越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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●平成22年12月定例議会

Q8-①.質問


 最後、8項目めに平和事業についてお伺いします。1点目に、平和式典についてお伺いします。ことしの夏、私も広島での平和式典に参加をしました。広島の知人にそのことを事前に話すと、「とにかく暑いからそれだけは覚悟して」と言われました。本当に暑かったです。今回は、潘 基文国連事務総長やアメリカのルース大使が初めて参加をした画期的な平和式典でした。潘 基文事務総長のあいさつ中にNHKは放送を打ち切ったそうで、あの演説は最後まで放送すべきだったと思っておりますが、実際に苦情がNHKに寄せられたというふうにも報じられております。ちなみに、ルース大使の険しい表情を後でニュースで見ました。これは余談ですけれども、ルース大使のご自身、自分の立場がどうこうということで、ああいった表情をされていたのではなく、とにかく暑くて、苦しくて、ああいった暑さを我慢していて、それで苦しい表情をしていたのではないかと、個人的には思っております。それぐらいに本当に暑い中、越谷からも15名の中学生が昨年から参加していますが、それぞれすばらしい体験をしたと思っています。平和展で、展示してある式典に参加したことの感想文にそれがあらわれています。
 そこで質問ですが、私は15名ではなく、もっと多くの中学生に体験をさせるべきであると考えます。さらに、もし原爆についての理解を深めるということであれば、長崎も重要かと思います。人数や広島のみならず、長崎も対象とするといったことについて、平和式典の参加の今後のあり方について市長のお考えをお伺いします。

 

Q8-②.質問


 2点目に、平和展についてお伺いします。ことしで3回目の開催ということで、内容も毎年少しずつ変わってきており、特に今回はイラク戦争の写真や、残念ながら私は聞くことはできませんでしたが、イラン人女優のサヘル・ローズさんの講演が行われたことは平和都市宣言にうたわれている第二次世界大戦の悲惨さ以外にも伝えるべきことがあることを訴えており、すばらしいものであると考えております。その平和展ですが、今後の方向性についてお伺いします。展示コーナーや講演会に参加をされている方はどちらかというと、年配の方が多いような気がします。平和都市宣言は、戦争の悲惨さを後世に伝える、あるいは平和な社会を次世代に引き継ぐ、そういった表現が載せられております。つまり、若い世代にこそ見てもらう、聞いてもらうことが重要かというふうに考えております。子供や若者の参加が少ないことをどのように認識しているのか。今年度はバスを走らせて、小学生に平和展を授業の一環として見てもらったとも聞いておりますけれども、今後さらに参加を促すことについてどのように検討されているのか、お伺いします。


Q8-③.質問


 3点目に、「地球のステージ」開催について、これは市長と教育長の両方にお伺いします。地球のステージというのは、ごくわかりやすく言うと、桑山さんというお医者さんがいらっしゃいますが、その方がいわば国境なき医師団のような医療活動を海外で行っていて、その体験を映像を見せながら話をして、合間、合間でその体験をもとに自作した歌を歌うというものです。平和への理解、また多文化共生の理解を深めるのに非常に有益なステージであると考えております。そこで、この地球のステージの開催について市長にお伺いしますが、例えば平和展の講演会の部分で行うというのはどうでしょうか。また、教育長にお伺いします。先ほどもお話ししたとおり、平和展では戦争の悲惨さを語り継いでほしい若い方の参加がやや少ないのが現状です。ですので、小学生や中学生を対象に平和について、また多文化共生について学ぶツールとして、地球のステージを開催してはどうでしょうか。教育長のお考えをお伺いいたします。
 以上で1回目の質問を終わりにします。ご答弁よろしくお願いいたします。


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