越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

 

市長答弁


 ただいまの菊地議員さんのご質問でございますが、まず1点目の新型インフルエンザについて3点のご質問がございました。危機管理対策本部の設置の訓練が行われているのか、職員に対する危機意識の徹底は図られているのか、職員のマニュアルについてはどうなっているのかという3点ございました。この点につきましては、協働安全部長のほうからご答弁をさせていただきます。
 それと、病院について医師、看護師の訓練、またワクチン等の備蓄についてのご質問がございました。この点につきましては病院事務部長のほうからご答弁をさせていただきます。
 次に、保養施設の利用について、利用促進を図るために各駅等にパンフレットを置いたらどうかというご質問でございました。この点につきましては検討させていただきたいと、そのように考えております。
 私のほうからは以上でございます。

教育長答弁


 それでは、菊地議員さんの再度のご質問にお答えいたします。
 近隣で発生した場合どうするのかということと、一斉下校等の訓練等を行うつもりはあるかという内容であったかと思いますが、近隣県で感染が発生した場合、例えば野田市ということでございましたけれども、厚生労働省の専門会議による指針案によると、地域の実情に応じて近隣において学校閉鎖の措置をとることも可能としている。県の指示を受け、必要に応じて学校閉鎖する可能性もあるということでございます。また、一斉下校等の訓練をということでございますけれども、実際に新型インフルエンザ発生にかかわる学校における行動計画対応策につきましては、新型インフルエンザ発生前、あるいは発生後、流行期、1波がおさまる時期等に分けてそれぞれ対応していかなければいけないということになろうかと思います。先ほどの一斉下校の訓練等も含めて、国等の対応指針等がまだ明示されていない段階でございますので、先ほども答弁の中で申し上げましたけれども、本市で策定を予定している新型インフルエンザ行動計画の中で具体的な対応策について検討してまいりたいというふうに考えております。

消防長答弁


 菊地議員さんの防護衣についての質問にお答えさせていただきたいと思います。
 この防護衣というのは、いわゆる通常よく宣伝で見られるような大型の防護衣というか、防毒用とか、そういうのではなくて、軽易なビニールでできているのですけれども、それがいわゆる肌を表にさらさないというような形の防護衣になるかと思います。それと、ゴーグルとか手袋、マスクとか、そういうセットを当面700セット、最低でも1週間分ぐらいはとりあえず備蓄をしていきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

協働安全部長答弁


 それでは、菊地議員さんのお尋ね3点ございました。新型インフルエンザ関係でございますが、まず危機対策本部あるいは職員の意識啓発、マニュアルづくりなのですが、基本的なるものは市の行動計画策定した後になります。参考までに、国のほうでは行動計画の改正案を来年初めに正式決定するということで、意見公告をしているところでございまして、今後国、県から示されます行動計画において市町村の役割が示されますので、それを受けて市の行動計画を策定することになります。また、当然行動計画の中にマニュアルを作成し、全庁的な対応の仕方、あるいはご質問ございましたように職員の意識啓発も当然連携した中で対応することになってまいります。
 例えば、その中で新型インフルエンザが発生していることが市内で確認されれば、市は市民を集めるような事業を中止あるいは感染拡大防止策を実施することになります。あわせて事業所や団体にも要請することになると思います。また、市役所業務も職員の感染状況を調査し、業務の全部または一部の中止、中断も考えられると思います。なお、業務の中で出生とか死亡、婚姻等の戸籍関係あるいは財産や権利関係に関係する業務等につきましては、職員のパンデミックのワクチンの接種あるいはゴーグル、マスク等の装着によりまして、必要最小限の業務の絞り込みをすることに、このマニュアルの中で位置づけをさせていただきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。

病院事務部長答弁


 それでは、菊地議員さんの2つほど病院のほうにご質問ございました。
 まず1点目が、医者や看護師等への啓発でございますが、これは一般的な感染対策としてでも年に数回行われておりますが、この新型インフルエンザに関しましては先月の25日に院内におきまして専門の医師によります講演会が行われております。これらについての職員全部が参加しているわけでございませんので、院内における、こちらでいう庁内LANと同じシステムの中にあるのですが、そこに講演した内容を随時見られるようにしてございます。
 それから、2点目の患者向け、職員向けのワクチンにつきましては、これは基本的にこの新型インフルエンザと申しましても基本的には従来型の季節性のインフルエンザと発症等は変わりませんが、由来する部分が鳥を介在してのインフルエンザでございますので、これの免疫がないということで、発生すると人に関する免疫が薄いものですから、その影響が大きいということでございまして、基本的に守るべきスタイルとしては通常のインフルエンザと同じでございますので、院内の職員には全職員にワクチンの接種を行ったところでございます。これは、職員ばかりではなく、従事する業務の方々も含めて全部ワクチンの接種をするようにしてあります。
 それから、ワクチンそのものは今言ったように、最終的には新型インフルエンザに合うかどうかはちょっと、これ発生しないとわからないものですから、予防としては入院患者向けには治療用として用意はしております。
 それから、抗ウィルス薬として一般的にタミフルということが言われておりますが、これにつきましても今国のある程度の統制下に入っておりますので、自由に出回っておりませんで、現状は治療用としてタミフルの購入をしておる状況でございます。これを順次買い足していきたいというふうに思っております。タミフルは、治療用と予防用がございまして、同じものなのですが、そういう意味では発生時につきましてはまず職員に予防用としてタミフルを投与すると。患者についても予防用ないしは治療用として投与していくという考え方でおります。おおむね4週間ほどの備蓄を前提にして進めております。
 以上でございます。

 

 
 
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