越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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教育長答弁


 それでは、ただいまの菊地議員さんのご質問に順次お答えいたします。
 まず、学習状況についてのお尋ねでございますが。現行小学校学習指導要領では、節水や節電などの資源の有効な利用について取り扱うことが位置づけられております。そこで、市内小学校においては第4学年の社会科で飲料水を確保することについて、日常生活等で1日に使用している水の量に着目させ、水が十分に使えないとどのような生活になるかを考え、水の安定供給について問題意識を持たせた後、見学や調査活動を取り入れ、地域の人々の健康な生活や良好な生活環境の維持と向上のためのさまざまな対策や事業が推進されていることを学習しております。特に飲料水の確保についての対策や取り組みは、計画的、協力的に進められていることを具体的に捉えることができるよう、南部浄水場や埼玉県庄和浄水場などの見学を行っている学校もございます。
 また、本市で編集している社会科副読本「わたしたちの越谷」では、学習の終末場面において手洗い場にポスターを張って節水を伝えるなど、私たちにできることを考える学習活動を位置づけております。さらに、4年生の理科、自然の中の水では、自然界における水の変化を6年生の国語、自然に学ぶ暮らしでは、水等の資源を大切に使うことを通して、自然の仕組みを生かした新しい暮らし方について学んでおります。そのほか、5年生の林間学校でダムの見学を位置づけ、水の安定供給の必要性について学習したり、総合的な学習の時間や理科の学習で行う越谷生物多様性こども調査において、生物にとって水は必須のものであることを学び、環境の尊重など児童の発達段階に応じて持続可能な開発に関する価値観を育みつつ、日常生活における節水等の取り組みを実施したりしている学校もございます。
 次に、学校における節水の取り組みについてのお尋ねでございますが。各学校では、教職員による学校生活目標への位置づけ、水道週間における節水の呼びかけ、全校朝会における講話、節水の呼びかけのホームページへの掲載、児童生徒による節水を呼びかける掲示物の作成やエコライフデーへの参加が行われております。今後も、水資源の有効な利用における意識の向上に向けて引き続き取り組んでまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。


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