■議会報告

教職員研修の経過と現状についてでございますが、ダンス必修化以前より、毎年開催されてきた越谷市女子体育連盟主催研修では、外部指導者を招聘してのダンス実技研修会や授業研究会を実施しております。越谷市教育委員会としては、指導者の派遣や会場の手配等の面で支援をしております。また、埼玉県教育委員会主催のダンスに関する実技研修は3つございます。1つ目は、教職3年目の保健体育科教員が必ず受講するもの、2つ目は、教職年数にかかわらず、保健体育科教員が毎年本市から必ず2人ずつ受講するもの、3つ目は、夏季休業中に希望者が受講するものでございます。これらの研修は、現行の学習指導要領への移行期間である平成21年度から実施されております。
いずれにいたしましても、教育委員会では、関係団体等と連携を図りながら、ダンスの学習における効果的な授業づくりが推進されるよう、指導者の資質及び指導力のさらなる向上に取り組んでまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
次に、施設環境についてのお尋ねでございますが。学校施設におけるダンス指導で使用可能な姿見の設置状況につきましては、現在小学校30校のうち22校、中学校15校のうち4校、小中学校合計で26校の屋内運動場等に設置しております。特に中学校におきましては、姿見を設置しております学校数が少ない状況ですが、先ほどお答えしましたとおり、ダンスの指導につきましては、デジタルカメラやタブレット端末などを活用し、生徒の動きづくりに効果的な指導方法の工夫を図り、進めているところでございます。このようなことから、新たに姿見を設置することについての要望は現在のところありませんが、今後において要望がありましたら、利用状況等を調査し、設置に向けて検討してまいりたいと存じます。また、体育施設における姿見につきましては、現在総合体育館の武道場、北体育館、南体育館の3施設に設置しております。
なお、他の体育施設への姿見の設置要望につきましては、現在のところ伺っていない状況にございます。
いずれにいたしましても、ダンス教育が必修化されたことに伴い、学校施設及び体育施設の利便性について、今後とも関係機関と十分協議してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
次に、指導者についてのお尋ねでございますが。越谷市におきましては、市民のスポーツ活動の促進を図るため、地域各種団体、クラブ、サークル等からの派遣要請に対し、適切な指導者を派遣するスポーツリーダーバンクの制度がございます。主な活動内容は、教育委員会の主催する各種スポーツ教室、生涯スポーツ講座での指導を初め地域からの派遣要請に応じ、その指導に当たっております。現在登録されている指導者は、平成26年11月1日現在65名で、そのうちレクリエーションダンスやエアロビクス等のダンスを指導種目とする方は19名となっております。
スポーツリーダーバンクの登録者は、満20歳以上で、スポーツ指導及び社会体育に熱意を持ち、スポーツの実技と指導力にすぐれている方が選考を経て登録されております。平成25年度の派遣状況は、教育委員会が主催するスポーツ教室へ35名、地区センター・公民館の講座へ4名、計39名で、そのうちダンスを種目とした派遣は4名となっております。今後とも市民の多様なスポーツレクリエーション活動への要望に応えるため、広報紙やホームページを通して、より多くの指導者を確保するほか、制度の周知にも努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
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