■議会報告

●令和6年6月定例議会
質問(再度7回目)
ご答弁ありがとうございました。
災害時にこういった方々がどうやれば安全に避難ができるか。単に安全に避難するだけではなく、その先の避難生活ということについても安全にということを考えなければならないのだろうというふうに思っています。市では、今トイレトレーラーを持って、先般の能登の地震でもそれは被災地域に送って活用されているということもありますので、今後はトイレトレーラーですとか、あるいはトレーラーハウスで避難をするですとか、多角的に避難をする、避難生活を送るということについても、引き続きいろいろな観点で検討を加えていただければというふうに思います。
それでは、次へ移りまして、4点目の子どもの視力についてに移りたいと思いますが、先ほどご答弁いただきましたところ、眼科屈折検査を行って、行った結果、一定の数の子供たちの目に何らかの状態がこうだということが示されました。
ここから先は要望にとどめさせていただきますけれども、3歳児健診のときに、子供たちの目の症状が分かって、その子供たちはその先、保育所とか幼稚園、さらには学校にも行くと。学校は学校で、上がったらGIGAスクール構想の中で目の状態がどうかということを今検討もされていますので、この3歳児健診の子供たちの目の症状、その傾向がどういうものなのかということをほかの機関、保育所とか幼稚園とか、さらには教育委員会とか、そういったところと共有して、子供の目ということについても多角的にいろいろと、いろんな組織、いろんな機関の中でしっかりと見守っていただければ、そのように思いますので、ぜひそういった視点でご検討いただければと思います。
それでは、最後、5項目め、多忙な学校業務の解消に向けた取組について再度お伺いしたいと思います。私の前でも大田議員がいろいろと質問されていますので、少しまとめましてお伺いしたいと思いますけれども、先ほどからお話ししていますように、この多忙化解消には業務を減らすか人を増やすかということなのだと思います。とはいいながら、なかなか業務を減らすということあるいは人を増やすということについては、そうそう簡単にはいかないのだろうと思っています。
ここでお伺いしたいと思いますけれども、先ほどのご答弁の中にもありましたけれども、授業の準備ということについて、いろいろと資料によりますと、一定程度時間がかっているというふうに思われています。この授業準備をより効果的に行っていくことによって、授業の質も高まるということもあるでしょうし、一方で、現場の先生方のワーク・ライフ・バランスも充実されていくだろうというふうに考えていますので、この授業準備をどうにか工夫できないかというふうに思っていますが、その辺りについて見解をお伺いしたいと思います。
市長答弁
ただいまのご質問につきましては、学校教育部長よりお答えをいたします。
学校教育部長答弁
それでは、ご質問にお答えいたします。
今、議員さんからご指摘のとおり、教員の働き方改革を進める上で、かなり時間をかけているのが教員の翌日等の授業準備の時間でございます。例えばこの時間にどんな板書をするのか、ノートをどうやって取らせるのかというところから、また教材に関わる様々な資料を集めたり、また今ですとアイパッド等を使って資料を提示するようなものを集めたり、非常にその準備に時間がかかるということになっております。特に今、若い教員が増えてきましたので、やはり経験が少ないということから、教材研究など授業準備に時間がかかっているという傾向もございます。
その点を解消するということにつきましては、ご指摘いただいたICTの活用による授業準備の効率化を行っております。これまで例えば授業の準備をするのには、教職員一人一人が個々に自分の経験から資料を集めたり、授業を組み立てたり、板書計画を立てたりしておったわけですけれども、どうしても何時間分も授業の準備をするということについては、それなりの時間を要する。そこで、例えば学習指導案ですとか、教材または板書計画等の情報を共有化を図っていくということについて、このICTを利用しまして、これまで紙だけでやっていたものをコンピューターのネットワークの中で情報を共有して、全てを自分でつくるわけではなくて、例えば分担制にするとか、学年内で、例えば国語のこの単元はA先生が準備して、次の単元はB先生が準備しようとか、これまではなかなかそのシェアが難しかった部分を効率的に事務作業を行っていくという上で非常に役立つのかなと考えております。一例を申しますと、各学校、各教科の学年の中で主任を決めていて、その教科主任が、いわゆる教科の授業準備をしているという学校も聞いてございます。
また、小学校においては、一部教科で教科担任制を実施しております。一番分かりやすいといったら、音楽科において、その得意な先生が中心的に行うですとか、また最近増えてきましたのは、学級担任間で交換授業をして、例えば算数はA先生が見て、理科はB先生が見るというふうに。そうしますと、それぞれの教科の準備をすればいいということになれば、非常にこれも効率的になるということで、学級担任間での一部の教科、授業交換ということでの教科担任制が進められてきてございます。また、総授業のところではなかなか難しいのですけれども、あとは担任外をうまく使うということも今までもやってきているところでございます。
教育委員会としては、それら様々、これが一つの手だということではなくて、いろんなことを、こんなやり方がありますよということを学校から吸い上げるとともに、優れた取組を広げていくと。様々な紹介をしていく中で、引き続き各学校が実態に応じた働き方改革を推進ができるように支援をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
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