越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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●平成22年12月定例議会

Q7-①.質問


 7項目めに、教育振興基本計画について、これは教育長にお伺いします。この計画については、3月の予算特別委員会におきまして、学校教育、生涯学習、生涯スポーツの3つを統合してつくることによって、例えば従来は別個に存在していた生涯学習や生涯スポーツの推進計画が薄まりはしないかという懸念も示させていただきました。もっとも別の評価もあって、素案ができたことを契機に行われたシンポジウムの席で、埼玉大学の副学長は、県の教育振興基本計画と比較すると学校教育のみならず生涯学習、生涯スポーツにも触れている点を評価されていました。最終的には、つくった計画をどのように実行、実現していくかが重要であるので、私のように薄まるのではという懸念も埼玉大学の副学長の、入っていてすばらしいという評価も事前の段階ではそれぞれ評価として、考え方としてありなのかなというふうにも思っています。
 それはさておいて、質問ですが、1点目に、計画策定後の具体的な推進についてお伺いします。3つの柱があるわけですけれども、それらが第4次総合振興計画の大綱6の3つに歩調を合わせています。今議会には、第4次総合振興計画実施に伴う組織の変更の議案も上程されており、教育委員会組織も部課の名称の変更もあるということになっています。体育課をスポーツ振興課とするのは、今後の実態に合うと思われますが、生涯学習部を教育総務部に名称を変更するというのは、生涯学習の要素が薄まるような気もいたしますが、基本計画策定後の具体的な実施計画はどうするのかの点についてお伺いします。3つの柱それぞれに改めて何がしかのものをつくり上げるのか、あるいは年度ごとに現在の重点施策のような、そういった計画をつくるのか、組織機構の変更のイメージも含めてお示しください。

 

Q7-②.質問


 2点目に、子ども憲章の扱いについてお伺いします。子ども憲章につきましては、昨年6月議会で取り上げさせていただきました。その後さらなる普及、啓発を図るということで、憲章文を印刷して市内の子供にかかわる施設に配布、その普及に努めているということで、提言を受け入れていただいたことに感謝している次第ですが、今回の素案、単に素案だけでなく、実際に冊子のレイアウトのような形でつくり込みがされているわけですけれども、ここには残念ながらその子ども憲章が入っておりません。本来ならば計画の中に学校教育であるのか、生涯学習であるのかは別にして、入れられるべきものであるというふうにも考えておりますが、最低でも憲章文ぐらいはどこかに載せるべきであろうと考えております。昨年6月議会でも申し上げましたが、自立、責任、健康、感謝、環境の5項目は、単に子供が実践すればよいのではなく、大人も含めてよく理解をし、日々実践に励むべき内容です。全国でも3番目くらいに制定し、他自治体に制定に向けて影響を与えたこの子ども憲章について、計画の中に普及、啓発ということを盛り込むかどうかという点と、計画書に全貌を載せる考えがあるかどうかについてお伺いします。


Q7-③.質問


 3点目に、生涯学習に関してお伺いします。先ほども部署名を変更すると、生涯学習という言葉が見えにくくなってしまうと申し上げましたが、別の角度でお伺いします。学校教育については、載せるかどうかは定かでありませんけれども、子ども憲章というものがあります。また、生涯スポーツに関してもスポーツ・レクリエーション都市宣言というものがあります。ところが、生涯学習に関しては現状では何もないということになります。個人的には生涯学習都市宣言というようなもの、お隣の春日部市では行っておりますが、そういったものが必要であろうと以前から考えておりましたが、現状ではそれに類するものがありません。そこで、今後ですけれども、この基本計画策定を契機に本来であれば基本計画の中に盛り込めればなおよいかと思いますけれども、物理的に無理だと思いますが、何がしかの行動の基本となるような宣言なり憲章なり、そういったものをつくってはどうかと考えますが、教育長の見解をお伺いします。


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