいていて、今後も調査研究を進めていくということで、比較的前向きな話であったのかなというふうに理解したところなのですが、そういった中でやはり調査研究、前向きにする中で実施しなければそれは意味がないわけですので、できればぜひ25年度のいずれかのタイミングでは行っていただきたいというふうに思うところなのですが、ちなみに飯能市での取り組みの結果、飯能市民の方々の意見、アンケートを飯能市がとっております。
 シェイクアウト訓練のアンケートとして、実際に訓練に参加された市民の方々、84.5%は有意義であるというふうに回答されています。そしてまた、これは学校でも取り組んでいまして、子供たちを学校に送り出しているのです。その児童の保護者の皆さん方の意見ということでも聞いているのですが、93.4%は有意義であるというふうに捉えておりまして、非常にこのシェイクアウト訓練というのは有効であるというふうに考えています。
 実際にぜひこれは取り組みをいただきたいというところなのですが、細かくは言いませんけれども、この市政世論調査でいうと防災の意識は高まっているのですが、実際にはなかなか直接的に地区の総合防災訓練ですとか、あるいは自治会の訓練には参加をしていないという実態が実は浮き彫りになっているのです。それはわかりやすく言うと、家を出て1カ所に集まって時間をかけて訓練を行うということに対して抵抗を感じるというような部分がこの調査の理由から浮き彫りになっているところなのです。ですから、いつでも、どこでも、どのようにでも、やりやすい形のシェイクアウト訓練、これはぜひ実施をしていただきたいというふうに思うところですが、いま一度この実施に向けた市長の強い意気込みといいますか、お考えをお伺いしたいと思います。


市長答弁


 ただいまの件についてお答えをいたします。
 本当に気軽に手短にできる訓練だなということで改めて提言を受けとめております。参集訓練のために事前から各地区で打ち合わせをしていろいろと当日の訓練のための準備等行っておりますが、そういう直接会場に行くだけではなくて、まず自宅でできるということについてはまことに結構な形だなと、こう思います。ですから、きょうは防災訓練の日ですというようなお知らせにあわせてまずは呼びかけてシェイクアウト訓練をやるということについては大変意義あるかなと、こう思います。しかし、行政がこうやりましょうということももちろん提言はしますけれども、地域住民の皆さんに理解をいただいて、この意義を十分に理解していただいて、まずは各家庭でその意識を高めてもらうということについては大いに結構だと思いますので、取り組む方向で十分地域の皆さんと議論を交わしていただいて進めてまいりたいなと、こう思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。


質問(再度5回目)


 ありがとうございます。ぜひシェイクアウト訓練、実施に向けていろいろな調整も図りながら行っていただければ、そのように思います。
 それでは、4項目めの②の部分、改めてお伺いをいたしたいと思います。災害発生時における公共施設での市民の安全確保対策という部分なのですが、先週の金曜日、緊急地震速報が流れまして、庁内から職員の皆さん方が外に避難をされたということでございます。あの時間ですと市民の方々は基本的にはいらっしゃらない。ごく一部いらっしゃったというふうには聞いているのですけれども、これが例えば30分あるいは1時間早ければもっといたわけですので、その意味において市民の安全確保対策を今後どう進めていくのかというところが非常に問われるかと思われます。津波警報の関係でいえば、テレビでは「東日本大震災を思い出してください」、「高台に早く避難してください」と非常に強い口調で、今までにない非常に強い口調で呼びかけも行っていました。そういった中で巨大地震の発生というのは遠いいつかではなくて近いうちに、きょうにでも起こるかもしれない。きょう起こってしまったら困りますけれども、きょうにでも起こるかもしれないという気持ちを持ち続けるということは非常に重要で、その観点から市民の安全を守るという部分において、昨年の3月11日以降どのようにそれは対応策として見直しをなされているのかという部分についてお伺いをいたしたいと思います。


市長答弁


ただいまのご質問につきましては、総務部長からお答えさせます。


総務部長答弁


 ただいまのご質問にお答えをさせていただきます。
 本庁舎の避難についてでございますが、緊急地震速報が発令をされますと、これは震度4以上の揺れが予想される場合に全市的に防災無線で「大地震です」ということで速報が流れますが、その放送は自動的に市役所の中、庁内にも流れることになっています。これは実際に地震がこちらに到達する前に流れますので、流れた時点で、職員にはそれぞれ避難誘導係の職員とか救護係とか、いろんな役割の職員がおりますけれども、それぞれ自分の役割を果たしていただくと、こういうことになるかと思います。その際、この放送がありますと避難誘導係の職員が率先して市民の方を外に避難をさせるということになっていますので、この対応については、さきの3月11日の東日本大震災のときにもそのような対応をしっかりととらせていただきまして、南側の駐車場に多くの市民の方、それから職員も含めてですけれども、避難をさせていただいたということでございまして、今後もしっかりとこの体制については職員がしっかり誘導できるように訓練も含めてしっかりした体制を継続してまいりたいと考えてございます。


質問(再度6回目)


 ご答弁ありがとうございました。今ほど訓練というお話もありましたけれども、実際には本番、昨年の3月11日に本番が、本番という日本語でいいのかどうか、実際誘導もされているわけなのですが、それ以降、直接的には避難訓練ですとか、あるいは避難誘導の訓練ですとか、そういったことが行われていないというふうに理解しているところなのですが、実際には先週の金曜日もそういった部分で対応は図れているのだと思うのですけれども、やはり日ごろから訓練を重ねていくということが非常に重要で、人はやったことのないことはいざその場でやれと言われてもできないものですから、多くの人たちが確実にこなすということ、例えば自分ができる、誘導を窓口の方ができる方がいても、その場にその方がいなければほかの人が本当にできるかどうかというところはわからないわけでして、その観点からいうと、避難訓練や避難誘導の訓練というものを実施していかなければならないというふうに考えるところなのですが、そのあたりの見解についてお伺いをしたいと思います。


市長答弁


 ただいまのご質問につきましては、ご質問のとおりでございまして、できる限り訓練等も行うというその必要性を十分認識をして、今後さらに取り組んでまいりたいと思います。以上です。



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