■議会報告

Q2-①.質問
次に、2項目めとして、環境行政についてお伺いします。まず1点目に、クールアースデーの取り組み状況と今後についてお伺いします。この問題については、過去何度か取り上げており、またさきの6月議会において橋詰議員も取り上げておりますが、改めてお伺いします。
環境意識の高まりから、いろいろな取り組みが始まっています。先日の「いきいき越谷」でも、一部その内容が放送されました。ごらんになられた方も多いかと思います。また、そういった取り組みを放送することによって意識がさらに高まっていくものと考えていますので、今後もそういった放送を続けていただければというふうに思っています。
さて、今年度の取り組みについて、以下の点について幾つかお伺いします。クールアースデーとして、夏至の日の6月20日から七夕の7月7日までの間、日本全国でさまざまな取り組みが多くの事業所、団体、個人、もちろん行政もですが、参加のもと行われました。その中で、市内で実施した取り組み内容はどのようなものであったのでしょうか。また、市内で参加した団体の数、それから参加した事業所、団体の施設でのCO2削減量はどのようなものであったのでしょうか。
さらに、来年度以降の取り組みについてもお伺いします。例えば「いきいき越谷」では、7月7日の七夕の日に実施されたライトダウン・キャンドルナイト2010というイベントなどが放送されました。全国的な取り組みのスタートは夏至の日となっています。ですので、夏至の日もイベントを開催するということも必要かというふうに考えておりますけれども、そういったことも含めて今後の拡充についてお伺いします。
Q2-②.質問
2点目に、雑紙減量化の施策についてお伺いします。この件につきましては、6月議会の辻議員を初め多くの議員が取り上げているテーマでもありますが、私なりの視点で質問をさせていただきます。この問題の対応策としては、とにかく市民の意識を高めることであろうかと思います。その意味で、「広報こしがや」の8月号、今持ってまいりましたけれども、こちら1面に「雑紙リサイクルにご協力ください」ということで、どのようなものが雑紙であるのか、またどのようにそれを出すのか、そういったことの啓発の記事が載っております。また現在、雑紙モニターの募集も行っているということでございますが、各家庭での取り組みの中でよい提案がなされればということも期待しております。
そういったことを通じて意識の啓発を図っていることは承知していますが、しかしながら、意識を持っても、それがすぐに実績として上がるかといえばそうではありません。例えばごみの分別が15分別になった平成18年、その年の花火大会でごみステーションで花火の見物客にごみの分別をお願いしたところ、なかなかしてはいただけませんでした。しかし、今では、呼びかけをすればというよりも、呼びかけの前にもう分別をしていただける、それが普通の形となっています。それだけ意識が高まってきたあかしでもあります。ですから、雑紙の分別ももう少し時間をかければさらによくなるだろうと期待をしています。
とはいうものの、回収率の向上に向けてはいろいろな対策を講じる必要があろうかと思います。現在、越谷市では、市が実施している古紙回収のほか、自治会や子供会などが資源回収実施団体としての登録を行って取り組んでいます。これには、回収品目は問わず、回収実績に応じて1キロ当たり8円の助成を行っています。
そこで、お伺いします。そういった資源回収実施団体に対して、雑紙回収についての意識を高めるための啓発はどのように行っているのでしょうか。また、さらにそれを深めることについてどのようにお考えでしょうか。
また、例えば自治会でいうと、約370のうちの約160が実施しているとのことですが、世帯数の少ない自治会もありますので、全部は無理としても、何がしかの数値目標、例えば自治会の中で自主防災組織を持っている自治会の数であるだとか、何がしかの数値目標を設けながら登録団体をさらにふやす施策についてのお考えもお伺いします。
もう一つ、雑紙回収袋の作成と配布についてお伺いします。次の自転車利用促進の件で愛知県安城市に調査に行きましたが、その安城市では雑紙回収袋を作成して、スーパーなどを通じて市民に販売をしています。現物がこちらにございます。両面になっているのですけれども、こちらが現物です。平成21年度はこの雑紙回収袋を2万枚作成、コストは単価20円だそうです。これを5円で卸会社に売り、そしてスーパーなどに再度卸して、店頭では20円くらいで販売されているそうです。20円で作成して5円で卸すので、行政としては15円分のコストが発生しますが、それは啓発に係るコストとしてとらえているそうです。そこで、こういったものを市として作成する考えがあるかどうかということについてお伺いをしたいと思います。
安城市は販売という形ですけれども、これを啓発ということですので、できれば市民に無料で配布する仕組みを考えてはどうかというふうに考えています。1枚当たり20円のコストがかかりますので、限られた予算の中で作成をするということになると大変だと思います。そこで、作成を民間からのプロポーザルを活用して行ってはどうかというふうに考えます。例えば片面、こちら側は「広報こしがや」8月号に載っているような出し方について、裏面ですけれども、安城市は環境戦隊サルビアンというイメージキャラクターが印刷されていますので、ここの部分を企業のPRスペースとして、ここの広告に載せるという形で企業から協力をしていただく、それを印刷会社などに提案をして作成をしていただくという形ではどうかというふうに考えています。実際に、現在、市の封筒について民間事業者の提案の形で実施をしておりますので、そういう仕組み、同様の仕組みを活用するという形でよいかと思いますが、雑紙回収袋の作成と配布について、民間活用も含めて市長のお考えをお伺いします。
Q2-③.質問
3点目に、自転車利用促進による環境意識向上についてお伺いします。この件について、先ほども触れましたけれども、愛知県安城市に調査に行きました。安城市は、以前から私は議会で提案している環境首都コンテストに昨年3位で入賞を果たしています。この安城市の環境の取り組みの一つとして、自転車利用の促進があります。エコサイクルシティ計画を策定し、自転車の利用率の具体的な数値目標の設定や町場の自転車屋さんとの連携、県と協力した自転車道の整備、自転車に関するイベントの開催などさまざまな取り組みをしています。
自転車は、言うまでもなく、CO2を初めとした温室効果ガスを発生させないクリーンな乗り物です。また、健康にもよい乗り物です。環境意識が高まる中、自転車の利用促進を図る必要があるかと考えておりますけれども、市長の見解をお伺いします。
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