![]() |
![]() |
|||||||
■議会報告 ●令和元年9月定例議会 Q1-①.質問
おはようございます。議長の許可をいただきましたので、さきに通告してあります5項目数点について市長、教育長に順次お伺いします。 Q2-①.質問
2項目めとして、ひとり歩きが困難な高齢者への対応について、現状と今後の対応についてお伺いします。7月に県内の他の議員とともに、入間市における徘徊SOS支援事業について調査してきました。入間市では、越谷市でも実施しているGPS端末を活用した徘徊位置情報サービスのほか、徘徊身元確認支援サービスを実施しています。徘徊身元確認支援サービスは、迷い人となった高齢者の身元確認の助けとなる物品を交付し、警察等に保護された際に、早期に身元の特定ができるようにすることを狙っています。具体的には爪Qシールという爪に1センチ四方のQRコードが印字されたシールの配布、かかとステッカーという、靴のかかとの部分に張る蛍光ステッカーの配布、さらに徘徊SOSキーホルダーというQRコードが印字されたキーホルダーを作成し、それを希望の世帯に配布しています。この身元確認の運用の仕方も説明していただきましたが、市内だけではなく、市外に出てしまうケース、さらに県外へも出てしまうケースもあるということです。そこで、運用では、例えば警察が保護することもありますので、地元警察署への協力要請、さらには他県の警察署への連携も図っているとのことでした。 Q3-①.質問
3項目めとして、子育て情報の発信の工夫についてお伺いします。先日、野口和幸議員から同趣旨の質問がありましたが、私からも子育て情報の発信に当たってのアプリの活用という観点からお伺いします。7月に東京都町田市へ行き、子育て支援策として母子健康手帳アプリなどについて調査してきました。町田市では、インターネットやスマートフォンを活用したさまざまな取り組みを進めています。例えば子供の予防接種スケジュールを作成できるウエブサービスであるわくわくワクチン、子供の食事の栄養を考え、料理のレシピを公開しているクックパッドに町田市の学校給食のレシピを公開するなどしています。また、母子健康手帳アプリというサービスを2016年12月から提供しています。 Q4-①.質問
4項目めに、SDGsの普及と促進についてお伺いします。SDGsとは、2015年に国連に加盟する193の全ての国が合意した持続可能な開発目標のことで、Sustainable Development Goalsの頭文字をとって、SDGsと称しています。これは、誰一人取り残さないをキーワードに世界が抱える貧困、福祉、ジェンダー、経済、環境、平和など、あらゆる課題を途上国だけでなく、先進国も含めた全ての国を挙げて解決していく取り組みで、2030年までに達成する17の目標、そこから派生して169のターゲットと232の指標が設定されています。複雑化した現在の社会では、問題、課題は単体で存在するのではなく、むしろ別の問題課題とも関連性があるケースが多いと感じています。その意味では、さまざまな問題、課題をパッケージとして捉え、解決の道筋を考えていくことが必要だと思います。 Q4-②.質問
2点目に、庁内での普及についてお伺いします。越谷市の今後の取り組みとしては、まずは来年度から改定を始める越谷市環境管理計画にSDGsの目標を反映していくこととしているほか、SDGsの17の目標がさまざまなまちづくりの施策にも結びつくことから、次期総合振興計画での位置づけなどを検討していく考えを示されています。しかし、SDGsの概念あるいはSDGsという言葉そのものの普及をまずは庁内で図っていく必要があると考えます。調査で訪れた北九州市では、市長が率先してSDGsという言葉を使うことにより、職員の意識にも浸透していったそうです。調査の折、市の総合計画や年度ごとの予算との関係について伺うと、政令指定都市である北九州市には約3,000の事務事業があるそうですが、今年度の予算ではSDGsの17の目標のどれが当てはまるか、事務事業ごとに当てはめる作業もしたそうです。こういったことは全庁的な認識、理解があってこそ行えるものですし、他方ではこのことによってさらに意識を深めたということもあったかと思います。そこで、SDGsを今後庁内で普及させていくことについての見解をお伺いします。 Q4-③.質問
3点目に、市民・事業者への普及についてお伺いします。北九州市では産・学・官・民一体となってSDGsの普及、実践のために北九州市SDGsクラブというものを立ち上げ、会員に対する情報発信や、この北九州市SDGsクラブを通じたSDGsの普及啓発を行っています。また、小学校区単位に市内130カ所設置されている市民センターを拠点に、まちづくり協議会があるとのことですが、昨年度このまちづくり協議会に順番に回ってSDGsの説明を行ったとのことです。 Q5-①.質問
最後、5項目めに、水泳指導とプールの維持管理について、これは教育長にお伺いします。越谷にはオリンピックに出場した星 奈津美さん、足立夢実さんという水泳選手がいます。非常に誇らしいことです。スポーツの式典などでは折に触れてお二人の話も出ますので、子供たちの憧れ、目標ともなっている存在です。今回はそのお二人の専門である水泳を取り上げますが、先日も服部議員から指摘があったとおり、公共施設マネジメントの視点から、数年前より学校のプールの維持管理が課題として浮き上がってきています。学校という空間において一番利用頻度が低い施設が実はプールだとも言われています。公共施設マネジメントを考える中で、そのことを数年前、元行政職員で、現在主に行財政改革について研究されている南 学先生という方から伺いました。その際の事例にあった千葉県佐倉市に以前から調査のアプローチをしていましたが、今回夏休み前に実際にスイミングスクールで子供たちが授業を受けている様子も含めて調査することができました。佐倉市では、現在市内の小中学校のうち、2校が民間のスイミングスクールで授業を行っています。民間委託といっても形態はさまざまですが、佐倉市の場合はスイミングスクールの場所を借りる。スクールと学校との間の送迎、さらに授業を行う先生方を補佐する形でのインストラクターの配置が主な委託内容となっています。体育の授業として子供たちを評価する必要がありますから、先生方もプールに入ります。事前に先生が指導する部分とインストラクターが指導する部分の打ち合わせを実施し、それに基づいて授業を実施しているとのことです。この民間のスイミングスクールのプールを利用した場合の効果、メリットを佐倉市では以下の点を挙げています。水温、水質等プール環境の安全性、衛生性が維持向上する。屋内型のため、天候等の外部要因に左右されず、安定したカリキュラムの確保が可能になる。騒音の心配がなく、プライバシーが保護される。教員とインストラクターのチームミーティングにより、効果的な指導ができる。もちろん効果ばかりではなく、課題も認識されています。それらは民間プールまで児童生徒の移動を伴う。夏休み中の児童へのプール開放が行えなくなる。部活動への影響が考えられる。消防災害時の水利の確保が必要であるというものです。そこで、この佐倉市の事例を踏まえ、数点お伺いします。 Q5-②.質問
2点目に、学校プールの管理の現状についてお伺いします。市内45のプールは、屋外プールが主流ですが、屋内プールの学校も数校あります。屋外プールと屋内プールとでは管理方法は多少異なるかもしれませんが、プール開きに向けての清掃から始まり、日常さまざまな管理を行っているかと思います。この管理の状況についてお伺いします。また、あわせてプールを授業として使用していない期間は、どのような管理となっているのかについてもお伺いします。 Q5-③.質問
3点目に、民間委託についてお伺いします。民間委託といっても、佐倉市の場合では指導をスイミングスクールのインストラクターに全て任せるのではなく、先生も一緒にプールに入って指導する形をとっています。他の自治体では、先生はプールサイドで見守るというところもあるようですが、佐倉市ではプールを通じて先生と児童のコミュニケーションを図ることも重視しているとのことでした。このように指導という点から見て、複数の形がありますが、いずれの形であれ、水泳の授業に当たって先生の負担軽減につながっているようです。また、仮に民間のスイミングスクールを借りて水泳の授業を実施することができれば、その学校の老朽化したプールを除却することも可能になります。例えば人口増加の著しいレイクタウン地区では、以前から議会でも取り上げているように、学校が手狭になっています。もしそういった学校においてプールを除却できれば、その空間を利用して校庭を広げる、あるいは新たな校舎を増設する、そういったことも可能になります。そこで、水泳指導という点、またプールの維持管理という点からの越谷市における民間委託に対する見解をお伺いします。 |
||||||||
![]() |
![]() |