■議会報告

Q.質問(2回目)
ご答弁ありがとうございました。再度質問させていただく前に、要望として何点か申し述べさせていただければと思います。
まず、環境首都コンテストの件でございますけれども、これは当初の計画では10年間開催するということだそうでございまして、今回はその8回目となります。ですので、来年が9回目、そしてその次の年が予定では最後ということになりますので、それまでの間の参加をぜひご検討をいただければと思います。
また、アートを用いたまちづくりという点についてですが、越谷市には美術館がないということもありますので、今後も多角的な面からの施策をぜひご検討いただければと思います。
それでは、再度の質問をさせていただきます。まず1点目ですけれども、在住外国人に対する施策、将来的な部分も含めてですが、そこから質問をさせていただきます。
先ほどのご答弁の中で、在住外国人の方に対する行政サービスの拡充ということで種々の窓口の書類の多言語化などというようなこともありましたけれども、言葉が違うというのは何といってもいろいろとご苦労が多いかと思います。そういった中でいろいろと取り組まれているわけですけれども、第3次越谷市総合振興計画後期基本計画の進捗状況報告書、平成19年度実績ですが、これを先日いただきまして、大綱1のところにまさにその外国の方とのかかわり合いのお話がございましたけれども、ちょうど22ページですね。こちらに「国際性あふれる社会の形成」という項目で、さらに多言語申請書類等の整備率というのが載ってございます。いろいろと現在も施策を講じていらっしゃるかと思いますけれども、今申し上げました申請書類の多言語化の整備という点において、平成22年度までの目標達成に向けた今後の方策についてお伺いをさせていただきます。
それから、市の職員を協力隊に派遣するということについてですけれども、先ほどのご答弁の中で、過去にも市の職員のまま参加をされた方がいらっしゃって、今もアフリカのウガンダに行っていらっしゃる方がいるそうですが、ここにJICAの所属先に籍を置いたままJICAボランティアに参加する「現職参加のご案内」というパンフレットがございまして、こちらに、中を見ますと、現職参加というものについての説明が書いてございます。実際に市の職員の方がこの仕組みで行かれているということだと思いますが、勤め先をやめずに、休職などの形で所属先に籍を置いたまま参加をするというのが現職参加ということでございます。実際にいろいろと細かく書いてありまして、ちなみに、その隣のところに、先般お邪魔させていただきました熊本県芦北町の竹﨑町長さんのコメントも載っております。そういった形でいろいろと芦北町では積極的にやられているということだと思いますけれども、職員の方がそういった協力隊に参加をするメリット、いろいろとあろうかと思いますが、実際こちらにも載っている話なのですけれども、語学力の向上を含めた国際感覚を身につけるということが非常に大きいかと思います。ここが質問の内容となりますけれども、実際にこのJICAが協力隊の募集をされる時期にあわせて、興味のある職員の方に市から積極的に声をかけてみるというのはいかがでしょうか。例えば、庁内LANなどにいろいろとそういった情報を発信されるですとか、そういった形でやられたらいかがかなと思いますけれども。もちろん試験というものがございますので、実際に市として、わかりました、送り出しましょうということに決まったからといって、それで応募をしてすぐ行けるというわけではなくて、試験に通らなければ当然海外には行くということはできませんけれども。また、実際に行くということになれば、現地では2年ですし、またそれ以前の研修期間などもありますので、その間その市の職員の方が市にいないということでの業務的なデメリットもあろうかとは思いますけれども、総合的な意味で職員の方の人材の育成という点からは非常に有益であると思いますので、積極的に派遣を行う意義があると思いますけれども、そういった意味において、市の職員の方に積極的に声をかけるという考えがあるかどうか、その点について改めてお伺いをさせていただきます。
以上が市長に対してでございまして、それからあと、教育長に対してお伺いをいたします。先ほど美術教育について、取り組みの仕方ということで事業内容のご説明がありました。ありがとうございました。そういった点も踏まえて再度質問させていただければと思いますが、越谷教育ドリームプランの中で、「魅力ある授業づくり」という点で、美術については具体的にどのように取り組まれていらっしゃるのでしょうか。美術は、皆様方もご承知のとおり、受験科目ということではありませんので、特に中学3年生ともなれば、生徒さんはもちろんですけれども、保護者の方も、あるいはその興味を美術そのものに持たれないという例も多々あるのではないかなというふうにも思っております。とはいえ、そういった進路を決める重要な時期であるからこそ、感性をより育てることが大切ではないかなというふうにも思っております。中学3年生ということを限定にはいたしませんけれども、全般的に「魅力ある授業づくり」という点でのより具体的な事例をお示しいただければなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で再度の質問を終わらせていただきます。
市長答弁
ただいまの菊地議員さんの再質問でございますが、在住外国人に対する施策、将来的な取り組みも含めてでございますが、多言語申請書等の整備についてということでお尋ねがございました。この点につきましては、後ほど秘書室長のほうからご答弁をさせていただきます。
それから、青年海外協力隊についてのお尋ねで、この協力隊の募集時期に職員に対して積極的な周知をする考えはというお尋ねでございますが、この点につきましては、総務部長のほうからご答弁をさせていただきます。
以上でございます。
教育長答弁
それでは、菊地議員さんの再度のご質問にお答えいたします。
美術の授業の中で魅力的な授業をどういうふうにしているのかというお尋ねかと思いますが、私は、心と体というのは、あと、頭は一体であるというふうに考えております。したがって、人格形成にはこれらのバランスのとれた成長が欠かせないものと考えております。各学校では美術の目標を、「表現及び鑑賞の活動を通して、感性を働かせながらつくり出す喜びを味わうようにするとともに、造形的な創造活動の基礎的な能力を培い、豊かな情操を養う」としております。これに沿った授業展開をしているということになろうかと思います。
1つの例を挙げるとすれば、授業の始まる前に、素描を定期的に5分間なら5分間やりながら、いわゆる基礎的な能力を養いながら、そうしてでき上がった作品を廊下に掲示している学校もあります。議員さんご指摘のように、鑑賞については、学芸員として紹介していたという長野の取り組みを紹介されたと思いますけれども、鑑賞についてはお互いの作品のよさ、あるいは作品に隠されているメッセージ等、あるいは作品についての評価、これはお互いに評価し、話をしながら進めていくという授業展開をしているものと考えております。また、実際にそうしているものと思います。そういうことを今後は授業にのみならず、例えば廊下に書かれている作品、子供たちの展示物等についても、先ほどの取り組みのような活動を各学校に積極的に紹介していきたいなというふうにも考えております。
いずれにしましても、先ほど申したように、学習指導要領に示された美術の目標に沿ってさまざまな工夫をしながら、各学校では美術教育を進められているものと思っております。また、指導主事等についても、そういった場所で指導、助言をする機会もございますので、先ほど申した観点に従って指導するよう、今後とも教育活動を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。
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