越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告


Q6-①.質問


 次に、6項目めとして、職員満足度向上に向けた取り組みについてお伺いします。民間では、社員満足を向上させる取り組みを行っている企業は数多くあります。エンプロイー・サティスファクション、略すとESとなります。役所の場合は社員は職員ということになりますが、残念ながら、英語ではEで始まる単語にどのように置きかえてもならなかったので、先ほどのCSのように、言いかえてもアルファベットが全く同じというふうにはならないのが残念です。
 さて、職員の満足度を高めるにはどうすればよいでしょうか。役所は市民の役に立つところという考え方のもと、職員は市民へサービスを提供することにやりがい、生きがいを感じるのだろうと私は考えています。そして、やりがい、生きがいを持って仕事をし、その中で達成感や満足感を得るのだろうと思っています。単に給与や待遇の面からだけで達成感や満足感というものを感じるのではなく、仕事の中で、つまりCS、市民満足度を高める仕事をする中で幸せを見つけることができるのだろうと考えています。逆に言えば、CSを高める一つの手法として職員満足度を上げることが言えるかと思います。
 さて、どんな組織でも事業のもとは人、人材です。「三国志」の中で、劉備玄徳が「大事をなすは人をもってもととなす」というふうに言っています。また、武田信玄も「人は城」で始まる有名な言葉を残していますし、多くの名だたる人物もそういうふうにさまざまに言っています。
 そこでお伺いしますが、すべての源のもとである職員のモチベーションアップの施策について、現状どのように取り組まれているのかお伺いします。
 また、その中で、職員は正規職員と臨時職員とがあります。先ほどの達成感、満足感は単に給与や待遇の面からだけ感じるのではないと言いましたが、しかし、正規職員と臨時職員とでは給与では3倍の開きがあります。3月議会の代表質問で、当会派の石川代表が、具体的な金額を明示した上で、職員間の中でも格差社会が形成されているといった指摘をされています。それだけ格差がありますと、仮に同じような仕事をしていても、モチベーションに差が出てきても不思議ではありません。正規職員のみならず、臨時職員のモチベーションアップについての施策もあわせてお伺いします。


Q6-②.質問


 2点目として、職員のスキルアップについてお伺いします。個々の職員がその能力を高めることも、CS、市民満足度を高める施策の一つだとは考えておりますけれども、職員がやりがい、生きがいを見つけるという面もありますので、こちらで質問をします。平成20年12月議会で、松島議員が職員のスキルアップについて質問されました。その答弁の中に、職員の一層のスキルアップの方策を検討するとありました。具体的にその後どのように検討されたのでしょうか。また、検討された結果、既に取り組んでいる内容があれば、それもあわせてお示しください。



 
 
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